6月7日(木)・その1 ローマ観光6日目──最終日に土鍋を求めて 前夜がローマで過ごす最後の夜ということもあって、午前1時まで盛り上がっていた、私と少女漫画家藤原晶嬢。 それでも翌朝目覚めたのは、朝7時半でした。これは自然に目が覚めたのですが、やはり最後の日とあって、神経が高ぶっていたのかしらン? そして目覚めると同時に、私は迷い始めました。 今日でローマを発つことになっている。 ならば今日買い損ねたら、もうそれを買う機会は巡ってこない。 今まで日本で見たものではないし、正式名称も知らないので、ネットで検索するのも出来なさそう。 それにもひとつ、気になるものもあるし……。 というわけで、晶タンに申し出ました。午前中は、フリー行動させてくれと。承諾を得てお出かけしたのは、6月5日に1人で行った、カンポ・デ・フィオーリの朝市。そこで売ってた茶色い土鍋が、どうにも忘れられなくて。 でも、ここに来るまでか~なり悩んだんですよねぇ。その理由は、トランクの重量制限。飛行機に乗る時、預ける荷物が20kgを越えると、追加料金を取られます。トランクが大きいから、いくらでも入るや。とりあえず、なんでも詰めていけばいいやと、適当に詰め込んだ私のトランク。出発前に計ったら14.8kgありました。他にもお土産は買ったし、ちとヤバいかもと思ったので。 だけどあの土鍋を見た時から、欲しくてたまりませんでした。そんなわけで、持ってきた物のうち、消費物に関してはガンガン使って捨てるようにしました。買い物も、インスタントコーヒーやチューブ入り調味料といった、比較的軽いものを選んできました。(このために、欲しかったレモンのお酒。リモンチェロは諦めました) そしてこの日の朝、ざっと詰めてみたトランクは「これなら大丈夫でないかい?」と思えるぐらいの重量でした。 そんなわけで私は、ルンたかしながらカンポ・デ・フィオーリの朝市へと向かいました。 1度行った場所なので、迷うことはありません。バスも今回はちゃんと、1番近いバス停で降りられました。 降りたバス停が違ったので、カンポ・デ・フィオーリへ行く道がちょっと不安だったのですが、幸いそのすぐそばにお巡りさんが2人いたので、怪しげな英語と差し出した地図で道を教えて頂き、朝市が開催されているその場所へとたどり着きました。 到着したのは、午前8時半。朝市というだけあって、もうかなりのお店が開いていて、お客さんも来始めています。 だけど私のお目当て。台所雑貨のお店は、まだ開店してませんでした。人はいるのですが開店準備中で、商品が入ったコンテナが高く積み上げられてました。 晶タンには、10時には戻ると言って出たのに。(^_^;) 次回に続きます。 |
6月7日(木)・その2 ローマ観光5日目──気迫で伝えろ ローマ滞在最終日。やっぱり欲しかった土鍋を求めて、朝8時半にカンポ・デ・フィオーリの朝市に到着した私。 同行者の少女漫画家、藤原晶嬢には「10時には戻る」と言って出ました。なのに、肝心のお店が準備中。 青空市場でパラソルは立っているのですが、その下に並べる商品は、まだどっさりと積まれたコンテナの中に入っています。私が買いに来た土鍋は、その中でも1番下のコンテナに……。_| ̄|○ こうなっては、仕方ありません。とりあえず待つことにしました。広場の中央にあった石柱のそばに座り、この日記を書きながら、台所雑貨屋さんの様子を見ます。 ノートにペンで書いていたら、おっちゃんがノートを覗き込んできました。なにかな~と思いつつ気にせずいたら、今度は隣に座ってきました。 しばらく日記を覗き込まれていたのですが、やがて手を差し出してきました。ニコニコしています。握手? なんだろなぁ?と思いながら、握手。まあ、表情がフレンドリーな感じだったので、いっか。 だけどそしたら、今度は話しかけてきました。