8月31日(月)・その1 旭山動物園へGO!! 8月31日。月曜日。天候、曇。 私と同行者の少女漫画家、藤原晶嬢は、旭川グランドホテルの13階で目を覚ましました。 今回、晶タンが申し込んでくれたのは、往復の飛行機とホテル宿泊のみのツアーでした。ホテルでは、ツインのお部屋と宿泊分の朝食つき。昨夜チェックインした時に朝食券をいただいてまして、ここでは最上17階のレストランでの洋朝食と、5階日本料理店での和朝食。そして1階レストランでのバイキングがあります。 3泊の予定ですので、全制覇は可能です。(^^) この日の朝食は前夜に決めてました。17階レストランでの洋朝食。 というのも、この時台風11号が北上中。逸れそうな気配がでてきたものの、それでも北海道に来ることはほぼ確定。それも、明日か明後日に。 となると、せめて雨が降る前に旭川の展望を眺めておいた方がいいのではないかと思ったんです。 結局、今回の旅行中。雨には降られずにすんだのですが。(^^ゞ(はい。台風、見事に逸れてくれました) 17階からの展望がこれ。 天気がよかったら、もっと素晴しい眺望だったんだろうなと思ったり。 そしていただいた朝ご飯がこれ。 ドリンクは、グレープフルーツジュースにしましたが、他にオレンジジュースやトマトジュースもあったかな?(ちとうろ覚え) スタンダードな洋朝食ですが、ホテル自家製のイチゴ、サクランボ、ハスカップのジャムが美味しかったです。特にハスカップ。酸っぱくってうまうまでした。(*^^*) お食事の後はサクッと出発。 前夜ホテルのフロントで、旭山動物園への行き方はちゃんと教えてもらってました。 ちなみにこのホテル。フロントがなかなか秀逸でした。旭山動物園への行き方だけじゃなくて、帰りの空港へ行く時も、飛行機の出発時間に合わせて何時発のバスに乗ればいいのか一目でわかる時刻表が用意されてたり。 今回の旭山動物園行きでは、最寄りのバス停への地図と時刻表がセットになった用紙が用意されていました。 ラクチンラクチン。(^^) 旭山動物園へは、最寄りのバス停から約40分。到着したら、まずはバスの時刻表を携帯電話のカメラでパシャリ。 昨日の富良野行き電車もそうですが、この辺りの交通機関は運行本数が少なくて、1時間に1本なんてのもザラ。時間チェックはしといた方が無難です。 ちなみにこれは、旭山動物園前のバス停時刻表。動物園の閉園時間が17時なので、17時30分のを逃すと、ちと痛い。(^_^;) 到着したのは、午前10時過ぎ。まだ早めの時間だからか、あるいは本州では学校夏休みの最終日だからか、それほど混んではいませんでした。 それでもチケット売り場には列ができてたり。 私たちは、ホテルのフロントで既にチケット購入してたので、真っ直ぐ入り口に向かいました。 さあ。いよいよ旭山動物園に入場です。(^^) |
8月31日(月)・その2 旭山動物園だ。ワーイッ!! 4年ぶりにやってきました。旭山動物園。 入場してからの第一印象は、 相変わらず、坂の多い動物園だ。(^_^;) 旭山というからには山なのでしょうか? 園内の起伏はけっこう激しいです。中には巡回トラムもあったりするので、そんなに不都合はないのですが。 でも、私も同行者の藤原晶嬢も、足には自身がある方。てくてく歩くだけならいくらでも。というタイプです。(^^) まずは入ってすぐの所にある、野鳥館「ととりの森」に入る前に、もぐもぐタイムを一応チェックしておきます。 もぐもぐタイムとは、開園時間中の動物さんのご飯タイムのことで、入園門のそばにタイムテーブルが書かれた看板も設置されてます。 行くと先客さんがいまして、一生懸命メモ取ってました。横からちょいとお邪魔して、携帯電話のカメラでパチリ。 お邪魔しましたと、ととりの森へ向かおうとした私の横で、先客さんはそれまで取ってたメモをしまって、携帯電話を取り出してました。 ととりの森は、最初の写真の向かって右側に映っていたのですが、流れや池をメインとした小さな森を、網で囲んだ施設で、中にはフラミンゴや白鳥、カモ類が暮らしてます。 