■ 台湾旅日記 (3日目 2008年11月3日) 玉市と美味美味美味。(^^)──お風呂洪水もあったゾ。(^_^;)

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11月3日(土)・その1  ──朝から大騒ぎ。(^_^;)

 3泊4日の台湾旅行、3日目。予定はバッチリ決めてました。

 土日にしか開催されない、翡翠を始めとする宝石貴石、骨董品から日用雑貨までのお店が並ぶ玉市へ行こう。お昼は、世界一と謳われる小籠包を食べに、飲茶の名店へ。昨日の夜は夜市でB級グルメを堪能したので、この日の夜はちょっとリッチにフカヒレとアワビ~
 そんな明日にワクワクしながら、前夜は眠りにつきました。

 で、朝6時半に目が覚めました。予定していた時間よりはちょっと早いのですが、おしっこ。ベッドから下りて、バスルームへ行こうとします。
 すると、裸足の足の下でべちょり。床がぐっしょりと濡れてます。なんだ? 水でもこぼしたか? などと思いつつ視線を下に向けると、心なしかカーペットがところどころ盛り上がっているように見えます。
 変だと思いつつも寝ぼけながら、とりあえずおしっことペタペタ歩いていきます。床が濡れてるのも、カーペットが盛り上がってるのも、バスルームのドアに近づくにつれひどくなっています。
 う~んと思いながら、バスルームにin。用を足しながらトイレの横にあるバスタブを見ると空っぽです。確か昨夜、部屋の空気の乾燥防止に、たっぷりのお湯を張っておいたはずなのに……。
 この頃やっと、目が覚めてきました。もしかして、ヤバい?(^_^;)

 タイル敷きのバスルーム自体は何ともなかったのですが、部屋の方に水漏れしたみたいです。私が使ったベッドは、バスルームのすぐ横だったので、ベッドの下がびちょびちょになっていた模様。とにかく放ってはおけません。
 昨夜使ったタオルやバスタオルを使い、床を拭いてみました。しかしバスタブ1杯分の元お湯ともなると、量が多すぎて1人では手に負えません。というわけで、同行者池田あお嬢を起こしました。
 熟睡してるところを叩き起こしたわけですから、しばらくの間は池田もぼうっとしたままです。それでも事態を理解すると、彼女もいっしょに床ふきふき。

 少しでも乾かそうとエアコン全開。2人してタオルにカーペットの水を吸わせては、バスタブに絞っていきます。
 そうしながら、池田が話してくれました。
 昨夜彼女も夜中にトイレに起きたとか。その時バスルーム前の床が濡れているのに気がついて、残っていたバスタブの湯を抜いたそうな。
 ということは、この床に染み出した元お湯は、ハスタブ半分ぐらいだな。いっぱいだったら、もっとひどいことになっていたかも。(^_^;;;) などと思いつつ、さらに作業を続けます。

 途中、池田に台湾では最近流行りだという(昨日のツアーでガイドの陳さんが教えてくれた)サンドイッチを買ってきてもらって、朝食をとり、ひたすら掃除を続けました。2時間ばかり。
 その間、私の頭の中には、この床、弁償するとしたらいくらだ? どこぞの国を旅行中、ホテルでお風呂のお湯を出しっぱなしにして水漏れを起こした人は、日本円で160万円払ったってのを、どっかで見たことあるなぁとか、そんなことばかり浮かんでました。

 そうこうするうちに、カーペットのボコボコはなくなってきました。水分でじっとりしてるのは相変わらずですが、少なくとも指で押したら染み出してくるというほどではありません。
 部屋の中はエアコン全開。冷房なので寒い寒いと、作業を休んでお布団にくるまっているうちに、だんだん馬鹿らしくなってきました。
 私たち、台湾くんだりまで来て、なにやってんだ? ここまでやったんだから、もういいじゃないか。3時間弱でここまで乾いたんだし、夜にはもっとマシになってるさ。池田も同意してくれました。

 と言うわけで、2人して腹くくってお支度。帰ってきたら乾いてますよーに(-人-)と祈りつつ、お出かけすることにしました。
 おカバン持って、エスカレーター下りて、フロントに鍵を預けます。
 その時、フロントのお姉さん。「あ、ちょっと待って下さい。4階のお客さんですね」
 後ろ暗いところがあるものですから、2人して内心キャアと思いました。

