2005.6.23-26 与論島
ピースドルフィンのツアーで初めて与論島へ行ってきました。
ちょっとトラブルがありましたが、それもまた楽しと言う事で、なかなか楽しめたツアーでした。

6/23
羽田発JALで一路鹿児島へ。そこでJACに乗り換えて与論島へ。
着く予定だったのですが、、、。
鹿児島空港で待っている時に「天候不良により引き返す可能性があります」と言うアナウンスが何度か流れていた。スタッフが与論のサービスに電話を入れると「晴れてますよぉ。風も問題になるほど吹いてないですし」との事。なぁんだ、いつもの万が一の保健かぁと思って飛行機に乗り込み出発。1時間くらい飛行したところで機長からのアナウンスが入った。聞きづらい位小さな声でのアナウンスだったのでよぉく耳を澄まして聞いていたら、何か天候が悪いって言ってる。あ、引き返すって。。。フライトアテンダントからよく聞き取れる大きさで再度引き返す旨のアナウンスがあった。と言う事で、梅雨前線の影響で途中で引き返して欠航となってしまった^^;。
与論島へは鹿児島から1日1便しか飛んでいない。翌日の便は既に満席。キャンセル待ちで乗れる保証は無い。他の交通手段としては鹿児島<->那覇を結ぶ船があり、船は今日も就航する。と言う事で、キャンセル待ちにかけるより確実な船で与論へ向かう事に。ただし定刻でも20時間かかるので着くのは明日のお昼過ぎ。明日の飛行機で飛ぶのと着く時間は同じくらいだけど、船での長旅は以前大阪から足摺へ行った時の12時間くらいが最高で、20時間という長旅をした事は無い。ちょっと船酔いとか心配だけど心配したってしょうがない。なんとかなるでしょう。
お昼を過ぎていた事もありまずは腹ごしらえ。せっかくなので黒豚を食べよう!と空港のレストランへ入り、黒豚トンカツ定食を食べた。食事を終えバスとタクシーを乗り継いで港へ。途中タクシーに乗っていた時に運転手さんが「今日は曇ってて桜島は下しか見えないねぇ」と言うので前を見たら、雲をかぶった山のような物が見えたので聞いてみたら、それが桜島だった。今回、鹿児島経由と言う事で初めて鹿児島を訪れたので桜島を見るのも一つの楽しみだっただけにちょっと残念。
港まで行ってから船の中での飲み物をとかを買い出しに行けば良いよねって言ってたんだけど、港の回りにはコンビニ等は無く、待合室にあるお土産屋のみだった。しかたないのでさつま揚げとビールを買い込み船へ。
フェリー「ニューあかつき」はカーフェリーなので客室までかなりの高さがある。最初荷物を持って乗ろうよって言っていたのだけど、預け荷物受付のおっちゃんによした方が良いよと言われたのがよく分かった。二等船室は和室で雑魚寝。7割くらい人が乗ってたかな。船は定刻の18時に出航。出航時に甲板で鹿児島市内を眺めていたら観覧車が見えた。鹿児島も市内に観覧車があるんだ。部屋に戻ってさっき買ったさつま揚げをつまみにビールを飲んだら、今朝早かったのもあってすぐに寝てしまった。

6/24
奄美大島に着いた時に目が覚めたけど、まだ朝早かったのでそのまままた寝ていた。徳之島に着いたのが10時頃でよく寝たって感じで起きた。ちょっとおなかが減っていたので食堂でうどんとおにぎりを食べた。おにぎりがちょっと変わった色をしていたのでおじさんにこのおにぎりの具は?という意味で「これ(具は)なんですか?」と聞いたのだけど、おじさんの答えは「おにぎり」だった。それはここに書いてあるから分かってますがな(笑)。中身の具が何か聞きたかったんです。と言う事で気を取り直して「これは何のおにぎりですか?」と聞いたら「醤油のおにぎり」とやっと聞きたかった答えがもらえた。食事を終わった位に沖永良部島に到着。「梅雨前線の影響で海が時化った場合沖永良部島と与論島には着岸できない事もあります。その場合に発議の港で下船して頂きます」とアナウンスが流れていた。与論島の次は沖縄本島の本部。もし本部まで行く事になったらとりあえずちゅら海水族館でも行こうか?与論でのダイビングはあきらめて本島で潜ろうか?なんて冗談とも本気ともとれる話をしていたけれど、沖永良部島から3時間くらいかかって午後3時くらいに無事与論島に着いた。
船を降りると今回お世話になるサービスのスタッフが迎えに来てくれていた。預けた荷物が出てくるのを待ってサービスの車でまずは宿へ。ちなみにこの車、関東では有名な某ショップの名前入り(笑)。宿で荷物を置き、早速準備をしてダイビングに出発。
港から船に乗って初めての与論の海へ!今日潜るのは「オアシス」。海底宮殿を造っているポイント。来る前にパンフレットで知ってみたいなぁと思っていたポイントなので最初っから行けて結構嬉しかった。エントリーしてまず驚いたのがサンゴがとっても元気な事。チョウチョウウオやハタタテハゼなんかの定番組がたくさんいた。今日は残念ながら曇っているけど、晴れたらかなりきれいだろうなぁ。ブリーフィングで言われていたけど、ハナビラクマノミが他よりたくさんいる感じだった。進んで行くとサンゴが切れ、砂地が現れ、まず柱から見えて来て、パンフレットの写真にあった宮殿があった。せっかくなのでみんなで記念撮影。屋根はハート型に空いていて光が入ったらきれいだろうなぁと思った。いくつか砂地に柱の基礎?って思うようなタイル?の束が設置してあった。あとできいたらサンゴの定着実験なんだそうな。ぐるっと回って来たらガイドさんが何か指すので行ってみるとカメがいた。結構ダッシュで追いかけたけど、頭を向こうへ向けてしまったので、もう終えないなと思ってそこで追うのはやめたけど、最初からカメが見れるとは思っていなかったので結構嬉しかった。
晩ご飯では与論伝統の炊き込みご飯をふるまってくれた。明日結婚式を挙げる新婦が宿の常連で、彼女のたっての願いで宿の女将さんが作ってくれた与論伝統の炊き込みご飯。昔は畳の上に載せて新婦の家へ新郎が持っていたのだそうだ。さすがにそんなにたくさんはなかったけど、60cm位の台の上に山盛りに出してくれた。
夕食後、ログを付け、近くのスーパーに買い出しに行った。与論でも寒中梅が売っていたのには笑ったけど、まぁそんなもんでしょう。お酒とおつまみを買って宿に戻り、ビデオを見ながらわいわいとやって寝た。