でも、ここで一番私の気を引いたのは、通路で水浴びしていたスズメでした。(^^ゞ ととりの森を通り抜け、次に向かったのはペンギン館。 入館すると、早速目玉の水中トンネル。もぐもぐタイムが近いからか、けっこう人が集まっています。 立ち止まってはダメ。かといって急ぐのもダメ。皆さんと共に写真を撮りながら、ペンギンみたくよちよち歩いて進みました。 水中トンネルを抜けて、館内に入ります。 クーラーが効き、雪も降らせている館内施設でくつろぐペンギンを見たり、飼育員さんお手製の種類別ペンギンのサイズ比較図を眺めたり。 この標識は、館内のあちこちにあったのですが、やっぱりペンギン館にあるのが1番しっくりきてました。(^^) そうこうしているうちに始まったもぐもぐタイム。この時私が立っていたポジションがイマイチ悪くてよく見えなかったので、この時は館内の説明書きとかを眺めてました。 それでももぐもぐタイムはけっこう長く、私たちがペンギン館を出た後も、まだ飼育員さんからもらっている子が見られました。(^^) いじょ。旭山動物園日記というよりは、ペンギン館日記となりましたが、次はもうじゅう館日記です。(^^) |
8月31日(月)・その3 旭山動物園日記──もうじゅう館だよ ちょいとバタバタしていたもので、1週間も空いてしまいました。 お待たせしました。旭山動物園日記、再開です。 台風が近づいて、曇り空のこの日。私と少女漫画家藤原晶嬢は、旭山動物園に行きました。 入場し、動物たちのご飯スケジュール、もぐもぐタイムをチェックして、まず向かったのはととりの森。フラミンゴ、白鳥、黒鳥、カモ類と、ちゃっかり入り込んでいるすずめさんを眺めた後ペンギン館を経て次に向かったのはもうじゅう館。 もうじゅう館には虎、ライオン、黒ヒョウ、ユキヒョウといった猫科の大型肉食獣と、ヒグマがいます。ペンギン館から入ると、まず目に入ったのがこの看板。 わかりやすいなぁ。ちと気になるのは、虎のお尻に描かれた2つ並んだ白いふわふわ。臭線なのかしらン?それともふぐり?とこっそりガン見。こんなだから、誰かさんにお尻の人と認識されるのだ。(^^ゞ 答えの出ぬまま通路を進むと虎さんのスペース。虎さんは、ぐっすりお昼寝してました。 次に見たのは、ライオンさん。ライオンさんのスペースにも、おしっこ注意の看板がありました。 ライオンさんも虎さん同様、やっぱぐっすりと寝てました。 脚にトンボがとまっているのも気づかないぐらいぐっすりと。(^^) そういえば、旭山動物園では赤トンボをたくさん見ました。 前回来た時にも、トンボが多いなぁと思ってはいましたが、その時よりはやや少なめ。多分この後、赤トンボのシーズンが来るのでしょう。 大阪でトンボを見かけることはなくなっていたので、なんとなく懐かしい気分。 ライオンさんのスペースから階段を上がると、そこにあるのは黒ヒョウさんのお部屋。 虎さん、ライオンさんが爆睡している中、この方だけはキリリとしていらっしゃいました。 凛々しい黒ヒョウを眺めつつ通路を進み、次に見たのは旭山動物園目玉の1つ。ユキヒョウのスペースです。 ここは通路の真上に張り出したスペースを作ってて、そこでお休みするユキヒョウさんが目玉です。 前回来た時もそこで休んでいたのですが、今回もユキヒョウさんはそこでお昼寝してました。 昼間は高くて風通しのいい場所で寝るユキヒョウの習性を利用した展示なのですが、飼育員さんの読みはバッチリ当たっています。あと、来園者のみんながマナーを守って、触ったりしないのもユキヒョウさんがくつろげている理由なのでしょう。 ユキヒョウさんのスペースをぐるりと周り、先ほど上からは見えなかったヒョウさんの背中を眺め、 先ほどは上から見た黒ヒョウさんを下から見上げ、 次に見るのはエゾヒグマ。日本最大の肉食獣で、北海道固有のクマです。 丸まっちい身体と小さな耳。ゆったりとした動きがほのぼの感を醸し出すクマさんですが、やっぱり猛獣です。 エゾヒグマさんはスペース内をゆったり歩いていたのですが、なにがお気に召さなかったのか。いきなりガラス窓に突進。手で叩いたのかバンッ!