イタリア語で。 ここで私、ギブ。ごめん。イタリア語は、1から10までの数字と、おはよう、こんにちは、ありがとうぐらいしか覚えてこなかったんよ。(だからといって、英語で話しかけられてもギブなんだけどね。イタリア語も数字に至っては、現時点ではきれいに忘れてますし。(^_^;)) というわけで「ソーリー。アイキャントスピークイタリアン」と頭下げました。おっちゃんも、話通じんのじゃしゃーないなぁと思ったか、あっさり行ってしまいました。ちょっと残念。おしゃべり出来たら、それはそれで楽しかったかもしれない。 などとしているうちに、時間は9時になりました。10時まであと1時間。買い物の時間と帰る時間を考えると、もうぐすぐずしててもなぁって感じです。 なんといっても肝心のお店は、まだ半分も準備が出来てなかったのですから。 仕方なく立ち上がりました。目指すお店へと向かい、準備で忙しいお店のおっちゃんに話しかけます。「アイワントなべ」 といっても、なべで通じるとは、はなっから思っていません。でも、なべを英語やイタリア語でなんというのか思い出せません。知りません。 というわけで、「アイワント」で言葉を止めて、手近にあったステンレス製のお鍋を指差しました。そして一言「ブラウン」 言いたかったのは、私は茶色いなべが欲しい。 そしたら、わかってくれました。お店のおっちゃん、1番下のコンテナに入った土鍋を指差し、これ?って顔をして見せます。私、激しく頷きます。 おっちゃんは、広場をぐるりと指で指しました。どうやら「この辺回って待ってろ」と言いたいようです。ヤだぴょん。もう、待てないんだもん。 「私ゃ8時半から待ってたんだい」と言いたかったものの、それをどう言えば伝わるかパッと出て来なかったので、一言「アイドントハブタイム」 ……通じるものです。(^^ゞ おっちゃん、しゃあないなぁといった様子で、一番下のコンテナを引っ張り出してくれました。ここは朝市。値切ってもいい場所と思いはしたのですが、急がせたのでやめにしました。こっちも急いでたし。 おなべとふたのセットで19.8ユーロ。だけどおっちゃん、こちらがなにも言わないのに、端数を負けてくれました。ジャスト19ユーロ。 ありがとぉぉっ!! ていうか、グラッツェェェッ!! でかい土鍋が入った袋をぶら下げてバスに乗り、私がホテルに帰り着いたのは、午前9時半でした。 思えばこれが、ローマで1番楽しい買い物だったかも。 次回。まだあるぞ。お買い物編です。 |
6月7日(木)・その3 ローマ観光6日目──お買い物は、おカバンふたつ 無事、欲しかった土鍋をゲットしたものの、私にはもひとつ買い物が残ってました。 カンポ・デ・フィオーリの朝市からホテルに戻って、私が買い物に出ている間、ホテルでのんびりしていた(と思う。詳細は聞いてない)少女漫画家藤原晶嬢にその旨告げると、「それじゃ私も欲しいものあるから出るわ」とのこと。 1つしかない部屋のカードキーは私が持って、2人して部屋を出ました。私はローマ三越へ。晶タンは、テルミニ駅へ。 ローマ三越でのお買い物は、私とママンのおカバンでした。観光2日目、雨に降られて見に入ったこのお店。ブランドもののバッグが見やすく並べられていて、実際手に取って見れたのですが、この時「なるほど。これは皆さんが高い金出して買うはずだ」と思いました。さすがに手触りとかいいんですよね。 それでその時なにが欲しいかチェックしていたのですが、最終日の今日ここで買うことに。 ここでちょっと、閑話休題。 人によってそれぞれでしょうが、早く欲しいものを手に入れて、安心したいという人がいます。私は逆で、もっといい物がないかとギリギリまで粘る質。 もっといい物を後で見つけて、あれ買うんじゃなかったと思うのもイヤですし、それに自分が手に入れた後、商品になにか(破損とか盗難とか)あるのも困りもの。