6月1日(金)・その1 出発──伊丹空港から大騒動。(^_^;) ついにこの日が来ました。申し込んでから、楽しみに指折り続けた、イタリア旅行の出発日。 この日の日程は、朝8時30分に伊丹空港発の飛行機で、私は成田空港へ。 ここで、関東在住の同行者。藤原晶嬢(少女漫画家。ただいま小学館『プチコミック』で、『ダイヤモンドライフ』好評連載中。(^^))と合流し、13時20分に成田発の飛行機で、イタリアへと向かいます。 最初の飛行機が飛ぶのが、午前8時30分。だけど私の集合時間は、朝7時15分。 この日はいつもより、早起きしなくちゃいけません。でも、遊ぶ時には、ちゃんと目が覚めるぞ。前日寝たの、2時なのに。(^^ゞ この日も仕事があるパーパに、空港まで車で送ってもらって、いざ出発です。 ちゃんと集合時間には間に合って(でもね、集合といっても、ここは私1人なの)JALの旅行カウンターで、係の人から説明を受けます。 ここで航空券を受け取って、スーツケースをカウンターに預けてしまえば、搭乗時間まではヒマなもの。 朝ご飯はまだだったので、空港内のおそば屋さんで、和定食を頂きました。ご飯とみそ汁。なすの煮付けにきのこおろしと純和風。 これから1週間は、こんなものも頂けないのね。(^^)と、1人もぎゅもぎゅしていたら、館内アナウンスが流れてきました。 曰く、「8時30分発東京行きの便が、機体都合で出発が遅れます」 とのこと。 ありゃまと思いつつ、お食事の後、時間確認。 セキュリティチェックのゲート近くに掲示されてる出発便の一覧を見ると、確かに ついでに搭乗ゲートも変わってました。便名も変わっています。 この時点で(あれ?)と思ったので、たまたま近くにいた係のお姉さんにも聞いてみました。 「さっき、19番ゲートから乗るように言われたのですが、搭乗ゲートも変わったんですか?」 お姉さんは、あっさり「そうみたいですねぇ」 と言いました。 この時、もっときっちり、突っ込んでおくべきでした。(^_^;) だけど、同時刻で他に東京行き便の表示はなく、係のお姉さんも頷いてくれた。そしてなにより、私がめったに飛行機を利用しない。 「ふ~ん。そういうものなのか」 と、頭っから信じ込んでしまいました。 再びその場を離れ、かといって遠くへ行くのは不安なので、セキュリティチェックのゲートが見える本屋さんで時間を潰しておりました。 のんびり立ち読み。時間は過ぎる。 もうすぐ8時30分というところで、ちょっと早いけど行っとこうかなと、セキュリティチェックゲートの方へ向かって行くと…拡声器で、私の名前を連呼してました。キャアッ!! なにごとっ!?と慌てて行くと、さっきのお姉さん登場。 「すみませんっ! 遅延していたのは、成田じゃなくて羽田行きでしたっ!!」 うそぉんっ!! だったらそう書いといてよっ!! この時点で、出発5分前。 セキュリティチェックのゲートをダッシュで通過。金属探知器がベルトの金具に反応して鳴ったけど「いいからそのまま走って下さいっ!!」 ヲイ。私がテロリストだったら、どうするんだ? そんな趣味ないけど。(^_^;) 私が乗る便は、19番ゲートから出発。かなり端の方。 お姉さんといっしょに、走る走る走る。 普段の運動不足が祟って、途中息切れ。もう駄目と足を緩めたら、お姉さんが「搭乗券を下さいっ!!」 私から搭乗券を受け取って、お姉さんはさらに走る。すげぇ。こっちはスニーカー。あちらはパンプスだってのに。 先に着いたお姉さんが、搭乗券を機械に通し、すり抜けた私に半券をバトンタッチ。そのまま私1人が機内に飛び込み、スチュワーデスのお姉さんに平謝り。 ともあれ、機体は無事離陸。 乗ってしまえば早いもの。 午前9時50分。定刻どおり、機体は成田空港に到着しました。 遅れなくてよかった…。(^_^;) ここで晶嬢と合流ですが、それは次回ということで。 |