という大きな音が響きました。 その時私たちは格子側から見ていたのですが、慌ててガラス窓方面にダッシュ。ですがクマさんはゆったりしたもの。結局、その一瞬の行動の理由は謎のままとなりました。 ちなみにガラス窓側にいたお客さんは、歓声を上げてました。いいなぁ。 これでもうじゅう館の生き物は全て見たのですが、肉食獣といえば猫科の動物だけではありません。私が愛してやまない犬科の肉食獣、オオカミさん。猛獣と言うにはちと頼りないのですが、キツネさんやたぬきさんもいます。 これらについては、また次回~。(^^)/ |
8月31日(月)・その4 旭山動物園日記──オオカミの森~。(*^^*) さてさて、旭山動物園。 もうじゅう館を通り抜け、次に見たのは丹頂鶴。日本の特別天然記念物。冬、雪原を舞う姿をテレビでよく見かけます。 この時は、お食事中。水中に入れられた凍ったオキアミの固まりからこぼれ出るのを、パクパク食べておりました。 続いて向かったのは、今回楽しみにしていたオオカミの森。去年の6月にできた施設で、以前私が来た時にはまだなかったものですので。 そうでなくても、狼は大好きな動物です。犬派なので、基本犬科の動物は好き。(^^) 旭山動物園のオオカミの森は、入り口からしてワクワクでした。 この動物園で飼育員をしていて、現在は退職し絵本作家として活躍されてるあべ弘士氏のイラストが、順路を案内してくれます。 『あらしのよるに』シリーズ。よかったからな~。 小高い丘状に作られた、オオカミの森。順路に従い、地下に入ります。地下には通路がありまして、その一部に階段が。数段上がって、すぐに向かい側から下りるようになっているのですが、そのてっぺんはこんな感じ。 アクリル天井で覆われてます。 この中から狼さんを見られるはずだったのですが、残念ながら見当たらず。まあ、角度を変えれば見られるだろうと、とっとと階段を降り、別の階段を上がって丘を一望できる場所に来たのですが……。 実は、こんなでした。 お前ぇぇぇぇぇっ!! こんなに近くにいたのくあぁぁぁっ!!!! 愕然。私のあとから来ていた藤原晶嬢は気づいていたらしく「珍しくさっさと行ったとは思ってたけど……」との談。 あうぅぅぅぅっ。なんてこったい。夜の住宅街で、100m先にいる黒猫でも見つけられる動物センサー持ってるのに、今回に限ってどうして反応しなかったぁぁぁ……。(T_T) 後悔先に立たず。逆走なんぞできるはずもなく。心の中で、あとでまた来よと思いつつ、向かい建物の窓から狼さんをガン見しました。やっぱり可愛いン。(*^^*) 次に向かったのは、エゾシカの森。こちらは今年の春にできた施設で、またもや初体験。でもってこちらは、鹿さんが通る床が編み目になったトンネルの下を通ります。 今、う○ちするなよ~。浴びるのはイヤだぞ~と、ちょっとビビりつつも、鹿さんのお腹を鑑賞。立派な角の牡鹿さんや、今年生まれた(でも、だいぶおっきくなってた)鹿さんを眺め、展示されている鹿角ヘルメットと自分を重ねてみたり。 楽しい一時を過ごしました。 次に向かうのは、人気のおらんうーたん館です。(^^) ちなみに鹿角ヘルメット。 大阪で見たテレビ番組で、ヘルメットはかぶれると紹介されていました。どれぐらい角が重いか体験してみようと。 楽しみにしていたのですが、かぶれるヘルメットはなし。写真に写っているのは、机に固定されていました。 どうも壊れて修理中だったみたい。夏休みで、来園者もかなり多かっただろうからな~。(^_^;) |