ギリギリまでお店に預けていたいという心理も働きます。 これを晶タンに話した時「それでいざ買いに行ったら、売り切れてたらどうするの?」と聞かれました。 不思議なことに、それは想定してませんでした。確かにありえることなのに。 たぶん私の中で、私が欲しい物は、絶対お店に用意されているはずと、固く信じている部分があるのだと思います。こういうところ、楽天的なんだろな。あと、それで売り切れてたら、それはその商品と縁がなかったと思うことにしているし。これを言うと、晶タンにはちょっと驚かれました。「縁か……」と言われましたが、う~ん。 確実にチャンスをものにするよう動くよりも、縁に任せるあたり、やっぱ私の思考は仏教というか、東洋系に出来てるのかしらン? 晶タンがどっちかは知らない。 話を元に戻しまして、ローマ三越は私たちが泊まっているホテルから徒歩10分弱。てくてく歩いて到着して、ちゃんとあったおカバン2つゲットしました。 自分には、VIRONEのデニムブルーと白のコントラストがきれいなバッグ。ママンには、エトロのペイズリー柄がシックなバッグ。 これ買いながら、パーパが拗ねないかなぁと思ったけれど、仕方なし。ごめん。女性向けも詳しくないのに、男性向けブランドなんて、さらに知らないもんで。(^^ゞ こちら方面も、ちゃんと勉強しないとなぁ。 三越からおカバン2つぶら下げてホテルに戻ると、晶タンはまだお出かけ中でした。よかった。先に戻れて。 というわけで、荷物整理して、またこの日記を書きながら、彼女の帰りを部屋で待ちました。 チェックアウトは、午後0時です。 次回、ローマで最後のお昼ごはんです。 |
6月7日(木)・その4 ローマ観光6日目──天使の城 ローマ最終日の午前中も刻一刻と過ぎていき、同行者、少女漫画家藤原晶嬢も買い物から戻り、最後のお部屋片づけをして、ホテルのチェックアウトをすませました。 といっても、帰りの大荷物は、もちろんフロントに預かってもらいます。 身軽におカバンひとつで出かけ、私と晶タンはホテル近くのカフェに入りました。実はこの日、朝ご飯を食べてなかったんですよね。 というわけで、朝昼兼用でがっつり頂くことに。 温野菜の盛り合わせは、ズッキーニとポテトに葉物。野菜スープのミネストローネにも、にんじん、ズッキーニ、ポテトがどっちゃりです。(^^) そして、ミートソースがかかったフェトチーネにオレンジジュース。 これを2人で食べるので、注文した時には、ちょっと少なかったかな?と思ったのですが、とんでもない。どれも量がたっぷりでお腹いっぱいになりました。 あと、ミネストローネが美味しくてすっかりハマり、家に帰ってから2、3ヶ月、ほとんど毎日朝に自作のを頂いてました。お野菜もたくさん摂れていいです。(^^) お食事を終え、向かったのは最後の観光。天使の城と謳われるサンタンジェロ城です。 円形の建物は、西暦139年に建てられたもの。元はローマ皇帝用の霊廟で、今は博物館になっています。 地下鉄に乗って、レーパント駅へ。ガイドブックによるとそこから徒歩10分とのことでしたが、地図を見ながら迷わずすんなり行けました。さすがに6日もいると、慣れてきたのかなと自画自賛。 ちなみにこの時、100円ショップならぬ1ユーロショップを途中発見して、中に入ってみましたが全然1ユーロショップじゃなかったです。5ユーロ、10ユーロの商品もたくさんあって、でも並んでいるのは日本の100円ショップでよく見かけるものが多かったです。 ともあれ、到着しました。サンタンジェロ城。ガイドブックによると、入場料は5ユーロとのことでしたが、値上げしてました。うンぬ~っ。 ちなみに、バチカン美術館とコロッセオもガイドブックの価格よりも値上げしてました。うンぬぬぬ~っ!! サンタンジェロ城内は迷路みたいでした。