6月1日(金)・その3 飛行機内──飛びながら食い倒れ 午後1時20分。日本航空JL417便は、無事成田を飛び立ちました。離陸の瞬間って、いつもものすごく緊張するんだけど、この日は2回目だったからか、あまり緊張せず。よかった。(^^)単に、ハイになってただけかも。(笑) 機体が安定してすぐに、ドリンクサービスがあります。小袋に入ったあられのおつまみと(これがまた、んまいんだ。(^^))お好みのドリンク。早速ビールをお願いしました。 行きは私が窓側だったので、外を眺めたりガイドブックを見たり。実はこの日まで、ガイドブックをちゃんと読み込んでませんでした。パソコンがないと、集中して見られるなぁ。 あと、各座席には小さなモニターがついてるのですが、いろいろなメニューがあります。映画や音楽、ゲームを楽しんだり、航空マップを確認したり。 マップを見ると、私たちを乗せた飛行機は、シベリアへと向かっていました。北回りにロシアの上を飛んで、北欧(ここもいつか行きたい)フランス、スイスと通過し、ミラノへ向かうコースです。 窓の外を見ると、タイガでしょうか。見渡す限りの平原。地球はデカい。 写真は、ハバロスク上空で撮影しました。 さらに飛行機は飛んで行きます。 そうこうしているうちに、機内の楽しみ。お食事の時間となりました。 メニューは、ハンバーグステーキきのこデミグラスソース添え。シーフードマリネ。カクテルベジタブル添え。マカロニサラダ。素麺。豆乳のブラマンジェ。ロールパン。 お飲物も選べます。今度は赤ワイン(185mlのミニボトルが1本もらえる)と食後にコーヒー。 全部美味しく頂きました。食べてる最中機体が揺れて、ちょっと食べづらくはあったけど。(^_^;)ていうか、恐いよ。 お食事の後、ちょっとお昼寝。前の日あんまり寝てなかったのと、伊丹でダッシュしたのと、ワインの酔いのせいか、しっかり熟睡。 起きたところで、今度は映画。ちょうど見損ねていた『ハンニバル・ライジング』 が機内上映されていたので、約2時間。バッチリ見ました。 そうしていたら、今度はおやつ。デニッシュとお好きな飲み物。ここではコーヒーを頂きました。 さらに飛行機は飛んで行きます。 途中、またおかきとドリンクを頂き(この時は白ワインにした)到着1時間前に、またお食事。今度はペンネミートグラタンと地中海風野菜のマリネ。稲荷寿司と蕗土佐煮。フルーツ、イタリアントマトロール(という名のパン)。 ここでもまた、ワインのミニボトルを空け、ようやく飛行機はミラノに到着しました。 空飛んでたの、約12時間半。その間、食べた食べた飲んだ飲んだ。しかも座りっぱなし。ここで摂取したカロリーと、消費したカロリーについては、考えないことにしました。 2人して、「私らフォアグラになる~」と呟いてはいましたが。(笑)(字にして気づく、変な日本語) ちなみに座りっぱなしは、私も晶タンも、ほとんど苦になってませんでした。しょせん日常。(^_^;) 成田を発った時間は、午後1時20分。それから12時間25分後。時計の針は、日本時間のままにしてたので、午前2時前を指してます。 でも、ミラノ航空の窓から見える空は明るい。 時差、7時間。イタリア時間は午後6時45分です。 次回に続きます。 |
6月1日(金)・その4 ミラノ空港──そして、ローマへ イタリア時間、午後7時前。ミラノ空港に着いた私と、少女漫画家藤原晶嬢。 飛行機を降りて、入国審査に向かいます。 イタリアなんだよなぁ。英語じゃなくてイタリア語なんだよなぁ。日本語なんて、言語道断だよなぁ。と、この時は緊張しまくり。 審査場でパスポートを渡して、写真と顔との照合。質問来るかっ?と固まってたら「OK」 あっさり通してもらえました。よかったぁ。 ミラノ空港の印象は、ちょっとごちゃごちゃした感じ。 免税店が並んでいるのは日本と同じなんだけど、食べるところがレストランとかじゃなくて、立って食べるピザバーみたいな所しかなかったからか。(注:他のフロアにはきれいなバーもありました) そこで何か買おうとしたけど、システムがよくわからなくて、2人して挫折。_| ̄|○ 両替所を見て、ここだと1ユーロが187円ぐらいで両替となっていて(うわ~。日本で両替してきてよかったぁ)と内心思ったり。 ローマ行きの便は、21時30分に出発です。