5月30日(土) 5月雑感・その2 ステイホームを振り返る 呆然と世間様を眺めてる間に、5月も終わりかけてます。 この間の我が家はといいますと、比較的通常運転してました。 もともとが、在宅勤務の私と、専業主婦のママンのふたり暮らし。ここ1、2年は、お年を召した愛わんわん、のんきクンの介護で、引きこもり傾向に拍車がかかってました。 特に昨年なんて、のんきクンがついに寝たきりになったので目が離せず、せいぜい私がスーパーへ買い出しに行ったり、たまに友人と観劇や飲みに行くくらい。ママンと2人で行ってた美容院のマッサージも、それぞれが違う日に予約を取って、家を空けないようにしてました。 そんな感じで、我が家では既にステイホームが日常になってたんですよね。 昨年末にのんきクンが大往生して、暖かくなったら旅行にでも行こうかと、ママンと話しておりました。 そんな矢先の緊急事態宣言だったので、気分的には外出自粛が延びただけ。今までどおりに、家で普通に過ごしていました。 マスクを筆頭に、トイレットペーパーや消毒液などが店頭から姿を消していましたが、こちらもストックはありました。 私が喘息持ちなので、マスクは常に多めに用意していたし、のんきクンの介護のために、消毒薬やウエットティッシュもしっかり確保していたのが、幸いしました。 非常事態宣言が出る直前に、Twitterで 「既に外出禁止になっている海外では、食料品などの生活必需品よりも、嗜好品や贅沢品の方が不足しがちになっている」 という記事を見てたので、そっちの準備もしてました。 この記事が正しくて、本当にインスタントラーメンやパスタ類が店頭から消えてはいたものの、食べるに困ることは全くなく、むしろ通常よりも真面目に自炊してた気すらします。 とはいえ、全く不自由がなかったとは、さすがに言えません。 あらかじめ、化粧品も多めに買っておいたのに、それでも化粧水の前につける導入液が切れかけてハラハラしました。(ギリギリのところで、無印良品が開いてくれて助かりました) 書籍類も、通販もあれば近所のスーパーに入ってる書店は営業していたので、むしろ応援するつもりで、いつもより買ってはいましたが、雑誌類はそうはいかず。 休刊する雑誌も多く、手が空いたときにちょっとパラパラめくるものがなかったのはさびしかったです。 楽しみにしていた映画が延期になったのも、残念だったな。映画館に行けない分、録画していた映画を消化しながら、なんとか自分をなだめてました。 自宅待機が続くなら、お部屋の片づけなんてのも定番ですが、もともと引きこもりの身。世間様の状況が変わっても、そうそう自分を変えられはしない。 最初のうちは、気分がノッたか片づけが進んでいたのですが、いつの間にか手が止まり、今はかなり停滞気味です(^_^;) まあ、毎年春に心がけてる、部屋の観葉植物と多肉植物の植え替えに、今年は早めに手をつけられたのはよかったかな? そんなことをしてる間に、大阪、京都、兵庫では、緊急事態宣言も解除され、お店や施設も開いてきました。 居酒屋行きたい。外で飲みたい。動物園や、ドライブ行きたいと思ったりはしてますが、第2波がくるかもと思うと、まだまだ警戒は必要そう。 その辺をうろうろしていた肉食獣は去ったかと、警戒するアナウサギの気分で、もうしばらくは巣から耳やら顔やら出しつつ、様子見していこうと思っています。 |
5月28日(木) 5月雑感・その1 呆然と世間様を眺めてる間に、通り過ぎていきつつあるような5月です。 今年初めから、ちらほら語られ始めていたコロナ禍。日を追うごとに存在感が増してきましたが、どこか遠い存在でした。 身近に感じ始めたのは、やはりクルーズ船の中で、感染が拡大していった頃からでしょうか。 そこからは、あっという間に日本国内にも広がり、緊急事態宣言による全国的な外出の自粛などという、初めての事態にも直面しました。 雰囲気としては、東日本大震災後に似ていたような気がします。あのときは、地震に津波というはっきり目に見える形の災害だけでなく、原発から漏れ出た放射能という、見えないけれども確かに存在する災いが、人の心に重くのしかかってました。 放射能も恐かったけど、人の心も恐かった。 流言飛語や、「放射能の驚異に対して、こういう対策を取らない人は悪」といった思いを抱く人々にも、どこか不安を感じてました。 それは今のコロナ禍において「自粛警察」と呼ばれる人々に感じるものと同じな気がします。 この不安と怖さは、永井豪先生の『デビルマン』を思い出しちゃうんですよね。子供の頃にあれを読んで、私の中に「人間、恐い」が根差したのですが、まさにそれが規模こそ違えど現実化したようで。 大阪、京都、兵庫では、5月21日に緊急事態宣言が解除されました。1番遅かった首都圏と北海道でも、25日に宣言解除。 私の大好きな動物園なども開園されつつありますが、外食産業はちと不安。もともと基盤が弱い個人経営店や、チェーン店でも不採算店が閉店されたりしてるようです。 アニメやドラマ、映画の撮影現場でも、いろいろな不自由はまだまだ残る気がします。 それでも、少しずつでも、かつての自由に様々なことが楽しめた時間が取り戻せたらなと思います。 ワクチンに治療薬。効果的なのが、早く見つかるといいな。 |