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ほんだ歯科における治療
◆ ほんだ歯科では未成年者は、なぜ、親の同意や同伴が必要か?
◆ マウスコンディショナー
◆
口臭治療の実際--ほんだ歯科における治療手順
◆ほんだ歯科における口臭治療の最新情報
◆最近の新しい指導項目について
◆ ほんだ歯科口臭外来で行っている尿検査の意義
◆家族や医療機関にも理解されない口臭の問題-ほんだ歯科の取り組み
◆ほんだ歯科の口臭測定方法について
◆ほんだ歯科の治療の流れについて(2001年10月の資料)
◆ほんだ歯科口臭外来治療体験談と官能検査
◆ほんだ歯科患者の経験談−自臭症が克服されていく過程
◆口臭を機械的に測定し診断することの難しさについて−ほんだ歯科口臭外来の機械的検査方法について
◆ほんだ歯科で口臭が治った体験−開さんの場合:口臭外来初診−
◆ほんだ歯科口臭外来治療体験談と官能検査:続編(開さんの卒業時)
◆ほんだ歯科治療体験記:開さんの場合(卒業後)
◆ (歯科医師向け)・・・精神科的幻覚による自臭症はほとんど存在しない。新しいリエゾン治療の方向性
◆ほんだ歯科(及び提携クリニック)の治療終了はどのようにして決められるのか??? |
ほんだ歯科口臭外来の現状について
2000年6月18日現在
「口臭相談専用掲示板」の、ほんだ先生による書き込みより
ちょうどよい機会なので、現在のほんだ歯科「口臭外来」の活動、過去の治療成績、および、治療方針について述べておきます。
私の現在目指しているもの・・・
机上の研究ではなくて、目の前の患者を救える実践的、臨床的解決法(治療法)の確立で、いつも模索しています。
治せなければ、いくら、権威のある人の書いたものでも、それは、患者を診ないで書かれたものです。
・・・・インターネットの利用について・・・
まず、私の所に来られる患者さんは、一般的な口臭外来とは少し患者層が違います。大半が、インターネットを介した患者さんで、現在の所、私もインターネットが利用できる患者を想定しています。
インターネットの活用が自臭症治療に有効だからです。
また、様々な「口臭外来」専門医や、歯科、内科を経由して来院されている事も大きな特徴です。
患者さんの過去の、口臭治療の歴史を聞きますと、ほぼ全国の「口臭外来」治療で何が行われているかはよく分かります。
治療の一環として、インターネットを利用するのは、自臭症は、精神的要因や、治療後の支援が必要になります。
仮に生活指導や、ちょっとした指導であれば、状況を聞きWEB(インターネット)を利用して、指示したり指導したりできます。
また、無事治療を終えられても、その後孤独になった時、不安から再発することもあります。
たくさんの、同じ経験を持つ人達が、一同に同じインターネットで結ばれて、そこで色々な意見交換ができたりすれば、格段の成果を上げることが可能です。
患者から教えられることも、悩みが深い分たくさんあります。
また、ほんだ歯科で無事長年の口臭の問題が解決できた人は、同じように苦しむ人達を支援するシステムになっています。これらは全て元患者さんのボランティァによるものです。患者と私が一体となった取り組みも必要です。
また、インターネットを利用すると、遠隔地の患者さんにとっても来院の手間がなくなり便利です。
しかしながら、もちろん、治療は、インターネットでの指導だけで解決するものではないので、通院できる方はできる限り通院してもらいます。実際の治療としては、場合により薬物を使ったり、特殊な治療があります。話せばすむ部分をインターネットで代行しようという試みです。
この場合、遠隔地の人は必要な歯科的治療や内科的治療は、よほど強い希望でもない限り、原則としてかかりつけの歯科、内科で行ってもらい、ほんだ歯科では、口臭の治療のみに専念します。
但し歯周治療だけは、他の医院ではなく、できる限りほんだ歯科で行います。(信用できないからです。というよりも、私が望む、口臭治療に即応した歯周治療を行ってもらえないことがあるからです)
治療中のインターネットを利用した指導や、指示、および、終了後のメインテナンスにおけるインターネットを利用したアフターケアーは無料で24時間対応しています。終了した患者さんは、終生無料で利用できます。
この役割を果たしているのが、ほんだ歯科口臭外来専用掲示板で、高度な特殊なセキュリティーを持った、会員制(患者さん限定)で行っています。
この掲示板では、ほんだ歯科では、様々な口臭治療についての新しい取り組みについての、未発表の情報や、試験的に導入される開発した予防製品のモニター・あるいは、新しい自宅でできる予防法など、順次情報を公開しています。少なくとも、私と患者さんはいつも、24時間結ばれています。
一般公開しているものは、かなり、確証のある裏付けのある情報に限定しています。
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(患者対応について)
これは、患者さん自身が、私を見捨てない限り、こちらから見捨てることはありえません。
これはなにを物語っているかと言うことですが、後で、成績を報告しますが、すべての患者さんを救えていないからです。
すべての患者に対応するという事は、様々な治療法が編み出されていきます。しかし、さらに、新しいタイプの今までの方法では対応できない患者さんが来院された場合は、協力して頂いている、研究者や、企業研究者と協議したり、対策を立てます。
また、解決できるまで、其の人だけのために研究を行っています。
この努力があるから、ほんだ歯科ではどんどん新しい方法や、予防法が編み出されていきます。(このあたりになると、患者さんと共にやっていくと言う感じで、カウセリングをのぞき、その人の為に考えられた、企業から提案された予防製品や大学で研究された漢方薬などは、いくら費用がかかっても無料になります。=殆ど実験的取り組みになって行くからです。当たり前ですが、医学的に又は法的に危険なものは含まれません)
もう一つ、これは別に、研究部門をたち上げています。
一つは、海外との連携です。これはプロジェクトチームを作っています。海外の研究部門ではなくて、実践的な一般治療における連携で、これが、先日のカリフォルニア・ブレスセンターのキャッツ先生のクリニックとの姉妹提携と、アメリカ式治療法の導入です。
これには、認可や、貿易上の問題もあり、エージェントを置いた別組織を作り現在進行中です。