6/25
今日は昨日とうってかわって晴れた!まずは「沈船あまみ」。数年前に不審船に銃撃を受けたあの巡視艇あまみの先代の船体が沈んでいるポイント。ただ、船体自体は沈んでいるのが-35m〜と深いので船体まではいかず、近くの根から見てきた。それでも全長50mを超す船体のほぼすべてが見渡せたのは与論の透明度が良いと言う事。
2本目は「品覇の花道」。サンゴの間に出来た砂地の先に大きな砂地が広がるポイント。大きな砂地を舞台に見立て、サンゴの間の砂地はそこへの花道というイメージ。エントリーする時にはサンゴの間の砂地だと思っていた。そう言うイメージで進んで行ったら、ガイドさんがここに入って行けとサンゴが一部空いて穴のようになっている場所を指した。入って行くと下に砂地があり、ああ、これが花道か!進んで行くとサンゴのトンネルの先は大きな砂地だった。普通のサンゴ礁だけでなくこう言う地形的なところもあるとは。
2本目と3本目の間に昼食へ。その前にトイレに行きたいと言うとガイドさんが「あそこに2本ポールが見えるでしょ?あれがトイレ」と言うのでてくてく歩いて行った。途中砂浜に何やら舞台のような物があったり、トイレと言われた建物は「王者のいす」という階段の上にいすがある物だった。
昼食はウエットスーツのままでも入れると言うお店。昨日、港から宿に送ってもらう時に「海岸通り」と建物の横に書いてあって、ああ、ここは海岸沿いだから与論でも海岸通りっていうのか、と思っていたんだけど、実はそれは「海岸通り」と言うお店の名前だった(笑)。お昼ご飯は「オムそば」を食べた。そば飯をチキンライスの代わりに使ったオムライス。これはこれで有りだなって言う味だった。
食事の後時間があったので港でのんびりしていたんだけど、防波堤のような船着き場なので屋根のある場所が無い(笑)。この1時間程でかなり日焼けした。
3本目は「宇勝」。切り立ったサンゴの根のポイントで潮のかかりによっては大物が出る場所。また-15mから-36m間で落ちる穴が空いている場所。さすがに3本目なので穴には入れないけど、穴の周りにはカスミチョウチョウウオやノコギリダイが群れていた。ここで一緒に行ったメンバーの50本(ちょっとフライング)記念をやった。ピースドルフィン山岡特製玉手箱はちょっと設計を失敗したらしく、思ったように出て来なかったけど(笑)。その後切り立った根の方へ行ったけど、残念ながら大物は出なかった。
これで今回の与論ツアーのダイビングは終了。
夕食はお刺身等の普通の食事に沖縄そばが1杯出て来たのでかなりの量だった。あとでこれだけ食べておいて良かったと思ったんだけど。
食事の後、ログ付けをしてた後は最終日と言う事もあり宴会モードに。お世話になったサービスのスタッフと一緒に与論のお酒「有泉」を与論の飲み方「与論献奉」で飲んだ。宿の親爺さん/息子さんが飛び入りしたり、途中でサービスのスタッフが三線を引いてくれたり、大盛り上がりだった。

6/26
昨日、夕食をお腹いっぱい食べたからか昨日のお酒はほとんど残っていなかった。ゆっくり荷造りをしていたらビーチに散歩に行かない?と女性陣が行って来たのでちょっと遊びにいった。ビーチを後にしてみんなはお土産を買いに行ったけど、荷造りが終わっていなかったので宿に戻って残りの荷造り。
宿の女将さんがクルマで島内観光に連れて行ってくれると言うので観光に出発。ウミガメが産卵に来るというきれいなビーチでは、波打ち際にヤドカリがたくさんいたので、波の来る海をバックにヤドカリを撮ってみた。なかなか面白く撮れた。その後、森瑶子のお墓、与論島の生活の歴史がわかる民族村等島内をぐるっと一周して昼食。昼食は与論名物のもずくそば。そばにもずくが混ぜてある。ちょっとぬるぬるって感じだったけどおいしかった。
昼食を食べて空港へ。本当なら来る時にここへ来る予定だったのに、帰りになって初めて訪れる場所(笑)。飛行機がちょっと遅れて到着して、出発前も「「天候調査をしています」のアナウンスがあってちょっとひやひやしたけど、飛行機は離陸し無事鹿児島空港へ到着。乗り換えて羽田に帰りは問題なく帰って来れた。

今回、与論島到着が1日遅れ、梅雨前線の影響で南側のポイントだけしか行けなかったけど、それでもダイナミックな地形や、その上に群れている魚達。これだけでも十分楽しめたのだけど、やっぱり大物が見られる場所があると聞いてしまうとそこにも行きたい!。絶対リベンジしようと思った。


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