「生理的口臭」についての、文化的考え方
口呼吸などについて・・。 名前:みっきー 5/30(日)01:38
初めて書きます。私は高3の女子ですが、どうしても口臭が気になります。歯医者に行ったら、口呼吸のせいで口の中が乾きやすくなると言われました。私の歯は上の歯が下の歯にかぶさっていなくて隙間が出来ます。普段鼻呼吸を心がけているのですが、全然治らないんです。この歯は矯正などしなくてはいけないんでしょうか?
あともう一つ質問です。外国の方はよくキスをしますが、向こうの人は日本に比べて口臭の方は少ないんでしょうか?
口臭についての文化的な考え方・・・若い人達へ−1 名前:HONDA 5/31(月)
01:44
>歯医者に行ったら、口呼吸のせいで口の中が乾きやすくなると言われました。
私の歯は上の歯が下の歯にかぶさっていなくて隙間が出来ます。普段鼻呼吸を心がけ
ているのですが、全然治らないんです。この歯は矯正などしなくてはいけないんで
しょうか?
HONDA式ガム法を行うと簡単に、口呼吸が不可能になります。習慣が身につくまで、ガム法を行うといいでしょう。具体的には口臭対策室を見てください。
>外国の方はよくキスをしますが、向こうの人は日本に比べて口臭の方は少ない
んでしょうか?
例え健康な人でも成人は、一日に何回も他人を不快にする生理的口臭や飲食後の
口臭が起こります。
キスしたり頬ずりしたり、会話の前に必ず顔が接近するほど近い距離でスキンシップをするコミュニケーション文化を持つ白人社会では、キスする位置の息や唾液が臭いことは、社会なルール違反と考えられています。
口臭があることは、その社会で生きていくためには、非常にはずかしいことです。
したがって、誰にでも起こる生理的口臭についても、いろいろなシステムを使って積極的にブレスコントロールする習慣を持っているのです。
アメリカのコンビニに行くと、はっきりと「ブレスケアー」と書かれたシステム化された商品群がいかに多いかわかります。(残念なことに、その大半は日本の薬事法という法律のために輸入も生産販売もできませんが)
何もしなかったら、欧米人の息もアジア人と同じように近い距離では臭いです。
(白人でブレスケアー習慣のない民族の臭気をチェックした経験がありますがアジア人や日本人と異なる特有の悪臭=牛乳が腐ったような臭気,があります。)
ちなみに韓国人と日本人でも近い距離での生理的口臭は異なる臭気がします。
欧米人は、歯ブラシや歯磨きを使ってプラークコントロールする習慣と並行して、特殊な歯磨きや洗口剤やミントガムなどを組み合わせて常に人為的に無臭にブレスコントロールする習慣や文化を持っています。
日本人をはじめアジア民族においては、欧米から輸入された文化である、歯ブラシや歯磨きを使い続けて人為的にプラークコントロールする習慣が、第2次世界大戦後、一般的に当たり前の文化として根付きましたが、近い距離では他人を不快にする生理的口臭については、無臭をコントロールする文化や考え方を持っていないのです。不思議なことに世界一歯磨き剤や歯ブラシなどが出回っている日本は先進諸国の中では口の衛生状態は最悪だし、歯の保有率も最下位に近いです。=発展途上国並です。80歳で5本くらいしか歯がありません。(大半は自然に抜けるのではなく歯医者で抜かれてしまう)
生理的口臭は、他人を不快にする病的口臭と同じく真性口臭である、と自ら分類する従来から口臭を研究している日本の学者ですら、生理的口臭を「治療の必要性のない口臭」と定義しているので、多くの口臭治療を専門とする口臭外来でも日本の歯科医たちも、患者がいくら悩んで来ても「気にしない」ように説得するか「大丈夫」としかいえないのです。
あまりしつこく言い過ぎると精神病院に送られるだけです。このような考え方は、欧米では誰も認めない考え方です。
でも、口臭治療を希望してくる患者の大半はデンタルIQが非常に高くて、生理的口
臭や自分の口臭が気になってやってくる人が大半なのですが・・・
というよりも、彼ら(日本の学者や従来の口臭治療専門外来)の文化的センスは、多くの生理的口臭にも悩む人達とは異なる文化的な意識なのです。(アジア人だから仕方ないのですが・・)
これからは、日本人も欧米に行ったときに口臭で差別を受けないように(通常、民族が違えば、欧米人も寛容的ですが、陰では迷惑に思われています。=実際に口臭を治療しているアメリカの先生や口臭産業界の人達から、日本人はメキシコ人なみに口が臭いと聞いたことがあります。・・これって、かなり差別的で、アメリカの南部に行った時は、「日本人は口の臭い黄色いサル」と言った人がいました。=私は口臭を治療していることを知っているので、本当のことをはっきり言ってくれたのですが、かなりカルチャーショックを受けたし、悔しかったですね。アメリカでは口臭のことを人に言う場合は、最もひどい相手を打ちのめすことになるのでタブーといわれています。)
おそらく私に言ってくれた人は、「お前は、日本で口臭に無頓着な日本の文化意識を変えてくれ!」と託された気がしました。したがって、ほんだ歯科の卒業基準は、欧米人もびっくりするほど厳しいのです。(彼らへの仕返しと思っています。いかに、アメリカで口臭治療医として悔しい思いをしたかがわかってもらえるでしょう。)
口臭についての文化的な考え方・・・若い人達へ−2 名前:HONDA 5/31(月)
02:05
健康であっても日常的に発生する他人を不快にする生理的口臭についても、理屈
を理解して、他の匂いでごまかすのではなくて、 Excellent Breath(究極の無臭の息)を、自らコントロールする文化的な意識を持つことが大事です。
先進国として欧米人から馬鹿にされない文化的な意識を持って欲しいと思います。欧米人たちに、日本人とキスしたりして近い距離で話すたびに幻滅を感じさせてはいけないと思います。
テレビで外国の家庭にホームステイする「うるるん滞在記」を見たりすると、彼らのコミュニケーション文化をよく理解できます。あるいは、英語圏にホームステイした経験のある人なら痛切に思うと思いますが、欧米では、常にキスしたり抱擁した位置で挨拶します。家庭でもいくつになっても、おばあちゃんは孫からお休みのキスを受けます。臭かったら嫌われます。)
もしも、彼らのコミュニケーションスタイルが明日から日本で行われるとしたら、どれくらいの人が自信あるでしょうか?
ほとんどの人は、口元から30センチ以内の息は臭いのが日本人の姿です。
口臭対策室をしっかりと読んで、近い距離でしばしば発生する生理的口臭についても、いつも気にしながらコントロールしないといけません。気をつけていないと、いつ発生するかわからないからです。
欧米人はいつも気にしながらコントロールしています。
よく、「生理的口臭は誰にでもあるから気にしないように」言う人がいますが、あなたのように若い人は、これからさらに国際化が進むので、神経質なほど気にしてきれいでいて欲しいです。
そのためのノウハウを常に提供していきますから・・
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