<4日目>
 最終日、楽しかったリゾートでのひとときを終えて帰国しなくてはならない時が来てしまった。現地ツアースタッフに”ホテルに8時に迎えに来る”といわれていたのだが8時半になっても迎えはこない。かなり不安になっているとリゾートのマネージャー(日本人)に「こっちの人はのんびりだからもうすぐ来ますよ。まだ飛行機は十分間に合います。万が一こなかったときはこっちで何とかします。」と言われた。確かにのんびりしてはいそうだが、”6時に起こそうか?絶対遅れないでください”と言っていたのはツアースタッフだった。程なくして同ツアー会社の人が迎えに来きたのだが僕達の担当スタッフではなかった。更に僕らのグループのピックアップは予定に入って無いという。ホテルマネージャーが取り合ってくれてツアー会社に無線で連絡を取ったところ忘れられていたらしいことが判明。迎えの車はワゴン車であったためその車できちんと迎えに来てもらった日本人達と一緒に乗り何とか空港までたどり着いた。空港で担当スタッフにであったが一言も謝ることはなかった。担当スタッフは航空チケットのチェックインや荷物のピックアップ方法について説明してくれたが、すでに抱いてしまった不信感のせいかよく意味を把握できなかった。しかし4人いればなんとかなるもので一度マニラで荷物をピックアップしてくださいと言われていたが荷物は航空会社がマニラで成田行きの便に乗せ代えることになっているということだった。

 セブ(マクタン空港)からはほぼ定刻に離陸した。機内食は行きのチョコレートケーキと同じ形で紫のケーキだった。何のケーキかは分からなかったがなかなかのお味であった。

 セブを出る時は晴れていが約500km離れたマニラ国内空港では雨だった。迎えに来てくれたツアースタッフの誘導でバスに乗りマニラの国際線空港へ向かう。狙ったかのように途中外国人が連れて行かれるようなお土産屋さんに連れて行かれた。そこで今回の記念に4人ともイルカの指輪を買った。でもこの指輪を僕達がはめることは無いだろうなぁ。とMくんと話していると、Mちゃんが「じゃぁたいせつに使ってあげようか?」というので丁重にお断りした。ここのお店はディスカウントするとは言っているがもともとの価格が高めの設定である。再びバスに乗り今度は本当にマニラ国際空港に向かう。

 マニラ国際空港で出国手続きをし、買い忘れたお土産を買って出発までの時間を過ごした。(やはり空港内は高めだと思う今日この頃)搭乗口へ行くとまだゲートは開いてなかった。どうやら遅れているようだ。(おまけに時計の針も日本時間より1時間10分程度違う。時差は1時間のはずなのに…。)更に1時間前に出発のはずのJALの成田行きがまだ滑走路に見えている。僕等の乗る便の搭乗ゲートが開いたのは出発の定刻時刻。滑走地点まで行ってエンジンが暖まらないということで離陸するまでかなりの時間が経った。結局離陸したのは定刻より1時間半くらい遅れていた。出発がそれだけ遅れたにもかかわらず成田には30分遅れくらいで到着した。心配していた荷物も何とか無事に荷物受取場所に姿を見せた。税関は結構あっさりしていた。Mちゃんが、最終日に体調を崩し、検疫で”診察してもらうか?”と言われていたがかなり疲れきっていて早く帰りたかったためにそのまま”大丈夫”と答えて過ごした。その後発熱やお腹をこわしたりしていたが現在健康そうである。

 今回の3泊4日の旅の全体的な感想として、けっこう楽しくのんびり過ごせたと思う。最終日のどたばたも今にして思えば良い経験、よい思い出になった。次回行くことがあればサービスのスタッフがしきりに薦めていた「バリカサグ」「アポ」にも行ってみたい。
 そうそう、今回は荷物の関係と安全性の不安もあってVideoCameraは持って行かなかった。今度のときには持っていこうかなぁ。それまでにハウジングを持って運ぶ入れ物を何とかしなくちゃね。

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