8月31日(月)・その5 旭山動物園日記──オランウータンもぐもぐタイム。(^^) オオカミの森。エゾジカの森を抜けて、ホロホロ鳥やクジャク舎の前を通り、次に向かったのはおらんうーたん館。 この施設は、室内飼育場と外に面した檻スペース。そしてその檻スペースから自由に行き来できる、球状ジャングルジムつき巨大ポールでできてます。 旭山動物園では、人気の施設です。 前回来た時、おらんうーたん館の隣にはラクダと、お父さんがロバ、お母さんがシマウマのドブラさんがいたのですが、今回はアメリカ大陸にいる鹿の仲間、ワピチに変わっておりました。 今回、ラクダとドブラは見なかったので、どこかに行っちゃったのかな? なにぶん前回来た時から、4年もたっているからなぁ……。 ですが、おらんうーたん館の方はというと、相変わらずの大人気。人が集まっています。 私と友人藤原晶嬢が来た時には、外に面した檻にオス。室内飼育場には、メスと子供のオランウータンがいました。 オスの方はのんびりしていたので、お写真きれいに撮れたのですが、メスの方はちと……。終始子供さんがちょろちょろしていたのもあって、お母さんもじっとできず。どの写真もブレブレになってしまいました。無念。(^_^;) おらんうーたん館の向かいには、テナガサザル舎があります。これは私たちが北海道に向かう前日、正式オープンしたピッカピカの新施設。 高くしつらえた壁に取りつけられた取っ手を手がかりに跳び回るクロテナガザルには、もう目が点。(・・;) 運動能力と迫力に、釘付けになってしまいました。 あと、テナガザルさんも人目を意識しているのか。時々、お客さんが貼りついているガラスの方に向かい、向こうからも覗いたりしてました。 ひとしきりテナガザルさんを眺めたところで、再びおらんうーたん館へ。 最初はなんとなく見ていたのですが、どんどん人が増えてきます。時は午前11時半過ぎ。あれっ?と思って、携帯で撮ったもぐもぐタイムのタイムテーブルを見てみると、やっぱりと言いますか。オランウータンさんのもぐもぐタイムがもうすぐでした。 この時私たちがいたのは、おらんうーたん館外側檻の真ん前。こんないいポジションをゲットしているのだし、ひとつくらいもぐもぐタイムを見てみるのもいいだろうと、始まるのを待つことにしました。 11時45分。もぐもぐタイムスタート。 飼育員さんが檻の前に立ち、まずはオランウータンについて説明します。 その間、外の檻にいたお父さんオランウータンは、飼育員さんの横にべったり。 といっても、別に飼育員さんの話に聞き入ってたり、今はもぐもぐタイム中だからここにいるのがファンサービスと認識しているわけでもなさそう。 説明している飼育員さんに、オランウータンが手を差し出します。飼育員さんは手に持っていたピーナッツを渡します。 お父さんオランウータンは、飼育員さんが解説中、自分におやつをくれるのを知っていて、それで貼りついていたのです。 説明する、飼育員さん。横に貼りつき、手を差し出すオランウータン。 飼育員さんがピーナッツをくれないと、唇を尖らせてぶーっと鳴らしたりします。催促されて飼育員さんがピーナッツを手渡し。ちょっと漫才見てるみたいで、お客さんからも歓声が上がります。 この時、おらんうーたん館の前は、びっしり人に囲まれてました。さすがは人気の施設&催しです。 ひとしきり説明したところで、飼育員さんは檻から離れたポールの方にやって来ました。手には先端にペットボトルの底で作ったカップがついた長い棒を持っています。カップの中に、ピーナッツや果物を入れ、それらをポールの下にまきます。 いよいよこの後、おらんうーたん館名物。オランウータンの綱渡りが始まります。 飼育員さんが締めの挨拶をして下がりました。ですがお父さんオランウータンに動く気配はなし。 説明中、けっこうピーナッツもらってたので、もしかして「あそこまで渡るの面倒だし、もういいや~」な気分になってしまったのでしょうか? ですがここで選手交代。裏でどういう操作をしたのか、壁面の扉が開いて、お父さんオランウータン退場。入れ替わりに入ってきたのは、さきほどまで室内施設にいたお母さんオランウータンと子供ちゃんです。 お母さんは、そこにエサがあると知っているのか、しきりにポールの方を気にしています。 やがて、檻内のロープに手をかけ、昇っていきました。さすがに楽々昇っていきます。後に続く子供オランウータンも器用なもの。するすると昇り、天井に空いた穴から外に出て、高いところへ昇っていきます。 柱を伝い、ポールに続く鉄橋にぶら下がって綱渡り。 高さがあるのと、後に子供が続いているのとで、お母さんオランウータンは慎重に渡っていきます。