行ってきました、南の島「シパダン・マブール」感想?そんな最高にきまってるじゃないですか。なんたって海外でダイビングするのは初めて何ですから。比較の対象が伊豆の海ですから。魚も多いし大きいのもいるし。
5/16、10:30出発のマレーシア航空コタキナバル経由クアラルンプール行の飛行機でコタキナバルへ向かった。集合に遅れるものもいなく順調な出発かと思われたが、笑いの種はセキュリティチェックのところにおっこていた。ぼくのディバックが金属反応有といわれる。や、やばい。今朝いれたダイビングナイフを器材のカバンにいれるのを忘れていた。今回はショップのツアーでいったので、器材のカバンは前日ショップにもっていって空港まで運んでもらった。その為入れ忘れたナイフがディバックに入っていたのである。取り出して係りの人に渡しお預かりの札をもらい飛行機に乗り込んだ。それにしてもナイフをみた時の係りの人の顔はやっぱりこわばっていた。そりゃそうだ、刃渡り10cmもあるナイフが出てきちゃやばいわな。
コタキナバルまで6時間の機内は特にハプニングもなく機内食食べて映画見て一寝りしたら着いた。そうそう「It takes two」っていう映画の邦題誰か知りませんか?日本語音声がなかったんでレンタルビデオであったらもう一回「日本語」で見て見たいんです。
コタキナバルに無事到着した我々は、次の目的地センポルナに向かうために飛行機を乗り継いだ。ん?次はタワウじゃないのかって?そうなんです。我々はコタキナバルからセンポルナへ飛行機をチャーターしたのでした。厳密にはチャーターでなくて残りの席に乗る用事のある人がいれば乗せるということだったのだが、我々だけだったので貸切になってしまった。飛行機はボーイングの「ツイン・オッター」という双発のプロペラ機、19人乗りで小さいのでけっこう見んな不安な顔をして乗り込んだ。そして1時間半くらいのフライトでセンポルナの空港へ。空港っていっても滑走路は乗っていった飛行機ぐらいしか降りれないような、砂利敷きのほんとに小さい空港。飛行機からの荷物を持ってきてくれるのもお兄ちゃんが一輪車で運んでるっていうほんとに小さいところでした。そこから車で港までいってボートで泊まる場所「Sipadan Water Village (S.W.V.)」へ。海の状態は良くほとんど船も揺れずに現地に到着。夕食を済ませて明日からのダイビングを楽しみに寝ました。
次の日の早朝3時くらいでしょうか。前の日の晩に雷が光っていたのでやだなと思っていたら、嵐が来ました。窓を閉めていても隙間から雨が入ってきてしまうので、しょうがなくベットで寝るのをあきらめソファーで寝ました。その嵐も7時に起きたときにはすっかり通りすぎていた。海のなかを引っ掻き回すというおみやげを置いて。
嵐の置き土産の影響で海は最悪の状態。S.W.V.に隣接する"P"comダイビングサービスの前のビーチは下が砂浜なのもあり、透明度は3〜5mくらい。少し様子を見て回復の兆しだったのでチェックダイブの為に潜った。
1本目
ビーチといっても砂浜があるわけではなくボートを止める桟橋からエントリーするというかたち。透明度が悪いのでさっぱり魚も見れないかなと思っていたらS.W.V.のTシャツのデザインになっているスパイクフィンゴビーが見られた。入るときには曇っていた天気も上がってくる頃には回復して陽射しがさすようになってきた。
天気もよくなってきたので1時間くらいの水面休息をしてマブール島のポイントにボートダイビングに出かけた。
2本目
回復してきたとはいえ透明度はそれ程なく魚の数は多いけど雰囲気は伊豆だった。
戻ってきてお昼を食べて午後はシパダン島へ出かけた。
3本目
ギンガメの群れ、トラフザメ、カメ等がいた。見るものすべてが初めてなので感動の連続だった。
4本目、ドロップオフ
シパダン島のビーチを潜った。海底は5m位の砂浜が切れると下は600mというところ。珊瑚に群がるハナダイの群れはお花畑のようで綺麗だった。
3日目、午前中はシパダン島で2ボート。
1本目
約30匹のバッファローフィッシュの群れが僕らの後ろから珊瑚をばりばり食べながらやってきました。後ろから来たんで気が付いたときには直ぐ後ろに。はっきりいってあの歯は恐いです。その後にでましたバラクーダの群れ。でも思ったほど大きな群れじゃなかった。バラクーダを見ていたらまた来ましたバッファローフィッシュ。バッファローフィッシュの向こうにバラクーダの群れ。言葉はないです。
2本目
ぼくの30本記念。おめでとーの書いてあるTシャツを着てダイビング。水の中で記念撮影をしてもらった。ハタタテハゼ、ホワイトチップなどがいた。
お昼を食べにリゾートに戻ってきたところで、サービスの前で海に両手足を持って放り込まれた。
昼からはマブール島のポイントへ。