映画にもなったゲーム『トゥーム・レイダース』に出て来そうな、城内の長い坂になった通路を上がり(ゲームだったら、ここで大きな石の玉が転がってくる)、入った建物は時代の流れと共に色褪せてはいましたが、それでも鮮やかなフラスコ画がとても綺麗なお城でした。 壁や天井に絵かがれているのは、装飾的な怪物絵。ユニコーンやケンタウロス。海の怪物。今まで見たこともない怪物。 不思議、オカルト、UMA大好き人間なので、もう大はしゃぎ。晶タンをさんざ待たせて、写真を撮りまくってしまいました。ごめん。 あと、中では美術展も開催されてまして、中世の絵画や昔の甲冑、武器の展示。現代の写真展も開かれてまして、お城だけでなくこちらも見甲斐がありました。来てよかった。(^^) ちと、長くなったので、今回はここで止めときますです。 |
6月7日(木)・その5 ローマ観光6日目──いよいよ帰国 ローマ観光最終日。サンタンジェロ城を後にした、私と少女漫画家藤原晶嬢。 お城を出て最初にしたのは、近くで売ってたジェラードを食すことでした。 ジェラードも、今回の旅の目的のひとつ。だけど旅を続けているうちに、新たな喜びも見出してました。 それは観光名所を背景に、自分たちが買ったジェラードを撮ること。これは晶タンが始めたのですが、そうでなくても普段からカメラ活用しまくりの私も、すっかりハマってしまってました。 というわけで、この時には晴れてたお空もいっしょにパチリ。 写真を撮った後ジェラードを頂き、コーンの一部は近くにいたハトさんやスズメさんに上げました。ローマのスズメは日本のと違って緑っぽかったです。(もしかしたら、別の種類の鳥だったのかも。(^^ゞ) のんびり歩いて駅へと戻り、テルミニ駅ではローマで初めて入ったカフェで最後のカプチーノを頂きました。 この日乗る飛行機は、21時45分発JL400便。ホテルのロビーまで、旅行会社の方が迎えに来てくれることになってます。この日記を書いた時点では、集合時間を忘れちゃったのですが、それでも早めに戻ったはずでした。そして旅行会社の方は既に来ていて、私たちを待っていてくれてました。 行きはミラノで乗り換えでしたが、帰りはローマ空港からの直行便です。空港へは、車で1時間。ローマ空港に着くと、もう1人旅行会社の方が来ていて、私たちを待っててくれていました。 スーツケースを預け、セキュリティチェックを受ける手前まで、彼女が手伝ってくれました。 セキュリティチェックには、長い行列が出来ています。私と晶タン、おしゃべりしながらそれを待ちます。 背中には、機内持ち込みのリュックサック。いつも金属探知器に引っかかるベルトは既に外しています。 荷物をX線検査機の係の方に預け、金属探知器を通過します。ブザー鳴らず。 だけど荷物の方が、思いっきり引っかかってしまってました。(^_^;) 次回に続きます。 |
6月7日(木)・その6 ローマ観光6日目──最後に、やらかしました。(^_^;;;) ローマ観光最終日。いよいよローマ空港に到着し、搭乗手続きを終えて、セキュリティチェックを通過する段になりまして、一発やらかしてしまいました。 金属探知器は無事通過したものの、機内持ち込みのため、X線検査機に通したリュックサックが引っかかりました。 係のお兄さんに手招きされます。なんじゃらほい?と、私はそちらにひょこひょこ行きます。 この時点では、のんきなものでした。搭乗手続きの時、カウンターで預けたスーツケース。重量制限がヤバいかもと、リュックサックにもみっちり物を詰めてました。おおかた荷物を詰め込みすぎて、中身がよく見えなかったんだろうな。確認するから立ち会ってねって感じだろうなと。 係のお兄さん、リュックを開けます。まず出て来たのは、衣類を入れた袋。問題なし。次もまた、大きな袋。中身はお土産用のインスタントカプチーノ数瓶。