ほんだ歯科における治療
◆ ほんだ歯科では未成年者は、なぜ、親の同意や同伴が必要か?

◆ マウスコンディショナー


口臭治療の実際--ほんだ歯科における治療手順

ほんだ歯科における口臭治療の最新情報

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ほんだ歯科口臭外来で行っている尿検査の意義

家族や医療機関にも理解されない口臭の問題-ほんだ歯科の取り組み

ほんだ歯科の口臭測定方法について

ほんだ歯科の治療の流れについて(2001年10月の資料)

ほんだ歯科口臭外来治療体験談と官能検査

ほんだ歯科患者の経験談−自臭症が克服されていく過程

口臭を機械的に測定し診断することの難しさについて−ほんだ歯科口臭外来の機械的検査方法について

ほんだ歯科で口臭が治った体験−開さんの場合:口臭外来初診−

ほんだ歯科口臭外来治療体験談と官能検査:続編(開さんの卒業時)

ほんだ歯科治療体験記:開さんの場合(卒業後)

(歯科医師向け)・・・精神科的幻覚による自臭症はほとんど存在しない。新しいリエゾン治療の方向性

ほんだ歯科(及び提携クリニック)の治療終了はどのようにして決められるのか???
   

ほんだ歯科では未成年者は、なぜ、親の同意や同伴が必要か?
RE:下にも書き込みしたものです。 匿名2 7/16(金)00:58

この掲示板では親メッセージ作成者か管理者しか「返信」できませんので、新しいスレッドを立たせて頂きました。

「下にも書き込みしたものです。」スレッドより。
>未成年のケースでは親や家族と一緒にカウンセリングしていくのは、本人のためなんです。

とのことですが、このケースにおいては、口臭の治療よりも、家族に打ち明けることの方が当人にとって重要で、それゆえに家族同伴で治療を受けれないということではないでしょうか。

まぁ、HONDA先生が家族同伴を義務づけるのは、社会通念上、いたって当然のことかもしれませんが、ただ、それは悩んでいる当人にとっては、かなり冷たい言葉ではないでしょうか。

どうしてもHONDA先生が家族同伴を義務付けるのなら、まずはカウンセラーに家族へ打ち明けることへの不安・苦痛について相談し、それを解消してもらってからにしてはいかがかと思います。>匿名さん

ほんだ歯科では未成年者は、なぜ、親の同意や同伴が必要か? 名前:HONDA 7/16(金)03:46
匿名さんが一杯いるので、誰が誰か混乱しています。
できれば、適当な識別できるようにハンドルネームをつけてください。

>このケースにおいては、口臭の治療よりも、家族に打ち明けることの方が当人にとって重要で、それゆえに家族同伴で治療を受けれないということではないでしょうか。


未成年者は、もっとも、非力だからです。
親に理解を求めようと努力しても、どうやって表現していいかもわからないことが多いし、治療では日常生活の改善や、食生活上の注意などもあるために食事を作ってくれる親の協力なくしては、治療自体が成立しにくいからです。

また、家族とのコミュニケーションがうまくいかず、結局引きこもったり、ときに、リストカットや自殺未遂に追い込まれることもあります。
私は、今までたくさんの悲劇に直面したことがあるし、何十年も悩んできた人たちも、中高生のときに解決してあげれば人生を長く悩まなかったはずだからです。
だから、費用とか時間とか惜しまずに、親の協力や説得を本人に代わってしてあげたいと思うのです。
親を呼べば、本人への説明以外に親のカウンセリングも行なうため、受診時の治療時間(一回の治療に要する時間)も途方もなくかかります。
でも、親の理解と協力さえあれば、本当に早く、短い通院期間で本人を悩みから救うことが可能なんです。

口臭を克服しました 7/14(水)00:17 なお

の書き込みを読んでみるとといいでしょう。
また、口臭対策室の Excellent Breath Project for KANAを読んでください。

いかに親の理解や協力が、大きな力を持つかが理解できます。同時に本人は家族の理解を得るために、すごく勇気のいることがわかるでしょう。
未成年の誰でもが「なお」さんのように強い人ではありません。
弱い人ほど、みんなで助けてあげないといけないからです。
しかし、さすがに、私1人だけでは支えてあげることが、むずかしいからです。

このような方法にいたるまでに、たくさんの失敗や経験をしてきて現在のスタイルにたどり着いているのです。

私も、本当は経営や労力を考えると、したくないけど(受け取るのは同じ料金なのに、たくさんの時間がかかるから)、それでも、最も非力で若い人を助けたいから、やっています。
今解決してあげないと、何十年も苦しむ可能性があるからです。

>HONDA先生が家族同伴を義務づけるのは、社会通念上、いたって当然のことかもしれませんが

社会通念なんか、考えていたら口臭治療なんてできませんよ。考えたこと無いです。

通常歯科治療では未成年一人が来ても治療するのが、社会通念です。
たとえ相手が未成年でも診療拒否は、医療領域の社会通念では許されないことで、時に法によって罰せられることもあります。
口臭治療においては、いかにして効率よく患者を救うかだけを考えないと。
その前では、社会通念も無視することもあります。

>それは悩んでいる当人にとっては、かなり冷たい言葉ではないでしょうか。

なぜ、冷たい言葉なのか理解できないのですが・・・
口臭を克服するためには、時に患者自身に強さが求められます。

>HONDA先生が家族同伴を義務付けるのなら、まずはカウンセラーに家族へ打ち明けることへの不安・苦痛について相談し、それを解消してもらってからにしてはいかがかと思います。

それにも時間と労力が必要です。
その報酬はどうしますか?最低限開業医も生業を立てる必要があります。
通院するのに非常に時間がかかったり、新幹線や飛行機で来る人もいますが、どうしますか?その費用は?
本人を説得するまで、何日もかかることもありますよ。
学校を休んで来ないといけない場合はどうしますか?
その間、家族は不信感を持つかもしれませんよ。その結果取り返しのつかないことになる可能性も高いです。

最善の方法が何であるかを知るは、試行錯誤が必要で、何がその人にとって最良だったのかは、確かにわからないこともあります。
しかし、患者自身も自分のことだから、自分に打ち勝つ勇気や決断も必要なんです。

口臭治療は、一人では解決できません。私にできることは、いかにして患者が自ら、口臭と言う問題に立ち向かえるかを助けていくことしかできません。
そのための治療環境を整えてあげることも仕事と考えています。
解決には、時に多くの専門家の助けも必要です。
そのためのネットワークも作っています。
あくまでも、ほんだ歯科の患者であっても、口臭を治して行くのは、本人の作業です。自分自身で克服していってもらいます。

親の同意や同伴なしに、受診を認めないのは、冷たいことではなくて、患者の為に行っていることです。

このような問題を議論することは、ほんだ歯科の治療方法や私の口臭治療に対する考え方を理解するうえや、口臭にどう立ち向かうかを考えるよい材料だと思います。

とても建設的な意義のある質問だったと思います。



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