3本目
久しぶりに底のあるポイントにボートで潜る。ガーデンイール、クマノミ、1cm位のイザリウオ、ハゼとエビの共生がたくさんみられた。
4本目
サービス前のビーチに潜る。チェックダイブのときと違ってちょっとは透明度が回復していた。今度はうちのショップの写真部の会長(♀)の200本記念ダイブ。水中でビデオ&写真の撮影会。下の砂を巻上げてしまったのでちょっとBADだった。ヘコアユ、フーライウオ、ミノカサゴ、ギンガハゼ等がいた。コブシメのつがいもいた。ビデオに撮っていたら、雄が威嚇のために色は変えるは突起物はだすは、あのもようは動画でないと伝えられないと思った。
4日目、午前はマブールのポイントへ。
1本目
ニシキアナゴ、ハタタテネジリンボウ、フラッグテイルシュリンプゴビー、メタリックシュリンプゴビー、マンジュイシモチ等をみた。
2本目
ずーっとビデオを持って入った。ファインダーをのぞいていると、ついつい息を止めてしまって浮いてしまう。このポイントは水深も浅く(約10m)日が入り珊瑚がとっても綺麗だった。イナズマヤッコをみれた。
午後はシパダン島にいった。
3本目
でました、今回の大物のうちの一つ。体長約2mのトラフザメ。壁の途中の平らなところに、頭を向こうにして寝ていた。怖がって遠くからビデオを撮っていたらキャプテン(うちのショップの店長)に50cmまで寄れって言われて恐る恐る寄って、エラが動いているのを撮る。そのあとキャプテンともう一人をいれて撮っているときに、起こしてしまって、動き出したときにはとっても恐かったけど、こっちに向かってこずに深場に向かっていてしまった。
4本目
シパダン島のビーチ。ナポレオンを初めてみた。水の状態が良くなってきたのと水深が約5mと浅いので明るくて良く見えた。ギンガメの子供が群れているのも綺麗に見えた。
5日目、午前中はシパダンのポイントへ。
1本目
メジロザメの群れを眼下に見下ろす。ちょっと流れていてドリフトかな?っていう感じ。バラクーダの群れを間近でみた。今回は水の状態が良くなってきていたのでバラクーダがはっきり見えた。
2本目
流れがありドリフトダイビングに。ニチリンダテハゼ、ハタタテハゼ、アケボノハゼ、ローニンアジ、クダゴンベ等をみた。途中壁に開いている穴を上から下に抜けた時にちょっと耳を痛めた。
午後はマブールのポイントへ。
3本目
イザリウオ、ニシキテグリ、カニハゼ、ゴールドスペック・ジョーフィッシュ等をみた。
4本目
サービス前のビーチへ。とくに新しい魚はいなかった。
5本目
この日は初めてのナイトダイビングをした。潜ったのはサービス前のビーチ。水深は約8m。思っていたよりライトの光が明るかった。コブシメ、アオリイカ、ダルマオコゼの幼魚、夜見ると黒っぽいツノダシ等がいた。特にコブシメは昼間よりたくさんいたし、約80cm位の大きなのもいた。途中ライトを消して見た夜光虫は綺麗だった。ガンガゼが動いていてびっくりした。やつらどうやって動くんだろうと思って聞いたら、ウニといっしょなんだと。なのでその部分だけ食べるとウニみたいだそうだ。
6日目、午前中はマブール島のポイントへ。
1本目
「EEL Garden」というポイント。まずは岩場でハダカハオコゼ、アカククリの幼魚をみる。そして底の砂地へ。ポイント名のとうり、びっしりのガーデンイール。それに混ざって、フラグテイルシュリンプゴビー、ハタタテネジリンボウ等がいた。
2本目
まだ見ていなかったハナヒゲウツボをやっと見る。やっとみれた割にはたくさんいた。
午後からはシパダン島のポイントへ。
3本目
これが最後のボートダイビング。コショウダイの子供、今回一番大きなギンガメの群れ等を見た。ビデオを撮っていたらギンガメの群れがこっちに来て結果群れに突っ込む形に。で通りすぎていったので振り返ったら、ギンガメといっしょに体長約1.5mのナポレオンがいた。最後に来ていいものが見れた。安全停止しているときにみんなで前の人もタンクにつかまって輪を作って、それをガイドの人にビデオに撮ってもらった。
4本目
今回のラストダイブ。オドリハゼをみた。一生懸命写真を撮っているので何だろうと思って覗いたらいた。ギンガメの群れといっしょにいたナポレオンをビデオに撮った。ダイビングを終えて帰る途中でオキゴンドウを遠目に見た。背ビレだけしか見れなかったけど最後の最後でイルカ(クジラかな)も見れて最高の1週間だった。
帰りはセンポルナから車でタワウまでいき、国内線でコタキナバルへ飛び、成田へというノーマルなルートで帰ってきた。帰ってきてまずしたことは立ち食いそばやにいってそばを食べた。それほど日本食が恋しかった。また、いきたいと思う。ただダイビングは1日2,3本でいいからリゾートでのんびりしたい。そんな気にさせる島だった。