郡山 開成山公園・開成山大神宮(2019.04.18) |
郡山近辺には桜の名所がたくさんあります。日帰りではとても廻り切れないのですが、今を逃せば行けそうにもないと思い、早朝、郡山に向かいました。 青空でお昼間は半袖でもいいくらいの気温、1日で開花がぐっと進んだようです。一重の枝垂桜には少し遅かったけれど、ソメイヨシノは散り始め、八重の枝垂れはほぼ満開、郡山の花見には一番いい日だったかもしれません。 まずは、日本最古のソメイヨシノがある(推定)開成山公園にバスで向かいました。 |
明治初期、安積開拓のために有力な商人たちが集まり「開成社」が誕生しました。現在、開成山公園になっているこの地に、開拓沼が作られ、ソメイヨシノが植樹されたそうです。 |
日本最古のソメイヨシノは明治15年(1882年)に植えられた弘前公園のさくらとされていましたが、これに異議を唱えているのが、開成山公園のさくら。 灌漑用の沼の堤に、明治11年(1878年)に桜を植えたという記録が残っており、「放射性炭素年代測定」「音響波測定」などの手法で調べた結果、樹齢推定149年、弘前公園のさくらより古いとの結果が出たのだそうです。 多分、この木かなと思って撮影しましたが、確かではありません。 |
土手の上のさくらは見るからに老木で、根を傷めないように立ち入り禁止になっています。 土手の下のさくらはもう少し若く、樹勢があります。満開、花芯が赤くなって、もうすぐ散りますのサイン。 |
開成山公園のさくらはほとんどソメイヨシノですが、ところどころに違う品種のさくらがあります。オオシマのようです。 |
この近くに小説家・劇作家で夏目漱石の弟子であった久米正雄の碑がありました。安積中学で学んでいた頃、よく散歩していた場所だそうです。 |
灌漑用の池として人力で作られた五十鈴湖。カモが泳いでいました。
|
国道49号線を隔てて日本遺産に指定された開成山大神宮があります。説明書きです。大神宮には出店が並び、大勢の人が訪れていて賑やかでした。 |
大神宮鳥居横のひときわ目を引く八重の紅枝垂れ。 |
本殿の横の八重の枝垂れは少し若く薄紅色。 |
大神宮にはソメイヨシノもかなりありましたが、八重の枝垂れが華やか、本当にきれいでした。 |