● 2020.6

6月27日(土)  王子動物園

 今週の火曜日23日に、神戸市立王子動物園に行きました。
 今回はちょっと長いです(^^ゞ

 この春のコロナ禍で、同動物園も長らく休園してました。
 その休園中に、こちらで飼育されているパンダのタンタンちゃんが中国に今年7月返還されると決定して、すっごく行きたかったんです。
 動物園が再開しても、最初のうちは神戸市民限定での、事前申し込みと抽選による入場で、伊丹市民の身としては、じりじりしながら待ちました。
 それが先週末の抽選から、兵庫県民ならばOKとなり、即抽選申し込み。無事に当たって、この日のお出かけとなりました。

 いっしょに行ったのは、ママン。和歌山のアドベンチャーワールドに住むパンダの桜浜、桃浜の名付け親になってから、私以上のパンダ好き。
 むしろ今回の動物園行きは、ママンの強い要望によるものでした。

 動物園に着いたのは、午後1時。まずは、ゾウ舎の前にあるベンチに座ってお昼ご飯。
 私がのたのた食べてる間に、さっさと食べ終えたママンは、ゾウさんを見に行きました。
 このゾウさんが、かしこい! 可愛い!
 ママンが呼んだら近づいて来てくれて、鼻まで伸ばしてくれました。


 私が腹ごしらえを終えて、いよいよ動物園めぐりです。
 まずはゾウ舎から近い、鳥舎。インコ類と水鳥がいます。どのゲージにも、入り込んだスズメが好き勝手にご飯を食べていましたが、うっかりセキセイインコのゲージに入っちゃった子は、出口がわからずバタバタしてたり、開き直って、ご飯をつついたりしてました。

 続いて、猫科の猛獣館。
 お年を召したライオン夫婦も、若々しい虎やヒョウも、みんなごろごろしてました。

 

 そのまま坂をずんどこ上がろうとしたのですが、ゾウ舎でもう一度引っかかりました。
 飼育員さんによる、ゾウのお勉強が公開されていまして、先ほどママンとコミュニケーションを取っていたマックくんが、飼育員さんの指示に合わせて、お鼻を上げたりお座りしたりしてました。
 やっぱり大きな生き物ですから、こうして飼育員さんの指示で、ちゃんと動けるようにしておくのが大事なんだろうなと思ったり。


 ここがなかなかの人気で、ちょっとした人だかりができてました。
 密だけど、大丈夫かなぁと思いつつ、ちょっと離れて見てました。

 この日は入場制限をかけてるだけあって、さすがにごったがえしてる、なんてことはありませんでした。
 でも、なかなかの人出です。
 以前、レッサーパンダの赤ちゃんを見に来たときよりも、人は多かったかも。
 さすがに皆さんコロナ明けで、お外に出たかったんだろうな。

 ともあれ、ここでママンとふたり、坂をずんどこ上がっていきます。
 多くの動物園がそうなのですが、この王子動物園も、丘陵地に作られてます。なので、坂が多いんですよね。
 それも、けっこう急な坂。
 ここしばらく、梅雨空が続いてましたが、この日は見事な快晴で、雲ひとつなし! 最高気温31℃の陽射しの下、日傘の陰を盾にして、坂を上っていきました。

 とはいえ、ここは動物園。坂の途中にも、いろんな動物が見られます。
 のったりとしたカピバラさんに、私大好きなアリクイさん。
 特にアリクイは、前回来たときはかなり高齢のおばあちゃんが、1頭きりでいたのですが、いつの間にか代替わりしていて、若いご夫婦がいらっしゃいました。

 

 暑い中、ぜいぜい言いながら坂を上りきり、最上部にあるカバ舎の前でひとやすみ。
 水中でくつろぐカバを眺めたり、カバ舎のお隣にある洋館、旧ハンター住宅を眺めたり。
 ハンター住宅は、今は中には入れなくて、外から眺めただけでした。
 でも、洋館好きとしましては、また中に入れるときに行きたいなと思います。


 休憩を終えて、見学再開。
 まずはカバ舎のお隣にある、草食動物ゾーンを通ります。
 カンガルーは、けっこうな数がいます。暑い中、それぞれがくつろいだり飛び跳ねたりしてました。


 ねじれた角のシタツンガも、水に浸かって動きません。


 囲いの外にある木の葉を食べようと舌を伸ばすキリンさんや、しっかりごはんをもらってむしゃむしゃしているシマウマさんを眺めて類人猿舎へ。
 こちらでもみなさんごはんタイムで、チンパンジーはごろごろしながらなにかの葉っぱを食べていました。