さきほど目にしたテナガザルのスピーディーさはありません。 こちらは目が釘付けなのですが、逆光になって目が……。ずっと上を向いているので、首が……。 私も晶タンも、そして他のお客さんたちも「首が……」と呟きながら、それでも目を離しません。 もうね、オランウータン母子が無事ポールに到着した時には、二重の意味でホッとしました。(^_^;) ポールに着いてしまえば、お母さんオランウータンも慣れた動作でするする下りて、飼育員さんがまいた食べ物を拾い集めます。出っ張りにまいた分はもちろんのこと、水の中に落ちた分まで手が届く限り拾っていきます。 そういえばこの方、飼育員さんが作成した紹介板には「子供より食べ物に夢中」と書かれていたっけ……と思い出します。(^_^;) 拾えるだけ拾ったら、お母さんオランウータンはポール上部のジャングルジムへ。お母さんが食べ物を集めている間中、手を伸ばして欲しがっていた子供も後を追って上へ。 ジャングルジムの横に渡した鉄骨に座り、落ち着いたところでお母さんオランウータンはお食事を始めました。なんといいますか、不安定なその場で食べず、ちゃんとお食事の場を選んでいるあたり、やっぱり類人猿は賢いなぁと思ったり。 ですがこのお母さん。子供に食べ物を分けてあげる気配はほとんどなし。「これはお母さんが集めたご飯なんだからね」って感じです。 さすが……「子供より食べ物に夢中」……。(^_^;) ちと長くなりましたが、おらんうーたん館はここまで。 もぐもぐタイムは、人が集まるので早めに来て陣取っとかないといけないのが手間ですが、オランウータンに関しては、それをするだけの価値はあると思いました。 あのお父さんオランウータンの「ぶーっ」が、今でも忘れられなかったりします。(^^ゞ 次は、さる舎からこちらも人気のくもざる・かぴぱら館です。(^^) |
8月31日(月)・その6 旭山動物園日記──サル・カピパラ・クモザル・キリン・カラスさんにソフトクリーム。(^^) たっぷり堪能させていただきました、おらんうーたん館のもぐもぐタイムを終え、私と藤原晶嬢は、首をさすりつつその場を離れます。 おらんうーたん館の向かいにあるテナガザル舎の並びはサル舎。リスザル、ワオキツネザル。ふっさふさのしっぽが綺麗なアビシニアコロブスなどがいます。 リスザルさんは、動きが速くてお写真撮れませんでした。(^_^;) サル舎の次は、こちらも人気のくもざる・かぴぱら館。南米に住むクモザルと、最近人気で写真集なんかも出ているカピパラさんを異種同居させてます。 世界最大の齧歯類カピパラさんは、水辺にすむ生き物。クモザルさんは樹上生活者。お互い生活圏が違うので、上手くやっていけるとか。 とはいえ、同居開始してすぐには、カピパラさんにちょっかいかけすぎたいたずら者のクモザルさんが噛まれて亡くなってしまうという不幸な事故もありました。相手が木に登れないと、頭に乗った結果のようです。哀れなり。(-人-) 今では双方距離を保ちつつも仲良くやっているようでした。 あと、いっしょの写真が上手く撮れなかったのでこちらも。 このふくよかなお腹を見ていると癒やされます。……決して真似したくはありませんが。(最近、ちょっと切実。(^_^;;;)) くもざる・かぴぱら館の次は、ちんぱんじー館に行ってみました。 こちらもおらんうーたん館同様、屋内施設と屋外施設に分かれてまして、屋外の方では人間がアクリルトンネルの中を通って、チンパンジーを間近に見られるようになってます。 こちらでも、子連れのお母さんはヘボカメラマン泣かせでした。(^_^;)ブレたりトンネルのアクリル壁に反射したりして、残念ながらお見せできるような写真はなしです。ごめんなさい。m(__)m ふらふら歩いてキリンさんを見ました。屋外運動場に出ていたキリンさんの足元では、ホロホロ鳥がちょこまかしてます。こちらも異種同居組。 運動場の端に人が入れるサイズの鳥小屋がありまして、ここがホロホロ鳥さんの休憩場兼産卵所になっていました。 