自臭と他臭
◆ 意識すれば感じる自分の口臭・・自臭症の起こり始め・・嗅覚閾値と自意識・・どうすればいいか?

他臭症の深刻な事例は、自臭症の深刻事例と似てくる。口臭が家庭崩壊をもたらす危険性

自臭症について-口臭とは?

自臭(鼻臭)が起こるメカニズム

鼻臭が起こるメカニズムと対応(図入り)

自臭症の典型的なパターン

仮面他臭症

自臭症について

自臭症の謎と問題

仮面他臭症の考え方

他人の病的口臭について

仮面他臭症について

自分の臭気はわからないのに他人の臭気はなぜわかる?−自臭症の謎

妻の口臭

国民の大半の人は自臭(自覚的口臭)に不安がある。国民の大半はプチ自臭症

口臭患者の大半を占める自臭症とはなにか?その本質について

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みんなが、気にしている口臭(自臭)は、多くの口臭外来では治療対象外!!

他人には理解されない自覚的口臭・・・・自分の臭気は他人は自分とは違うように感じている

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自臭症の人は臭いを感じることが出来ても、他人はなぜわからないことが多いのか?自臭症の人の嗅覚の不思議

   

自臭症について
わかんない・・・ 名前:あお 11/6(火)18:39 

何が本当なのかわかりません。
私の両隣で話をした人は2人とも鼻をおさえました。
その10秒後くらいに、この悩みを知ってる友達に聞くと
「全然、においしないよ」といわれました。
とても嘘を言ってるようには見えませんでした。
そのすぐあと話をした人は鼻をすすってました。
結構、いろんな人ににおいのことで悩んでいることはいっていて
ときどき聞いているのですがにおうといわれたことは今のところ
ありません。
でも、日常生活ではくさがられてします。
過去のトラウマにとらわれているんだ、と
自分に言い聞かせようとしても今日のように
みんなに疑わしい態度をとられると
やっぱりみんなにくさがられていると感じてしまいます。
遠くにいていくらなんでもそこまでにおいは届かない
というところにいても私の顔を見ただけで鼻を押さえる人も
何人もいます。(これは私と話をしたことがある人限定でです)
それなのに、いろんな人にかいでもらっても
一度も「におう」といわれないし、
今日のように疑わしいときに聞いても「におわない」といわれたり
なにが本当なのかわかりません。
もちろん、友達には信頼をおいているので嘘はないとしんじています。
でもほかの人はみんなくさがってます。
真実が見えません・・・。

RE:わかんない・・・ 名前:HONDA  11/7(水)02:59
何回も書いていますが、口臭の悩みのもっとも大きな原因は、本人自体が、他人がどのように感じているかがまったくわからないことが問題なのです。
したがって、意識してその根拠を探す結果、口臭に反応しているかもしれない人のしぐさや言動に注意をして見るようになっていきます。
しぐさの観察は、意識して類似した行動や言動を探し出すことを常に行います。物を見るとか、聞くと言うことは、とても簡単なように思われていますが、実際はよほど意識を集中しない限りは見えたり、聞こえたりしないのです。多くの人は、物を見ているようで見ていないし聞いてもいないのです。余計な情報は無視されてしまいます。あなたは、今日一日のうちでどれほど見たことや聞いたことを覚えているでしょうか?興味のあることしか残っていないはずです。

今日視覚で捕らえた人の顔をすべて覚えていますか?しぐさについてはすべて覚えているはずです。

人は起きている間、いろいろな情報を視覚や聴力・嗅覚などでの外的刺激を受け入れていますが、すべて覚えているわけではなく、むしろ、覚えている情報量は少ないです。

口臭があるのかどうかと言う観点から常に意識していると、関連する視覚情報はすべて口臭に関係していると思うし、類似した言葉にはすべて反応するようになります。「公衆の面前で・・・」と言われただけでもドキッとします。「何か臭い・・」と言われただけで自分じゃないかとビクッとするし、そのたびに疲れるでしょう。人がくしゃみしたり、鼻を掻いただけでも、臭かったのでは?と考えるかもしれません。実は、こんなしぐさは、日常茶飯事ですが、大半の人は興味がないので、目にはいっていません。実際に我々は、しぐさについて観察を試みたことがありますが、大半の人は口や鼻に手を当てるしぐさを日常的に行っています。その意味についてもインタビューしたことがありますが、においに反応したものは皆無の状態でした。あなた方の視線や意識で他人のしぐさを観察すると非常にたくさんのにおいに反応したと思われるしぐさを観察できます。

しかし、口臭で悩む人たちの思いの大半は、まったく根拠のないことで、あくまでも主観的な判断で、実は、悩む人は「自分には口臭があるはず」と思い込んでいるために、いくら他人が「ないよ」と言っても信じることができないためにとても不安になります。

「それでも、口臭はしているはず・・・」と言う思いがあるからです。したがって、注意深く誰も認めてくれない自分を何とか認めようとするのです。そうでないと、自分自身が口臭を感じている自分を否定しなければいけないパラドックスに陥ります。

したがって、自分を安心させるために、都合よく口臭に反応していると考えることで、自分自身を肯定していこうとしていき、「やっぱり、口臭があるのだ」と考えてしまうことによって、誰にも認められない口臭について再認識して自分自身を納得させようと考えます。結局自分で自分を認めるしか方法がないからです。

この自己矛盾が行き過ぎると耐え切れなくて、片方の自分を消滅させようとして自殺未遂してしまう患者もほんだ歯科の患者さんには少なくありません。

自己の分離した状態で、こうなると精神的問題に発展してしまいます。

これには、理由があります。自覚的な口臭や、口腔内の不快感を持っていたり、鼻臭を感じたりしているからです。また、誰にでも存在する生理的口臭を受け入れていないことも原因となることがあります。過去の指摘体験がある場合は、性格によってはトラウマになっていることもあるでしょう。

この、矛盾に苦しみ不安を高めていくと、社会生活における精神的生活は低下していき、理解されていない自分自身の孤独感や焦燥感を深めていき精神的問題に発展していく恐れがあり、これらの、自己臭や、不快、生理的口臭に対する積極的な治療を行っていくことが重要なのです。

このような、病態を持つ口臭の患者を私は「自臭症」と分類し、自覚的臭気や生理的口臭に対応する治療を行います。「無臭化プログラム」です。

自分で感じる臭気をまったくゼロにすることで解決します。あるいは、自覚的口臭をコントロールできる能力を養い、できる限り、未然に問題となる口臭の発現を抑止できれば問題は解決します。そのためには抑制された基本的な口腔生理能力の回復が絶対条件になります。

このような人たちは、他人が感じる口臭に悩んでいるのではなくて、自分自身が感じている口臭に対して悩んでいるのです。

しかし、緊張が講じると、この自覚的口臭も緊張時口臭と同様に、条件によっては他人に不快を与える他覚的口臭に発展する可能性が十分に考えられるのです。

そして、それは、周囲に仲のよい友人がいるときではなく、家族がいる時ではなく、専門医がいる時ではない場所で起こるために、なかなか証明することがむずかしいのですが本人だけが知る事実で、理解してもらえることが難しい口臭なのです。

これは、患者さんの動向の調査や口臭発現に対する調査を行って初めてその存在が理解できるのです。ほんだ歯科では綿密な調査を行っています。
したがって、あなたが迷うのも無理のないことです。あなたの主観的口臭と、他人が感じる口臭のレベルや種類は全く異なるからです。

しかし、十分に治療対象になりうる口臭をあなたは持ていると思います。



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