(数は忘れた)この時点でお兄さんの顔が笑いそうになりました。もちろん、問題はなし。 そして、最後に取り出した、これまた大きなビニール袋。ここで私の顔が、驚愕に歪みました。「あっ!」の形で口を開けたまま、表情が固まります。そんな私に「これこれ」って顔をして、お兄さんはビニール袋の中身を取り出します。 袋を開けた瞬間、固まるお兄さん。堪える爆笑。 出て来たのは、濃縮トマトのチューブでした。1本200g入りのがごろごろと。そういえば、こいつだけでかなりの重量を取ると思って、リュックに詰めていたんだっけ。きれいに忘れてました。 現在、国際便の飛行機には、液体類の持ち込み制限がされています。あらゆる液体物は、100ミリリットル以下の容器に入れ、それらの総量が1リットルを越えてはいけません。手荷物検査時には、ちゃんと係の人に提出すること。 そしてこの制限には、液体だけでなく、ジェル、クリーム、ペースト状の物も含まれます。 濃縮トマト、思いっきりペースト状でした。 液体物は注意していたのですが、こちらは本気で忘れていました……。_| ̄|○ せっかくお土産に買ったのに、没収? でも、これを機内に持ち込むことは出来ません。あうぅぅぅぅ~。せっかく買ったのに……。 とりあえず、お兄さんにゼスチャーします。「これ捨てるの? 捨てたら通してくれる?」 お兄さんは笑いながら、英語で話をしています。理解出来ず。_| ̄|○ というわけで、とっくにチェックを終えて、すみっこで待ってた同行者、少女漫画家藤原晶嬢にSOS。彼女に通訳をお願いします。 晶タン通訳。「このトマトのチューブが入った袋を持って、搭乗手続きカウンターに行き、そこで預けてきなさい。戻ってくる時は、行列に並ばなくていいから真っ直ぐこの場所に来て、アントニオと呼びなさい」 アントニオは、係のお兄さんのお名前でした。 歓喜!! というわけで、セキュリティチェックからUターン。搭乗手続きカウンターへ、トマトチューブ入りの袋を持ってって預けます。先に預けたトランクに重量加算されることもなく、あっさりお預け終了。言われたとおりセキュリティチェックの場所に戻ると、今度はノーチェックで通過。 行きの伊丹空港でも思ったけど、これでもしも私がテロリストだったら……恐い恐い。(^_^;;;) ともあれ、最後の最後でこんな大ポカやらかしてましたが、どうにか出国審査も終えたのでした。 セキュリティチェックのアントニオさん。そして晶タン。 ありがとおぉぉぉぉっ!! そして、ご迷惑おかけしましたぁぁぁっ!! 次回。長々続きましたローマ旅行記。いよいよFinalです。(そのあと1回、番外編やるけど) |
6月7日(木)・その7と6月8日(金) ローマから日本へ──今回最後の食い倒れ ひと騒ぎしたものの、無事通過したセキュリティチェック。出国審査も終え、あとは搭乗時間を待つばかり。 まずは私と同行者、少女漫画家藤原晶嬢。免税手続きをします。私は、帰り際に買ったバッグ2つ分の税金を返してもらいました。日本円で1万円ちょい。ルンたかた。(^^) それでも1時間ほどあったので、この間晶タンは大人しく読書。私はというと、1人で免税店をうろちょろ。観光4日目に歩きすぎて脚がつったというのに、まだこりてはなかったようです。(^^ゞテヘ そうしてるうちに搭乗時間も迫ってきて、場所移動。モノレールでスカイブリッジを渡り、サテライトに到着。 こちらでも免税店があったので、今度は晶タンがお店周り。私はちょっとだけお店を見て、最後のユーロ(小銭)でミネラルウォーターを買いました。でもって、休憩。お椅子に座って、大人しくこの日記を書きます。 やがて搭乗時間になりました。定刻どおり、21時45分に飛行機は出発。またね。ローマ。 夜のフライトで、飛行機が飛び立った頃には真っ暗になっていたので、外が見えないのがちと寂しや。