ちなみにホロホロ鳥さんの卵は、この写真を撮った時点では3個でしたが通る度に増えていて、最終的には7個になってました。1個くれ。 キリンさんのお隣はカラス。 前回来た時には、怪我したカラスを保護しているとのことでしたが(実際、片羽になってました。気の毒。(-_-;))、今回は街に住む鳥も展示しているとのことでした。 小屋には仕掛けが施されていて、紐を引くと(だったと思いますが、ちと記憶があやふや。(^^ゞ)ごはんが出てくるようになってます。 残念ながら、カラスがその仕掛けを使ってごはんを食べるところは見られなかったのですが、それでも間近でカラスを見られて大興奮!! 私、カラス大好きなんです。身近で賢くて、でもちょっと抜けてるところが。(^^) ここまでだいぶ歩いてきました。というわけで、ちょっと休憩。 ログハウス型の売店で、ソフトクリームを買ってベンチに座っていただきました。私がキャラメルソースがけ。晶タンはチョコソース。 動物園のソフトクリームとはいえ、さすがにここは北海道。濃厚でとても美味しゅうございました。(^^) そろそろ記憶との戦いになってきたので、今回はちと駆け足気味です。 でも、旭山動物園日記は、まだまだ続きますですよン。(^^) |
8月31日(月)・その7 旭山動物園日記──子供牧場でまったり ソフトクリームで英気を養い、再び立ち上がった私と少女漫画家藤原晶嬢。 ソフトクリームを買った売店ではお土産の動物園グッズも売っていたので、カピパラさんのお尻生写真や動物さんたちの写真がついたクリアファイルも買いました。 売店を離れ、もぐもぐタイム中のキリン舎の横を通りながら、ホロホロ鳥の卵が4つに増えてるな~と思ったり。 あと、キリン舎の横には、昨年設置されたキリンの目線を体感できるペリスコープが設置されていたのですが、残念ながら故障で使えず。エゾシカの森にあった、角の重さが体験できるヘルメットも壊れていたし、夏休み明けの悲しさよ。使う人が多すぎて器材が耐えきれなかったか。それともたくさんの人が来ると、中には無茶な使い方をする人も現われるからか。謎。後者だったら、ちょっとヤだにゃあ。 などと思いつつ、次に向かったのは子供牧場。動物に触れられるここは、前回来た時、既に閉まっていたので入れなく、今回来るのを楽しみにしていた施設の1つです。 洗面所で手を洗い、ゲートを越えて中に入ります。真っ先に向かおうとしたのは、少々お年を召したラブラドールレトリーバー。ですが小さな子供さんたちが群がっていて、断念。後で触らせてもらえばいいかと、囲いの中にいるバセットハウンドさんやボーダーコリーさんにご挨拶。 ヤギのばあちゃんや、うじゃりと集ったモルモットさんを眺め、 意外と硬いアヒルさんの背中を撫でて、出る間際には写真を撮るのを忘れていたけどお子さんたちが去ってごろりとしていたレトリーバーさんの背中をそっと撫でさせてもらい子供牧場を後にしました。 子供牧場の外には、それとは別にヤギ、羊、ポニーのスペースがあります。ひとしきり眺め、手を伸ばしたら届いたので、羊さんの背中をそろりと触ってみたり。 みっしりとした毛はちょっと埃とあぶらっぽかったけど、いかにも羊毛といった感じでした。 到着した時は、ちょうどヤギさんにごはんを上げているところでした。 そこでちょうどヤギさんにごはんを上げ始めたので、その光景も眺めます。 ヤギさんがバランス感覚バツグンなのは知ってていても、やっぱりそれを直接目にするとほえ~と感嘆します。 すごいなぁ。ヤギさん。 今回は、ちょっと短かったけど、切りがいいのでここまでで。 次回はいよいよあざらし館とほっきょくぐま館です。といっても、本当に美味しいのは、閉園間近だったりするのですが……。(^^ゞ |
