女学生の友 |
憎しみというのを考えます。 徹底的に憎しみあった者同士に和解があり得るのだろうかと。 たとえば、韓国と北朝鮮。イスラエル、パレスチナ。 憎しみというのは、とても強いもので、人の精神を支える杖にもなり得ると 思うんだけれども、その杖を離した時に歩けるのかと。 その杖を離した手で抱き合えるのかと。 ということを考えるし、見ていきたいと、自分で実践したいなと思います。 平成13年1月 NHK番組「21世紀旅立ちの日」にて |
命 | 柳美里さんのサイン 大きいの |
自分のために生きる、自分のために書くというのはくだらないなと思い始めたんです。 私が抱えている闇で、誰かの闇を照らしたいという気持ちはありますね。 それは光ではないんです。 私の闇で、今こう闇の中にいて出れない、出られない人を照らしたいなという気はしますね。 生きているってことは、私にとって書くこと、しかないんです。 平成16年1月 NHK番組「わたしはあきらめない」にて |