先日、友人の陣内さんといっしょに大阪天保山で開催中の永井ＧＯ展を観に行きました。
当日は、あいにくの雨。
最寄り駅の大阪港駅で待ち合わせして、海遊館のお隣にある、大阪文化館・天保山へと向かいます。
途中、海遊館の反対側のお隣にある天保山マーケットプレースにて腹ごしらえ。
館内にあるなにわ食いしんぼ横丁で、桃谷いかやき屋のいか焼きと、会津屋さんのたこ焼き、ラジオ焼き。空のどて焼きに舌鼓(^^)
お腹が満ちたところで、再び会場を目指します。
私は入場券を買ってなかったので、会場にてゲット。チケット売り場の前には、巨大マジンガーＺの胸像もありました。
他の方が撮ってもらっていたので、その流れに乗っかって、係員さんにお願いし、いっしょに撮ってもらっちゃいました(^^ゞ
入場すると、早速歴代永井アニメのオープニングが映像つきで流れています。ラインナップは『デビルマン』『マジンガーＺ』『キューティーハニー』『ドロロンえん魔くん』『グレートマジンガー』『グレンダイザー』
そこでガッチリ引っかかり、それから先の展示されてる原画を丹念に見て回り……。
とにかく素晴らしかったです！！
正直、舐めてかかってました！！
永井作品はけっこう読んでいるので、だいたい見たことがあるものだろう。それをざっと眺めていく、くらいのつもりでいたのですが、とんでもないっ！！
確かに、見たことのあるシーンがかなりありました。しかしそれらのほぼ全てが、肉筆原画。
正直、これだけの原画が、こんなに素晴らしい状態で残っているとは思ってませんでした。
デビルマンが描かれた頃なんて、画材といえば水彩絵の具かカラーインクくらいではないでしょうか？
それらのタッチがしっかり残り、しかも印刷物で見たのと同じカラーの原画が、すぐ目の前に展示されています。
『キューティーハニー』の衣装や肌に使われた蛍光ピンクは色鮮やかで、最近では見かけない墨と朱の二色カラー原稿も、退色なんてこれっぽっちも感じさせません。
ホワイトのタッチも生々しく、ベタの筆遣いやペンタッチまで、はっきりとわかります。
そんなパワー溢れる原画が、これでもか、これでもかといった物量で、延々と展示されているのです。
さすがは、画業５０周年。全盛期には、主要漫画雑誌５誌に同時連載を果たしたという仕事量。すっかり圧倒されました。
原画の展示コーナーは、「神と悪魔」「ヒロインたち」「巨大ロボット」「ギャグ」といったテーマごとに分類されていて、年代順ではなかったのに、永井豪先生の歴史がとてもわかりやすかったです。
また、撮影ＯＫゾーンでは、永井豪作品をモチーフにしたフィギュアや、マジンガーＺをはじめとするロボット群の超合金シリーズなどが展示されていて、こちらも眼福眼福。
シレーヌのフィギュアは、やはり美しかったです。
個人的には、飛鳥了こと大魔神サタンのフィギュアが、もっとあればいいのにと思ったくらいで。
最後にグッズコーナーで、缶バッジとクリアファイルをゲットして終了。
なんだか、原画の強烈なパワーに当てられて、会場を出たときにはドッと疲れてしまってました。
その後は、パワーチャージにと梅田に出ました。
会場では、それぞれが原画に集中しすぎていて、完全にバラバラだったのですが、ここからがふたりで出かけたお楽しみ。
いつもの徳田酒店でガッツリ飲みながら永井ＧＯ展について語り合い、ルクアに新しくできたｂｉｌｌｓでお茶して、メッチャ美味しく、メッチャ楽しかったです(^^)
ああ。お外に出るっていいなぁ……。
今、思い返しても、本当に舐めてました。
永井ＧＯ展。素晴らしかったです。
画業５０周年にして、今も作品を生み出されている、生きた伝説とお呼びしてもいい作家様。
こういう方の生の原稿に触れられる機会を与えてくださった関係者の皆様方には、もう感謝しかありません。
ありがとうございましたーっ！！
大阪での永井ＧＯ展は、９月２４日（月）まで開催。東京でも、来年９月に開催予定とのことです。