8月31日(月)・その8 旭山動物園日記──2大スター様もいいけれど 子供動物園を後にして、次に向かったのはあざらし館。 屋内施設と屋外とに分かれていて、屋内の方は透明な水中トンネルを通るアザラシの姿が有名です。 まずは屋内施設の方に入ってみました。 けっこう人が集まっています。ほとんどの人が、屋外施設のプールに面したアクリル面か、水中トンネルに貼りついています。 皆さん、トンネルを通るアザラシの姿を写真に撮ろうと、カメラや携帯電話をかまえています。 ですがアザラシさん。そういう気分じゃないのか、なかなかそこを通ってくれません。じっと待っているのもヒマなので、その場を離れてクラゲの水槽を眺めたり。 そんなことしながら、水中トンネルの周りもうろうろしていたら、ついに来ました。グッドタイミング。 私がちょうどいい位置に来たところで、アザラシさんがすいーっと。 今回は、アップでお写真ゲットできました。(^^) 機嫌をよくして外に出ると、そちらでもアザラシさんはのんびりとくつろいでいます。ここには漁船とテトラポットがディスプレイされているのですが、漁船の中に1頭。漁船の前にも1頭。日を浴びながらごろごろしていました。 漁船の中のアザラシさんはお昼寝中なのかなかなか顔を出してくれませんでしたが、その前で寝ている子はなんとなくキョロキョロ。愛嬌を振りまいてるみたいにも見えました。 続いて向かったのは、こちらも大人気のほっきょくぐま館。 入り口は、比較的空いてました。ですが中に入ると、人がみちみち。実はこの時、もぐもぐタイムの15分前。皆さん中で席取りをしていたのです。 私と藤原晶嬢。こりゃあ無理だと諦めて、先へと進みました。 ですが道を間違えて、屋外飼育場を見られるアクリルドームに進むことなく外に出てしまいました。これは失敗と中に戻ろうとしたのですが、係の人が立ってます。どうも逆走防止のために、見張りをしていたみたい。 こっちも駄目かと、入り口に戻って入り直そうとしたのですが、この時点でもぐもぐタイムが始まっていて、大行列になってました。 まあ、ホッキョクグマさん見られたし、 後でまた来ればいいかと、ほっきょくぐま館を後にして次へと向かいます。 冬場はモデルになれるくらいのイケメン、ホッキョクギツネの夏姿を見、 もっふもふなレッサーパンダに見惚れたり。 ここでもう1度オオカミの森に行ってみると、狼さんはお犬様のような寝姿を披露していらっしゃいました。 この辺で、お腹が減ってきました。 というわけで、東門にあるレストラン。モグモグテラスを目指すことにしました。 このモグモグテラス。私が持ってた情報誌『るるぶ』にメニューが紹介されてて、ちょっと楽しみにしてたんです。(^^) というわけで、写真多めのその8はここまで。 ホッキョクグマ、アザラシの旭山動物園2大スター様もいいけれど、レッサーパンダさんもすンごく可愛かったです。(*^^*) 次回。旭山動物園でのお食事から閉園まで……いけるかな? |
8月31日(月)・その9 旭山動物園日記──閉園間近、サイコーッ!! 旭山動物園にて、再度オオカミの森を通り抜けたところで、お腹が減ってきた私と藤原晶嬢。この時点で、2時半くらい。ちょっと遅めのお昼にしようと、東門にあるモグモグテラスを目指します。 途中、北海道産動物舎前を通ります。ここではフクロウ類やゲラ(キツツキ系ね)類といった鳥類に、キタキツネやエゾタヌキも飼育されてます。 こちらもちょうどお食事タイム。飼育員さんの説明なしなので、もぐもぐタイムとはまた違うのですが、フクロウさんがお食事をしているところが見られました。 が、そのメニューというのが……。(^_^;) フクロウさんは猛禽類です。他の鳥や小動物を捕食する生き物です。ですから当然ごはんはお肉となるわけですが、生肉……といっても原型ママッ!! 羽もきっちり残ったにわとりのヒヨコに、フクロウさんはパクついてました。さすがに生きてはいませんでしたが、これがなかなかにハードな光景。私なんかは「うわ~」とか言いながらそれでもガン見していたのですが、顔を背けて早足に通り過ぎてる人もいました。 「生き物の野生に近い姿を見せる」動物園なのですから、方向性としては間違ってないと思いますが。 あ。下の写真には、お食事は写ってないですので、ご安心を。(^_^;) ともあれフクロウさんのお食事風景に心奪われていましたら、突然横から派手なドラミングの音。おやこれは、と思って行くと、キツツキの仲間アカゲラが木にとまっておりました。 