まだまだ時間があったので、免税店を見てみます。 お菓子やイタリアのお酒、リモンチェッロが並んでます。パスタもパスタソースもあります。もちろん化粧品もあります。その中にあった、D&Cのポスター。 ………私、構図だけなら、日本でたーんと見たよ。ただしエロゲのパッケージやポスターでだけど。 まんまこういう絵がパッケージのボブゲがあったら、迷わず買います。私は。(あ。キャラはもちろん、こーゆー濃い系でお願いします。マッチョだったら、泣いて喜ぶ) 免税店を見て回りましたが、はっきりいってお店は小さい。そんなわけで飽きてきたので、搭乗ゲートに近いロビーに行きました。 そこは壁一面がガラス張り。見えるお外は、まだ明るいです。感覚的には、夕方の空。だけど時間は、現地時間の午後8時前。イタリアは6月からサマータイムに入っていたのですが、こりゃサマータイムが必要だわと納得しました。 このロビーの隅っこに、アイスクリームやドリンクを売ってるお店があったので、晶タンと再び買い物に挑戦。 あいかわらず、システムがよくわかりません。他の方が買い物しているのを見てたら、レジに行って必要な商品名を言い、お金と交換するだけみたいなのですが、なにしろ相手はイタリア語。最初の1歩がなかなか踏み出せません。 おたおたしている間に、他の方々がさっさと買っていきます。だけどここで挫けるわけにはいきません。なにしろ明日の朝には、早速チップが必要になるのです。そして今、私たちが持っているのはお札だけ。真に欲しいのは、アイスクリームや飲み物ではなく小銭。 緊張してたら、近くのカウンターでビールを飲んでたイタリア紳士が、こちらを見ながらニカッ。コップを差し上げ、私に言います。 「ツメターイ♪」 …日本語、お上手ですね。悔しい。(T_T) 結局、固まっていてもどうにもならないので、まずは晶タンが勇を鼓してオレンジジュース購入。私も続いてアイスクリームを購入。小銭と商品手にして、ンマンマ。(^^)気分は、ちょっとだけレベルアップ。 だけどこの時点で、日本を発って、約15時間。私が朝起きてからだと、約22時間半。そろそろ限界です。ここでベンチに座って熟睡。20分ぐらいで起きたけど。 目覚めたのは、午後9時頃。寝る前までは明るかったお空が、真っ暗になってました。初夏の日は釣瓶落とし? ここで、私たちが乗る機の搭乗ゲートが、全く違う場所にあると判明。 晶タンと2人、階段登ってまた降りて、正しい搭乗口へと向かいました。今度のロビーは広い。そしてきれい。(どうも新しいのと古いのと、2つロビーがあったっぽい) ロビー内をうろうろしたりしてましたが、やはり体力は限界近く。うろうろしてたのも、座ると寝てしまいそうだったから。 結局、ローマ行きの便は、30分遅れで出発。いつの間にか降り出していた、どしゃ降りの雨の中、離陸です。 離陸前、私がお席を間違えて、後から乗ってきた人に「席違いますよ」と言われたり(幸い、相手の肩は日本人でした)したけれど。(^_^;) 離陸と同時に、私は轟沈。気がついたのは、1時間15分後。ローマに着いた時でした。 飛行機のお尻から降り(初めてでした)バスに乗って空港へ。 空港では、イタリア人男性の現地スタッフさん(旅行会社の方です)が、お出迎えしてくれました。荷物を受け取り、お車でホテルまで。 ホテルはローマの中心地。テルミニ駅近くのUNIVERSO HOTELです。 ここに到着したのは、午前0時頃。ここで、日本人女性スタッフさん(こちらも旅行会社の方)がお出迎え。滞在中のホテル朝食や諸注意。帰国時のスケジュールについて説明を受け、私と晶タンは、お部屋へと向かいました。 お部屋に着くなり、鳴る電話。ドキッとしたけど、それはロビーで別れた女性スタッフさんからの安否確認でした。丁寧だ。 とにかくもう、へろへろです。私はそのままベッドでダウン。晶タンは…お風呂、入ったのかな? よく覚えてません。 こうして、7泊8日のイタリア旅行。1日目は終了しました。 移動しかなかったし、めっちゃ疲れたけど、これはこれで楽しかったぞ。 次回、やっと2日目です。(^_^;) |