 次回に続きます。(^_^;)


11月3日(土)・その2  ──微妙ながらも解決

 3泊4日の台湾旅行、3日目。
 朝起きたら、床がぐしょぐしょになってました。昨夜部屋の空気乾燥止めにと、バスタブに張っていた湯が漏れ出したのです。
 お掃除をして、出かけようとした私と友人、池田あお嬢。なに食わぬ顔をしてフロントのお姉さんに鍵を渡したところ、呼び止められてしまいました。キャア。

 「4階のお客さんですね」と問われて、私は心臓バックバク。弁償の2文字が、極太ゴシック体で、頭の中を占拠します。
 お姉さんは言いました。
 「すみませんが、本日4階のフロア全体を消毒することになったんです。お部屋を移ってもらえないでしょうか?」
 「いいですよ」と、サラッと笑顔で答えたものの、心臓のバクバクは止まりません。出かける前に部屋を移っておいて欲しいと、今まで泊まっていた部屋と新しいお部屋の鍵を渡されて、私と池田は再びエレベーターに乗り込みました。
 でも、この時思いました。「なんか変」
 普通、連泊するとわかっている客を、消毒予定のある部屋に泊めるでしょうか? 私たちがギリギリになっての予約客だからかも知れないけど、それにしても変。急に決まったのでなければ、こんなギリギリになって教えたりするのでしょうか?

 そんな話をしながら、お引っ越し。今まで泊まっていた部屋は、413号室でした。入った時から「縁起悪~」と 笑いあってた部屋番号。新しいお部屋は808号室。台湾では縁起がいい数字である8が2つそろってます。
 もっとも413号室の縁起悪さは、日本人とキリスト教圏の人にしか関係ない話ですが。
 部屋の作り自体は前とそう変わらないのですが、バスルームとかがちょっとグレードアップしてました。

このバスタブの時、私はシャワーオンリーでした。(^^ゞ
のんびりゆったり浸かったゾ。(^^)
アップ過ぎてわかりにくいけど、
これが最初のお部屋のバスタブ。
真っ四角。
こちらは新しいお部屋のバスタブ。
内側が曲面で、湯船に浸かってもゆったりくつろげるゾ。

 これって……。

 お引っ越しを終え、なにもなかった顔をして、私と池田はホテルを出ました。
 水漏れの件を今さら言うのもなんだし、かなり拭いて靴を履いてたら気がつかなかったレベルにまで持ち込んでいたので、なにか聞かれたらそう答えるつもりです。
 でも、たぶん聞かれない。その時には、もう、そう確信してました。そもそも、バスタブにお湯を張っていたぐらいで、床がぐしょぐしょになるぐらいに水漏れしてたら、カーペットが何枚あっても足りないはずです。
 だから……。


 本当のオチは夜になり、ホテルに帰った時についたのですが、ここで先に書いときます。
 ホテル側からは、なんにも言われませんでした。
 今では私は4階のどこかで配管が詰まって、それで水漏れが起きたのではないかと疑ってます。
 こういう時のために保険にも入っていたのですから、さっさと申し出た方がよかったのかもしれません。でも、寝起きにあの床を見るとつい、身体が勝手にお掃除始めちゃってたんですよね。はぁ……。

 ちなみにホテルに戻った時、預けていた鍵を受け取ったのも私でした。
 「知らぬ存ぜぬ」を決め込む以上、表情や態度に出てはマズい。だけど池田は「私だと顔に出てしまいそうだから。TAMAさんの方が神経太いし」
 悪かったな。どんだけうまくホラ吹くかってーのが商売なんだよ。
 これっぽっちの否定もできなかった、自分が愛しい……。(-_-;)


11月3日(土)・その3  ──世界一の小籠包。(^^)

 朝一番から大騒ぎをしました、台湾3日目。
 気を取り直して、お出かけしました。朝ご飯はホテルでサンドイッチを食したので、次はお昼。目指すは、世界一美味しいと謳われる小籠包がある飲茶レストラン。鼎泰豊(ティンタイフォン)

