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口臭についての考察
◆しぐさを気にする方へ
◆「生理的口臭」についての、文化的考え方
◆口臭は本当に治るのか?(ほんだ歯科における口臭への取り組み姿勢について)
◆治療治療終了後におけるしぐさの問題について
◆ハリメーターの測定値の不安定についてと舌苔除去について
◆先生が気にならないと言ったことについてーどう考えるか?
◆口臭を引き起こさない能力は子どもの時から・・母親の心得
◆口臭は遺伝するか?
◆口臭は5メートル離れていても届くか?
◆口臭は本当に誰でも絶対に治るのか・・・・・・口臭に対する私の考え方
◆世にも不思議な口臭外来
◆口臭の客観的評価を得ることの重要性について
◆嗅覚の特性の不思議について
◆鼻をすするしぐさについて
◆口臭にかんするいじめや、取り巻く社会的背景について−行動心理について
◆自分自身を知り、認めるということについて
◆人のしぐさについて
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ハリメーターの測定値の不安定についてと舌苔除去について
なっぱ 11/2(金)16:40
本田先生の、「可能性のあるものから一つずつ調べていきなさい」という助言で、大学病院の口臭外科に行ってきました。測定器ではかったり歯の状態を調べてみました。測定値は行ってすぐ測ったとき160ぐらいで、歯医者さんが機械でクリーニングした後は、300以上の値になりました。それは、歯磨き粉のにおいのせいでしょうか?歯科の方には異常はありませんでした。歯科の先生に直接息をふきかけて匂いもみてもらったら、やはり「ちょっと口臭があるようですね」といっていました。また、舌苔を歯ブラシで軽くとってくださいといわれましたが、私の今までの経験上、舌苔をとると、よけいその後に苔がたまってしまうのです。あと何回か行って検査する予定ですが、鼻臭のことを話しても、あまり関心がないようだったので少し不安です。
RE: 名前:HONDA 11/4(日)03:16
>測定値は行ってすぐ測ったとき160ぐらいで、歯医者さんが機械でクリーニングした後は、300以上の値になりました。それは、歯磨き粉のにおいのせいでしょうか?
現在の口臭測定器と称されているものは、実際には口臭を測定していません。口の中の一定条件の、特定のガス(揮発性硫黄ガス)について、調べているに過ぎません。参考にはなっても診断的根拠にはなりえないものです。
実際の口臭測定器についても、ほんだ歯科では、国内の数社の開発メーカーをはじめ、ハリメーターを製作しているアメリカのインタースキャン社の技術者たちとも研究開発を行っている関係で、ほとんどのタイプの口臭測定器に関して、その仕組みや構造、特性についてはよく知っています。
まず、機械ごとに微妙に精度が異なっていることと、測定条件が毎回微妙に異なったり、測定方法が再現性のある方法を行いにくいためにそのような、測定誤差が生じていると考えられます。あまり気にしなくても良いでしょう。また、測定機器を扱う術者の測定能力にもよっても不安定な結果になるし、機械のメインテナンスが悪くても同じような現象になります。そのような事情を知らない先生も非常に多いのです。
あくまでも参考程度と考えておくと良いでしょう。
今月、アメリカのインタースキャン社の技術者がアメリカからほんだ歯科に訪れ、日本のメーカー開発者も交えて専門的な研究会議を行います。現在共同で、より進んだ口臭測定器の開発にも着手し始めたところです。
>歯科の方には異常はありませんでした。歯科の先生に直接息をふきかけて匂いもみてもらったら、やはり「ちょっと口臭があるようですね」といっていました。
間違いなく他覚的口臭のある他臭症ですから、通常原因究明はしやすく、原因療法を行えば完治も早いです。
>また、舌苔を歯ブラシで軽くとってくださいといわれましたが、私の今までの経験上、舌苔をとると、よけいその後に苔がたまってしまうのです。
歯科の先生や口臭専門医(歯科系)は、口臭治療の一環として、歯ブラシでの舌苔除去を指導していますが、それが、根本的な解決策にならないことは、指導を受けるまでもなく、あなた同様に、ほとんどの患者がやってきて経験的にもよりひどくなっていることを知っているわけですから、意味のない指導だと思うのですが・・本当に治るのでしょうかね?
わたしは、常に言っている様に過剰な舌苔を物理的に取り除くことは、舌粘膜を過敏にし乾燥を招くだけだし、唾液性状を悪化させるので、治療としては過剰な舌苔が付着していく医学的な原因を除去して健康な舌表面粘膜に改善していくことが根本的な解決策であると信じています。
この概念は、舌苔の状態や舌の状態を診断根拠とする内科や、漢方医、中医学(西洋医学に対する中国の医学体系)では、最も基本的な治療法です。治療で、過剰な舌苔を取るというのは、歯科治療と一般大衆が古くから行ってきた民間療法における一時的対症療法だと考えています。
ほんだ歯科の治療法では、物理的な舌苔除去を禁止しても、一ヶ月ほどで過剰な舌苔ができない健全な舌の状態になっていく人が大半です。
>あと何回か行って検査する予定ですが、鼻臭のことを話しても、あまり関心がないようだったので少し不安です。
受診されているところが「口臭外来」であれば、担当医は口臭治療の専門医のはずですから、治療を受けている以上、あなたの口臭の発生のメカニズムや、理由について聞いてみると良いでしょう。(これが、わからないと計画的な治療は不可能だと思うのですが。。)
方針もなく見込みもなく治療しているとは考えにくいからです。
あるいは、これからの治療法や、見込みについての説明を求めると良いでしょう。
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