昨年まで、一部の競技は調理室を利用し、未公開で行ってきた。そのため、「競技過程、審査過程が不透明」「競技が見学できなければ楽しめない」といった意見が出ていた。そこで今年は、「火を使わない」ことで、すべての競技を大ホールでの公開競技にすることを実現させた。また、審査基準と審査結果を透明にするために、それぞれを競技会場に貼り出した。
この結果、会場に足を運んだ協賛者の一人は、「わかりやすくていい。それに、自分の評価とプロの調理師の評価を比較できるという楽しみも増えた」とプラスの評価をしていた。一方で参加選手からは、「種目に、煮物や揚げ物も加えてほしい」「審査をさらに平等にするために、各地から審査員を呼んでほしい」といった声が出ていた。
● 一次競技、二次競技(各五名)
・ 深 谷 氏 ( 松 伸 ) (審査委員長)
・ 小 林 氏 ( 五人百姓 )
・ 大 橋 氏 ( 草 の家 )
・ 曾我井氏( 千 紫 膳 )
・ 佐藤業務経理 (北京丘比食品有限公司)
● 決 勝 ( 七 名 )
・ 深 谷 氏 ( 松 伸 ) (審査委員長)
・ 小 林 氏 ( 五人百姓 )
・ 曾我井氏 ( 千 紫 膳 )
・ 佐藤業務経理 (北京丘比食品有限公司)
・ 吉澤公使夫人 ( 日本大使館 )
・ 新開会頭夫人 (中国日本人商工会議所)
・ 大高副会長 ( 北京日本人会 )
・ 塚田委員長 (北京日本人会婦人委員会)
コンテスト開催と併せて、茶道裏千家にご協力いただき、お茶会を開催した。最初は、に入場者が少なく、関係者をやきもきさせたが、コンテストが進むに従い参観者が増えはじめ、事前に用意した百名分の和菓子は、早い時間帯になくなってしまったという。
● コンテスト結果
第 一 位 「 日本大使館賞 」 范 延 華
第 二 位 「 中日友好賞 」 閻 学 成
第 三 位 「 北京日本調理師会賞 」 周 東 亜
第 四 位 「 北京かわら版賞 」 張 仕 超
※ 決勝の審査は、「衛生」「手際」「技術」「材料の有効利用」「切り付け」「盛り付け」
「色彩」の七項目で行われた。
三回目を数えた食品業者による食品展示即売会には、北京日本人調理師会のブースをはじめ、大連三島食品有限公司、明治屋産業、北京宝酒造醸造有限公司、中コン三菱友好示范農場、久米仙酒造有限公司、森和商店が出店した。昨年の展示即売会会場は、競技会場と離れていたため、来客が分散してしまい、コンテスト協賛と連動したCM活動が成功しなかったケースが多かった。しかし今年は、競技大会の隣接会場で展示即売会を行ったことで、昨年のような分散現象は起きず、集客効果はまずまずだったようだ。※ コンは、墾の簡体字。
恒例イベントである抽選会では、ANA様提供の北京=成田(または大阪)往復航空券をはじめ、豪華ホテル宿泊券、高級料理店お食事券など、協賛各社からご提供いただいた百アイテム以上が、来場した方々の手に渡った。
審査にあたる新開中国日本人商工会議所会頭夫人ら
左隅は深谷審査委員長(松伸)
公表された審査結果に見入る方々
会場に貼り出された広告、食品展示即売会のようす
第一位の副賞として贈られた
松下電器(中国)有限公司様提供の電子レンジほか
全日空北京支店空港所・鈴木所長より、
抽選会の目玉景品である航空券を当選者に。
来賓、表彰式典・パーティー入場者には、
日本煙草(香港)有限公司様提供のポロシャツが配られた。
多くの方々に御協力、御支援いただいた第八回コンテストは、大成功の内に幕を閉じることができました。皆様の御協力に対し厚く御礼を申し上げます。