 鼎泰豊は、私たちが泊まっているホテル最寄りの西門駅から地下鉄で6駅。忠孝敦化駅近くに支店があります。  本店との距離はそう変わらないのですが、この時はたまたまガイドブックで支店の方を先に見つけたので、こちらにしました。この後行く予定だった玉市にも近かったし。
 地図を見ながら、てくてく探します。鼎泰豊に着いたのは、午前11時半。お店の前では、既に10数人の人が、入店待ちをしてました。

けっこう広いお店です ガラス窓には、メニューとお店が紹介された日本の新聞の記事が張られてました
鼎泰豊入り口と入店待ちの人たち。(向かって右側の写真の右端にいる店員さんに、人数と注文品を伝えます)

 このお店では、入店する前お店の外にいる係の人に、こちらの人数と頼む料理を先に伝えるシステムです。ガイドブックによると、30分待ちは覚悟ということでしたが、お昼前なのが幸いしてか、10分ぐらいで入れました。
 お席に着くと、すぐに運ばれてくるお茶。そしてお料理。
 注文したのは、

シャクシャクしてて、とっても美味。(^^) 排骨も、下の炒飯も美味でした。(^^)
空心菜の炒め物と排骨飯

ぷりっぷりのえび小籠包 これが……これがぁぁっ!!
えび小籠包と、もちろん小籠包

 美味しいです。空心菜はもともと好きなお野菜ですし、えび小籠包のえびもプリプリ。排骨飯もいいお味。(^^)
 そして。
 小籠包は、世界一の看板に、全く恥じない味でしたっ!!
 お箸で持ち上げると、中に入っているスープが既に目で見てわかります。

たゆん、って感じです
垂れ下がった皮の中には、スープがたっぷり。(*^^*)
(ちなみにレンゲにたまっているお汁は、小籠包につけた酢じょうゆです。中のスープじゃないよ)

 口の中に入れて噛むと、広がるスープ。私も友人池田あお嬢も、同時に言葉をなくします。
 下手に端っこを噛むと、スープが飛び散るのですが、

もったいない……。(T_T)
1個の小籠包から散ったスープがこの量。

 小籠包って、こういうものだったんだ……。
 本当に、美味しゅうございました!!

 美味しくお食事を終えてお店を出ると、ものすごいことになってました。
 横6列に並んだ人の列が、約30m。

通路は人でみちみちでした。(^_^;)
赤い矢印のあたりが入り口

 お昼時になったからか、ものすごい行列です。頭の中に、コミケの景色が思い出されます。
 「もしも私たちが来た時にこの行列だったら、速攻諦めてたね」
 池田とそう話しながら、お店を後にしました。
 次の目的地は、宝石貴石、骨董品から日用雑貨までのお店が並ぶ玉市です。


11月3日(土)・その4  ──狭いゾ。密集してるゾ。楽しいゾ。玉市。(^^)

 世界一美味しい小籠包がある飲茶レストラン。鼎泰豊(ティンタイフォン)で昼食を終えた私と友人池田あお嬢
 土日にしか開催されない玉市目指しててくてく歩きます。

 途中、お兄ちゃん2人組に声かけられました。「ニイハオ」
 なんじゃ?とビビっていたら、2人組は『るるぶ』を取り出しました。しきりに地図を指差して、TAIPEI101というショッピングセンターに行きたいという身振りもします。私たちも地図を取り出し、とりあえず現在位置を説明しました。日本語で。こちらが日本語を話した時は、お兄ちゃんたち、ちとビックリしたよう。とりあえずにこやかにお話して別れました。

 ちなみに鼎泰豊へ向かう途中の地下鉄の中でも、私はおばちゃんに中国語で話しかけられました。こちらは現地の方でした。
 「アイキャントスピークチャイニーズ」でごめんなさいしたのですが、どうも日本人には見られないらしい。そういえば昔香港に行った時も、よく間違われました。(その時は、中国人、香港人ではなく、東南アジア系と間違われていたみたい。原色オレンジのコートのせいか?)

