『北京かわら版』編集部
二〇〇〇年六月十七日(土)、中日青年交流センター(二十一世紀飯店)にて、第八回日本料理コンテストが開催された。九三年の第一回コンテスト以来、毎年一回開催し、今年で八回目を数えた。第一回当時は、中国では今のように日本料理を満喫できる場所は少なかった。そこで、@中国での日本料理の普及、A中国人日本料理調理師の技術向上などを目的に、産声を上げたのがこのコンテストだ。毎年、北京日本調理師会・北京かわら版クラブが主催し、駐中国日本大使館、中日友好協会などのご後援、日系企業、中国企業、日本人駐在員などからのご協賛を得て開催している。
今年のコンテストも、六機関・団体からのご後援、伊藤忠商事様、アサヒビール様をはじめ、六十二企業・二十六個人からのご協賛により開催し、大成功のうちに幕を閉じることができた(協賛企業・個人の一覧は、折り込み別紙を参照)。
今までに出場した選手は延べ一八〇名を超える。選手は全員、中国国内の日本料理店で働く中国人調理師で、今年は、北京、大連、煙台、青島、上海から、計十二名が参戦した。当日は、毎年恒例となっている競技、食品展示即売会、表彰式典後の大抽選会のほか、はじめて茶道裏千家様の御協力によるお茶会も開催し、にぎやかなコンテストに落ち着く空間を創出することができた。