ねずみ講の誘いが来た。

日経新聞に以前インターネット上で新手のねずみ講が流行っていると特集を組んでいたので,興味深く読んでいたのだが,とうとう俺の所にもその種のメールが送られてきた。長い文章で面倒くさいので全てを読む気力はなかったが,どうやら4000円ほど払うとその後何もせずとも大金持ちになるらしい。はっはっは。発行人は外人で実際巨額の金を儲けているらしい。インターネットは無法地帯でありなおかつ,ボーダーレスだから今まででは考えられなかったような詐欺行為が横行するのだろう。実際この種の詐欺遊技に参加している人達も結構多いようで,全く世紀末だぜ。詐欺といえば以前こんなのがあった。俺の受験時代の頃の話だ。俺は結局地元大阪の学校に入学したのだが,かつて東京の大学にあこがれて,受験したことがある。その受験会場での事。試験当日,校庭でオッサンがなにやら叫んでいるので近づくと「合否電報の受付はこちら」ということだった。これは申し込まなくてはと思い,周りの受験生とともに申し込んだが、金の徴収の仕方がおかしいのだ。「はい大阪は2000円,北海道の君は3000円」電報料金は全国一律ではなかったか。しかしその時は試験のことで頭が一杯でさっさと金を払ってしまったのだ。後になって気づいたのだが,合否通知は学校側が合格,不合格に関わらず送るということだった。案の定しばらくして学校側からの「不合格通知」が送られてきたのは言うまでもない。もちろん詐欺オッサンからの電報は無かった。***

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