 ともあれ、てくてく歩いて、迷うことなく玉市に到着しました。
 土日のみ開催の玉市は、平日は駐車場になっている高架橋下で開催されます。スペース的にはあまり広くありません。だけどこの中にズラリと並んだブースは壮観です。  翡翠や玉(ギョク)アクセサリーやインテリア。原石、細工物、ビーズなどなど。一目見た瞬間、アクセサリー作りを趣味にしている友人を、ここに放り込んでみたいと思いました。

私たちは反対側の入り口から入ったので、私たち的にはここは出口だったりする。(^^ゞ 見渡す限り、原石屋さん。1番手前は、原石のビーズ屋さん。(^^)
玉市入り口(反対側にも入り口はあったけど、そちらは貧相)と玉市内部

 ここで私と池田は別れて自由行動。それぞれがブースを見て回りました。狭いから、時々会ったりすれ違ったりはしたけどね。
 ここで私は、琥珀のモビールみたいなインテリアを買いました。日本円にして4~5000円くらい。こういう場所ではまず値切れ、ですがこれは駄目でした。で、言い値で買う。
 黄色い物を西に置くのが風水的にいいということなので、現在我が家の西側窓にぶら下げてます。おぜぜが貯まりますよーに。(-人-)

けっこう大きい。傘の上から1番下まで、50cm強
琥珀原石のモビール。(^^)

 玉市を出ると、道路はさんで次は花市。植木や鉢植え、種や苗。植木鉢など園芸用品とペットも扱ってます。

こちらは入り口も出口も綺麗でした。 花や植木だけじゃなく、ガーデニング系のグッズも多し
花市入り口と花市内部

ちょっと欲しかったけど、大きすぎて断念。
大きなみかんは作り物で、鉢カバーなのだ。

 ここでは2つ、トラブルを見ました。
 1つは大声で怒っているおばちゃん。花市はペット同伴OKなのですが、どうもその通路上でお犬様が粗相をされて、それを踏んづけてしまったよう。飼い主さんはその場にいたので、落とし物を放置していたわけでなく、たまたま片づける前にそのおばちゃんが踏んじゃったようでした。災難。
 2つ目は、板を渡しただけの棚にズラリと鉢植えが並んでいたのですが、それをひっくり返したらしく、ものすごい音が響き渡りました。振り返ると、路上に落ちた棚板と、壊れた植木鉢。そしてその傍らで、呆然と立ち尽くす1人のおばちゃん。よくよく見ると、さっきお犬様のお粗相を踏んじゃった人でした。あの人、厄日? とか思ったり。

 あとここで、お犬さま、お猫さまの飼い主募集もしてました。あの子たちに、いいご縁がありますように。

ヒマなので寝る
どの子も大人しいいい子ちゃんばかりでした

 花市を出ると、またもや道路を挟んで日用雑貨市。ここは今まで見た中では、1番敷地が狭くて、ブースの数も少なかったです。(20個くらいしかなかった)

この時点では、かなり期待してました ナベとかは少なかったです
日用雑貨位置入り口と、そこにあったアクセサリーショップ

 台湾出発前に、家の者から「ナベ買ってくんなよ」と釘を刺されたくらいの台所雑貨好き。インテリア系も大好きなので日用雑貨市はワクワクしながら行ったのですが、これといったのはなくて、なにも買わずにすみました。
 ちなみにここでもトラブルはありました。
 小さなケースにビーズを入れて並べ、売ってるブースがあったのですが、そのケースをひっくり返した奴がいました。
 犯人は、そそくさと逃走。(ちなみに上記のおばちゃんは、さすがにここでは見ませんでした。(^_^;))その場にいた私たち含め、何人かで散乱したビーズを拾い集めました。

 しかしよくよく考えると、私たちも今日は朝からトラブル続きです。我が身に降りかかったのは、朝の一件だけですが、この日はそういう日だったのか。それとも単に、混雑している市ではよくあることなだけなのか。ナゾです。


 ともあれこれで、楽しみにしていた玉市は終わり。この時点で夕方近くになっていましたが、まだ観光は続きます。
 あとこの時点で私の台湾ドルは、使いすぎたのかちょっとピンチになっていました。困ったぞ。(^_^;)


11月3日(土)・その5  ──公園、茶芸館、立派な駅。でもって両替。(^^ゞ

 楽しかった玉市巡りを終えて、その場を後にした私と友人池田あお嬢
 通りを挟んだ向かい側に、大きな公園がありました。地図を見ると、大安森林公園。その中でも、いっぱいテントが張られていて、バザーみたいなことやってます。
 なんだか楽しそうだったので、そこを通り抜けました。ちょうど行きたかった中正紀念堂駅は、公園を抜けた先にあったし、大通り沿いよりは空気がよさそうだったし。(ちなみに台北の空気はよくないです。特に大通り沿いはひどくて、この日から私は持ってきていたマスクをずっとつけてました。喘息の気あるし)