でも、機内食は相変わらず美味しかったです。 機体が安定してすぐ、最初の機内食が出ました。 若鶏のソテー香草バター風味と小エビのマリネ。茶そばにデザートはアマレットケーキ。ワインも頂きました。(^^) そして就寝。時差ボケ防止したいから、あまり眠らないつもりだったのに、しっかり爆睡してしまいました。 目が覚めてからは、それぞれの座席前にあるミニテレビで、映画『ゾディアック』を見ました。映画を見ている途中、機内で2度目のお食事が出て来ます。 フルーツカクテルにヨーグルト。トマトとモッツアレラのオムレツにソーセージ。リヨネーズポテトとクロワッサン。 お食事を終え、ちょうど映画も見終わったところで、日本時間16時50分。成田着。飛行時間は、12時間と5分。直行便なので、行きと違って楽々でした。(^^) 堪能しました。ローマ旅行、移動も含めて7泊8日。機内で過ごすお時間も、観光中もホテルでも。 ローマで食べた最後のお昼。カフェでパスタとミネストローネを頂きながら、晶嬢と2人 「海外旅行中に、日本食が恋しくなることがあるってよく聞くけど、うちらそんなこと全然ないね。オリーブオイルに負けることもないし、ずっとイタリアンでもいいくらい」 なんてお話していたのですが、成田から日暮里へと向かう京成線で、車外を通り過ぎる看板に目がいきます。 寿司。天ぷら。焼き鳥。うなぎ……。 京成線を降りた時には、すっかりその気。2人迷わず新宿さ行って、焼鳥屋さんで旅行の打ち上げ。 「漬け物漬け物漬け物」「玉子焼きも食べたい」 ローマで「梅干しなんてなくても平気」なんて、1日前に言ってた舌の根は、とっくに乾いておりました。 ああ。楽しかった。(^^) 次回はちょっとだけ番外編。日本に帰って、翌日。です。 |
6月9日(土) 日本──東京で日本情緒も堪能しました。そして、 ローマでの7泊8日の旅を終え、帰ってきました。日本へ。 成田着は、日本時間6月8日16時50分。その日は新宿で打ち上げして、同行者の少女漫画家藤原晶嬢と別れ、ホテルで1泊。お風呂に入っただけで、見事爆睡してしまいました。 でもって翌日。ホテルをチェックアウトして、まずは駅前の立ち食いそば屋へ。なんとなくですが、東京では朝ご飯に1度は立ち食いそば屋の月見そばとおいなりさんを頂くのが、習慣になってます。立ち食いそばでも美味美味。(^^) その翌日に開催される友人池田あお嬢主催のイベントにスタッフとして参加することになっていたので、彼女の家に向かいます。 イベントについては、2007年6月15日の日記に書きました。 この日は、掃除したりイベント準備を手伝ったり、曽田正人先生のバレエ漫画『昴』を一気読みさせてもらったり。 でもって夜。この日は鳥越祭がありました。 浅草橋の豚肉メインな串焼き屋さんで飲み食い。そのまま祭見物に行き、御神輿かつぐ締め込み姿のおじさんたちを、心の底から堪能しました。 昨日までイタリア文化を楽しんでたのに、今日はずっぽり日本文化。なんて贅沢。(^^) お祭りの屋台も見たぞ。大阪のお祭りとは、メニューが違ってこれまた楽し。特に初めてカルメ焼きの屋台を見て、これがそうかと思いました。 実は『学園ヘヴンおかわり!』でカルメ焼きを作るシーンがあるのですが、Sprayさんとカルメ焼きは屋台で売るものかどうかでやりあったことがあるので。(^^ゞ大阪にはないのだ。 あと、中国の焼餅(シャオピン)や辛い辛い韓国のトッポギ。焼いたほたてや、ゴマ油の香り漂うチャプチェなんかも頂きました。楽しや。 |
付記: お土産に買った、ネスカフェインスタントカプチーノ。 ガイドブックに「日本にはない」と書かれていたので買ったのですが、スーパーで1杯分ずつ小分けになったの見つけました。ガッデム。 日本人、ホンマに食と味には貪欲や。 |