 


 クマ舎では、お食事タイムが近いからか、皆さん「おうちに帰る」とバックヤードに続くドアにへばりついていたり、ゴンゴンアタックをかけたりしてました。

 この日は、屋内施設のは虫類&夜行生物館はおやすみ。見たかったけど、密を避けるための配慮だと思うので、仕方ありません。
 大声で鳴きながら泳ぎ回るアシカを眺めたり、小型の猫科動物舎で、マヌルネコの可愛らしさに悩殺されたりしてました。

 

 この時点で、15時半。
 私たちがパンダ見学に指定された時間まではあと30分。
 この日の王子動物園は、入場制限のために事前申し込み+抽選制だったのですが、申し込み時にパンダ見学も希望時間を申請してました。
 私は16時~16時半の時間帯を指定していたのですが、先方のお返事は16時~16時15分の間に集合という指定。
 コアラにレッサーパンダ。カワウソというラブリーズを急ぎ足で見て、パンダ舎へと向かいました。

 

 パンダ舎には、16時前に着いたのですが、私たちの予約時間でも、もう入れるようになっていました。
 とはいえ、指定された15分間、ずっとパンダを見られるわけではありません。
 その時間帯の中での少人数に分けての交代制で、実際見られるのはほんの数分。
 並んで待って、順番がきて、再会できたタンタンちゃんは、台の上でごろごろしてました。

 

 でも、目は開いています。ときどき寝返りも打ってくれます。もうこれだけで、大満足!!
 ただ、これで満足しちゃったのが、失敗でした。
 その後、タンタンが目を閉じたので寝ちゃったと思い、展示されてる説明パネルに気を取られちゃったのですよね。
 その間に、タンタンちゃんは起き出して移動。歩いている姿を見られなかったのが、最大の失敗でした。
 このときママンもいっしょだったのですが、ママンも私を呼ぶのに必死で、ここだけ写真を撮ってなかったという……。うぐぐ。やっちまったーっ!!

 数分間の観覧時間は終わり、外に出された私たちは、気を落ちつけるために広場で休憩。久しぶりに、戸外でソフトクリームもいただきました。


 このあとは、先ほど急ぎ足で通り過ぎたコアラ舎に戻りました。
 この王子動物園。実はコアラがたくさんいます。8頭だったかな?

 


 ここは「パンダとコアラが両方見られる日本唯一の動物園」を売りとしてますが、タンタンちゃんが帰ってもこのコアラの数だけで、十分売りになるよと思いました。
 ずっと寝ていて動かないがなんだ? 動かない鳥ハシビロコウが大人気なんだから、そんなの問題ない!!
 カンガルーもたくさんいるし、ここはいっそウォンバットと国内にはいないカモノハシにお越しいただき、オセアニアに強い動物園に変わればいいのにと思います。
 生カモノハシ、見たいよ~。

 ぺったりガラスに貼りついて、サービス精神旺盛なプレーリードッグに癒されてるうちに、閉園時間が近づいてきました。


 そろそろ帰るべと、ふれあい広場を通って出口へと向かいます。
 このとき、ちょうどおうちに帰るカピバラさんたちとすれ違いました。ラッキー♪


 暑い中、1日歩いてもうへとへと。水分は補給していましたが、それでもカラッカラに乾いてます。
 ほぼ6時に到着した阪急伊丹駅前で、久しぶりの居酒屋へGO!
 冷たいビールと焼き鳥、串揚げが、もうサイッコーでした!!


 久しぶりの動物園。久しぶりの居酒屋。暑いしいっぱい歩いて疲れたけど、最っ高な1日でした!!


 今年1月の終わりから、コロナ禍を意識し始めていましたが、3月以降は本格的に警戒態勢。緊急事態宣言で、日本も外出自粛の日々が続いていました。
 今月に入って宣言も解除され、休止していた様々な施設も次々開場されてます。
 今でもコロナの感染者数は日々増えてはいますので、その点には注意しつつ、できる範囲で経済を回していきたいなと思ってます。
 なにより、私も楽しみたいしね!!
 次は天王寺動物園。神戸どうぶつ王国やアドベンチャーワールドも行きたいな。
 この日記を書いてる間に、タンタンちゃんの中国行きが、秋以降に延期になるとの報が出たので、王子動物園にもまた行きたい!!
 そして、もっと安心できるようになったら、旅行にも行きたいです(^^)


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