 バザーは、農産物バザーのようでした。

かなり賑わってました

 バザーが開催されていたのは、公園のほんの一角。とても広い公園でした。木がたくさん植えられてます。スズメもたくさんいました。日本のスズメと同じでした。可愛いなぁ。(^^)

日本のスズメとおんなじ。(*^^*)
台湾のスズメ。(*^^*)

 あと、台湾リスもたくさんいました。芝生の上を駆け抜けたり、樹上を飛び回っていたり。思わず探しまくっちゃいました。(でも動きが速すぎて、写真は撮れませんでした。(;_;))

 大安森林公園を通り抜け、中正紀念堂駅目指して、さらにとことこ歩きます。
 途中、永康街も通りました。
 ガイドブックには繁華街と書かれていたのですが、一見住宅地のような、しっとりと落ち着いた街並みです。古めの民家とその1階で営業されていることが多い食料品店やカフェ、デザート店、雑貨屋さんが軒を連ねています。
 ガイドブックでチェックしていた台湾茶の専門店=茶芸館回留で、のんびりお茶しながら休憩。

甘いお茶で、急須の中にはクコの実とかが入ってました どれも一口サイズ。(^^)
回留でいただいた、お茶とお菓子

 一息ついた後は、さらにとことこ歩いて、目的の中正紀念堂駅に到着しました。
 ここは前日ツアーで行った、中正紀念堂の最寄り駅です。ただ、ガイドブックにこの駅の特色が書かれてまして、蒋介石を称えて建てられた中正紀念堂に敬意を表して、総大理石の構内には一切広告を出さないとか。
 昨日は観光バスで移動していたのもあって、この日は玉市の最寄り駅でなく、ここまで足を運びました。

こちらが中正紀念堂駅 こちらはモノレール駅ですが
中正紀念堂駅と、翌日乗り換えで使った忠孝復興駅

 
中正紀念堂駅は、床も壁も天井もピッカピカの大理石

 本当に、綺麗な駅でした。台湾も日本と同様、仏教や儒教が入り混じった、宗教的には寛容な国ですが、そのエネルギーが政治の方に向かってるのかなぁと思ったり。まだ、歴史の浅い国ですし。(政治のお話になりますが、私は台湾を「国家」と思ってる派です)

 中正紀念堂駅を堪能した後は、地下鉄に乗って中山駅へ。この駅近くには、三越デパートがあります。
 晩ご飯にとお目当てのお店に近いこともありましたが、ここに来たのは目的がありました。両替。
 玉市で、台湾ドルをかなり使ってしまった私。大きなデパートなら両替できるのではないかと、立ち寄ってみたんです。
 デパート内をふらふらして、最上階にあった銀行で、足りなくなった台湾ドルへの両替をしました。普通の銀行は土曜日のしかも午後6時近くなんて開いてないけど、ここだと大丈夫。大助かりでした。(^^)

 地下の食料品売り場で、お土産にするお茶や食料品を買い、外に出ます。
 この時、お外は真っ暗でした。そろそろ、お夕食の時間です。
 私たちには、目指すお店がありました。


 次回、晩ご飯編。ちょっとゴージャスです。(^^)


11月3日(土)・その6  ──あっという間に寝返りました。(^^ゞ

 3泊4日の台湾旅行も、いよいよ3日目。明日は帰る日です。

 文字通り右も左もわからなくて、なんとかお夕飯をすませた1日目。
 旅行会社主催の観光ツアーの後に、自分たちで士林夜市を探検しながら、あれこれ楽しくいただいた2日目。
 そして3日目のこの日の夜は、ちょっとリッチなお食事をと決めてました。