この新たに作った、組織は薬剤師・貿易会社・商社・からなるスタッフで構成される組織で、私は、現在この組織と共に、アメリカだけではなく、ヨーロッパも含めた地球上で販売されている、すべての口臭抑制製品について収集と分析をしています、これらの中かから、可能性のあるものを治療への応用を模索中です。
また、アメリカでは現地スタッフが現在も情報収集に当たっています。
つい先日、私自身がアメリカに渡り、より具体的になってきましたので、これらについては近日発表します。
海外への情報収集は、次の段階に入っています。
アメリカ・ヨーロッパに対する情報収集の準備はほぼできましたので、今年は中国・インドをエリアとするこの分野では、歴史のある「東洋医学」的領域について、情報のネットワーク網を構築すべく準備中です。
近い将来、世界中に治療を実践できるようにする予定です。
アメリカの治療法の本格的導入や、応用はまもなくスタートできます。
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ここまで、準備していかねばいけないことから、皆さんには、いかに「自臭症」への対応が難しいかを理解して頂けると思います。
これらの準備には、相当な費用と時間・労力が必要ですが、何とか患者さんに負担を強いることなく、殆ど経済的にもボランティァに近い形で行っていることは、来院された患者さんなら理解して頂けると思います。
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(治療成績について)ー研究会発表用資料から抜粋です。少し古いものですが、現在はすこし状況が異なっています。
1.口臭外来を設置した1999年7月から2000年4月までにほんだ歯科「口臭外来」を受診された方は169名で、このうち、歯科的・内科的に問題もなく、他院でも解決できなかった自臭症と診断した患者さんは139名(82.2%)歯科的原因と診断した他臭症患者は19名(11.2%)内科的問題が原因だった患者は1名(0.6%)でした。
2.2000年4月の段階で、自臭症と診断し治癒しメインテナンスに移行している患者は54名(38.9%)、治療中の患者は44名(26.0%)、診断だけを依頼した患者(治療はしない)21名(12.4%)、治療中断者は20名(12.4%)です。
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通常、どんな医院も、自分の治療成績については、明らかにすることはありませんが、これが現在の状況です。
治療中断者が20名いることは、まだまだ、私の未熟を物語るものです。
ただし、治癒率100%になるように、私からは決して、患者を見捨てることはありません。
この中断者がどうして、来院されなくなったかについては調査していません。
距離的問題や、治療に対する失望があったのかもしれません。
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治療費については、殆どが、最低必要経費を負担して頂いています。
それでも、赤字が実体です。
利益を追求するなら、大変高い治療費になります。
初期費用5000円と2回目からはカウセリング費として3000円。
治療において、使う製品については、販売価格の通りか、私が入手に必要とした代金のみ、独自に作成しているものについては実費請求、試験的に導入するものはすべて、治療成果の有無に関係なく無償で行っています。
その後の、インターネットを利用した指導や、相談は、すべて無料です。
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(治療期間)
これは、最大3ヵ月を目標にしながら、2週間を一つの治療期間として、行います。
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(受け入れについて)
残念ながら、私も、他の診療(一般歯科)もありますし、別のセクション(一般歯科)での利益を、こちらに投入しているので、口臭治療だけを行うわけにはいきません。
したがって、新規の患者さんはせいぜい一日一人か二人くらいしか受け入れることはできません。
これは、一人の治療に時間がかかる為です。
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以上で、ご理解して頂けたでしょうか?
「自臭症」は必ず克服できると言う確信は持っています。
しかし、必ず治るか?どのくらいの期間で?と改めて、患者さんから詰問された時、正確には応えられないのが本当の所です。
患者さんと同じように、こちらも苦しみながら、試行錯誤しているのが現実です。
でも幸い、様々な取り組みから、成果は上がってきていると思います。
いつの日か、他の医院でも、ある程度の経済的メリットのある治療方法や、そのためにシステムを作り上げることができれば、少しは、私としては、この分野に貢献できるのではないかと思い、努力しています。
現在「自臭症」は深刻です。どうでも良い、誰でも患者でも知っているような、ありきたりの、患者を無視した机上の研究発表をすることは容易です。それよりも、即戦力のある事が必要ではないかとおもいます。
そのためには、効果のありそうなことは、たとえ、馬鹿げたことや、民間療法的な方法も、学術的裏付けを考え、応用していくスタンスです。
とりあえず、この世の中にある全ての口臭に対する方法を網羅してみれば、それ以上は自分で作り出すしかないわけで、頑張っているわけです。
これで、儲けない限りは、自分の理想のことができます。
やっているから、何でも自信を持って書けます。
でもいつかは、儲けたいな・・というのが正直な気持ちですけど、やっぱり、長年苦しんだ人の喜びを目の前にすると、すべての努力が報われます。
自臭症への取り組みは、始まったばかりで、先日アメリカに行って、アメリカの口臭問題事情を視察しましたが、この問題はどうやら、日本独特のような気もします。
以上、2000年6月18日現在のレポートです。
<注>
その後、通院の間隔は2週間おきから3週間おきへと、料金は初診が5000円から2万円へ、再診は3000円から1万円へと変更されています。また、幾つかの製品が新たに開発されました。
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