残念ながら私が行った時には、ドラミングは止まっていたのですが、それでもキツツキが木をつつく音を直に聞いたのは初めてだったので、すごく嬉しかったです。(^^) 北海道産動物舎の前を通り抜け、さる山をめぐり、 くもざる・かぴぱら館の前も通ります。 クモザルさんは相変わらずうろちょろしていましたが、先ほど通った時にはみんながだらーんとしていたカピパラさんは、ちょっとキリリとしてました。 こうして辿り着いた、モグモグテラス。ここは旭山動物園では1番大きなレストラン。メニューはいろいろあるのですが、私と晶タンがチョイスしたのは、10種類以上あるお料理の中から、好きな3品が選べるMOGMOGプレート。晶タンはこれだけだったのですが、のんべの私は昼間っから北海道地ビールもつけちゃいました。(^^ゞ この日は曇り空だったのですが、台風が遠ざかってくれたおかげで晴れ間も出、そんなに寒くもありません。末日とはいえ、8月の台詞じゃないですけど。でも、前日は寒かった。(^_^;) そこでテラス席に出て園内の風景を眺めながら、お食事をいただきます。 こんな風景を眺めながら、いただいたお食事。ちょっとぬくさが足りなかったけど、とっても美味しかったです。(^^)でもカレーは、熱々がよかったなぁ。(^_^;) お食事を終え、さらに園内をうろうろします。 閉園の5時が近づくと、動物さんたちはそわそわし始めます。この頃になると、昼間大勢いた人も、かなり少なくなってます。 私たちは、往復の飛行機と宿泊ホテルの手配だけをしてもらうフリーツアーだけだったのですが、団体旅行などですと、旭山動物運は組み込まれていても2時間くらい。みなさんもう帰ってしまったのでしょう。 ですが前回も思いましたが、ここは閉園間近こそが穴場。 1日の勤務が終わりに近づき、動物さんたちの動きが活発になっていきます。 昼間ごろごろばかりしていたカピパラさんは、屋内飼育場へと続くドアのあたりをうろうろ。彼らが列を作って、中へと戻っていく姿も見られました。 ペンギンさんも、プール内をビュンビュン泳いで昼間のまったり浮かんでいるだけよりも、明らかにスピードアップ。 レッサーパンダさんも、昼間は草むらの中でのんびりくつろいでいたのですが、この時には、飼育場から吊り橋でつながった木の上で、周囲を見下ろしておりました。 高さはあるけど、木の周りには柵がないのでかなり近い感じ。まるで野生のレッサーパンダを、木の上に見つけたような気分です。 そして、なんといってもホッキョクグマ。 昼間は入り口に大行列ができ、中に入るだけでも20分待ちだったのが、今はガランとしています。 すんなり入って、今度は道も間違えず、屋外飼育場を見られるアクリルドームへと向かいます。狭い通路内を、私が先に進みます。 アクリルドームに到着。顔を出し、外の光景を目にするなり、晶タンを急かしました。 そこで見たのが、これ。 今回のベストショットです。これが目の前、50cmの距離で展開されていたのですから、もう大興奮っ!! 「すンごいいいモノ見たね~」と、私と晶タンが興奮しながら出てきた時、上の写真に写っているカップルが、入れ替わりにドームの中から外を見てました。 こんな感じで、1日楽しく過ごした旭山動物園。閉園時間と共に園を出、バスに乗って宿泊ホテルに戻りました。 しばしまったり休んだ後、この日のお食事はこれ。 昼間撫でてもふっと温かかったヒツジさんにちと罪悪感を感じながらも、本場のジンギスカンはとても美味しかったです。(^_^;) ちなみにこのお店。昭和通りにある大黒屋というジンギスカンの専門店。古びてオシャレとは言い難い造り。店内は煙ですすけているのですが、とにかくうンまいっ!! お値段も、生ラム600円。ハーブラム700円。なんと焼き野菜はサービスで食べ放題と、とってもリーズナブル。(サラダは別料金ですよ) 店内は活気があって、ぜひまた行きたいお店でした。(^^) と、長くなっちゃいましたが、北海道旭川旅行2日目はここまで。 次回は3日目。緑の美瑛をサイクリングなのだ。(^^) |