 日本から持っていったガイドブックと、宿泊ホテルでゲットした観光マップで紹介されていた欣欣魚翅坊というお店。目指すはフカヒレ、アワビ、ロブスター。でもお値段はリーズナブル。
 マップを頼りに歩きながら、私と友人池田あお嬢。2人ルンたかしてました。私はルンたか「フカヒレ、フカヒレ」池田はルンたか「アワビ、アワビ」
 お店には、迷わず到着。しかもお席は、ちょうど2つ空いてました。ラッキ。(^^)

フカのマークが可愛い。(^^)
店内にあった看板

 ちなみに私たちが入った後、団体さんが来られて、その後来た予約なしのお客さんは、みんな外で待つ羽目になってました。ホント、タイミングがよかったです。

 この欣欣魚翅坊。単品メニューもあったかもしれませんが、基本はコース料理です。どのコースにも、フカヒレ、アワビ、ロブスターがついてます。それらに選べるチャーハンか炒め春雨。小菜に謎の黒鍋。デザートとコーヒーもついてきます。それぞれのコースのお値段を決めるのは、フカヒレやアワビのランク。
 せっかく台湾に来たのだし、とちょっと張り込んで黄金フカヒレを使ったコースを選びました。

 そして次々に来るお料理をいただいたのですが、どれもこれも美味しいこと。

黄色いのはマンゴーの。もう1つは野菜のピクルス
突き出し?

ちと油っぽかった こっちも

 食べ放題のチャーハンと炒め春雨は、個人的にはちょっと油っぽくてアレだったのですが、それ以外はもうねっ!!

 
フカヒレとメニューにはなかったおまけ(?)の黒鍋
(実際には黒鍋はコースの中に組み込まれているみたいです)

この世に、こんな美味しい物があったとは この後、お店の人が綺麗に身を切り分けてくれました
そしてこれが、アワビとロブスター

あっさり甘~。(^^)
デザートの冷たいぜんざい

 特にアワビ! 実は私、中華風の味付けで煮込んだアワビは初めてでした。それがあんなに美味しかったなんて。
 あっという間に、フカヒレ党からアワビ党に寝返りました。行く時池田があれだけアワビを楽しみにしていた理由も、よくわかりました。本当に美味しかったです。(^^)

 ところでこのお店では、店員さんは全員日本語がぺらぺら。どうも日本人観光客をターゲットにしたお店らしく、サービスもとてもよかったです。
 ただちょっと気になったのは、私たちへのサービスと愛想がよすぎ。始終テーブルを覗きに来ては、「おかわりはどうですか?」「なにか足りないものはありますか?」「××を取ってきましょうか?」と、至れり尽くせり。私たちがいた席近くは団体客さんだけで、そこはそこで固まっているからあまりかまう必要がない、というのともちょっと違う気がします。
 私と池田でぼそぼそしゃべって出た結論。料理が来る前から、私がこの日記に書くために、あれこれ写真を撮ったりメモを取ったりしていたので、どっかのブロガーだと思われたのではないか。(まあ、当たっているけど)そしてネットの宣伝力を知っているので、特にお愛想してくれたのではないか、と。

 ともあれ、大事にしてもらえるのは嬉しかったので、ここでは声を大にして言っときます。
 欣欣魚翅坊、よかったです! お値段リーズナブルだし、日本語通じまくるし、他のお客さんへの対応見ててもちゃんとしてたし、フカヒレもアワビもロブスターも美味しかったし!! (チャーハンと春雨炒めに関してはもぎょもぎょ。(^_^;))

 大満足してお支払い。その時記念にと言って、お店のロゴ入りボールペンをくれました。(私の分は、ホテルでなくしたので写真なし。(;_;))
 そしてレジしてくれたお姉さん(オーナーさん?)から「お友達や家族に宣伝してね」やっぱり?

 お腹も膨れてルンたかた♪ 電車に乗ってホテル最寄りの西門駅に戻り、途中コンビニでお菓子とビールを買って戻りました。
 その2で書きましたが、朝のお風呂騒動についてなにか言われることもなく、8階に変わったお部屋に戻ってビールを飲んで寝ました。


 3泊4日の旅にしては、思ってた以上に続いています。台湾旅行記。
 次回から、いよいよ最終日です。

 あと最後に、欣欣魚翅坊からの帰り道、中山駅で見かけた表示。


 ……女性専用車両?(自信ないけど) 台湾にもあるのかな?
 これができた経緯を考えると、アレだけど……。(^_^;)

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