自臭と他臭
◆ 意識すれば感じる自分の口臭・・自臭症の起こり始め・・嗅覚閾値と自意識・・どうすればいいか?

他臭症の深刻な事例は、自臭症の深刻事例と似てくる。口臭が家庭崩壊をもたらす危険性

自臭症について-口臭とは?

自臭(鼻臭)が起こるメカニズム

鼻臭が起こるメカニズムと対応(図入り)

自臭症の典型的なパターン

仮面他臭症

自臭症について

自臭症の謎と問題

仮面他臭症の考え方

他人の病的口臭について

仮面他臭症について

自分の臭気はわからないのに他人の臭気はなぜわかる?−自臭症の謎

妻の口臭

国民の大半の人は自臭(自覚的口臭)に不安がある。国民の大半はプチ自臭症

口臭患者の大半を占める自臭症とはなにか?その本質について

日本人はどのくらいの割合の人が歯周的問題を持っているのか?」

みんなが、気にしている口臭(自臭)は、多くの口臭外来では治療対象外!!

他人には理解されない自覚的口臭・・・・自分の臭気は他人は自分とは違うように感じている

他臭症の人はなぜ自分の臭いが認識できないのか?自臭症の人の口臭は、妄想なのか実在するのか?

自臭症の人は臭いを感じることが出来ても、他人はなぜわからないことが多いのか?自臭症の人の嗅覚の不思議

   

仮面他臭症について
どうしても緊張してしまいます 名前:匿名希望 3/1(金)18:15

初めてここに来て、飲み物の取り方など間違っていたことを知りました。6年程前から周りの人に歯周病が原因で、「くさい、くさい」と言われ、長い時間をかけて治療しました。歯並びが悪く磨きにくかったので(コンプレックスもあり)、その後矯正もしています。ある程度自分の口臭に自信を持てたと思っていたのですが、周りの人は相変わらず鼻を手や紙で覆ったり、1歩下がって会話することがあります。矯正器具をつけていた時は、自分が口に手をあてて話していたので、誤解している人もいるかもしれません。フロスを使うとかぶせている歯の辺りは、匂いがします。しない時もあります。自臭症のページに書いている通り、苦手な人と話さなくてはいけない時には、小さな声になってうまく話せません。職場で大勢の人がいる部屋に入る前には、ものすごくドキドキします。その緊張を隠そうとなるべく笑顔を作っているのですが、たぶん不自然な顔になっていると思います。ある日、苦手な人と話した後に、「臭かった」「下から匂いが吹き上げてきたでしょう?」という声が聞こえてしまい、やっぱり臭いんだと体から力が抜けてしまいました。その後は、「話すと悪いウイルスを吸い込んでしまった」とか「あいつの方を見るな」というような事を言われて、神経過敏になっています。気にしない、自分のことじゃないかもしれない、と自分に言い聞かせながらも、常に悪口を言われているんじゃないかと気になって仕方がありません。親しい人は何も言いませんし、家族にも確かめてもらいましたが、食後以外は臭いと言われません。今では、自分を避ける人が増えてきました。心療内科等に行くべきか迷っているところだったのですが、このページでは効果がないような記述だったので困っています。やはり、先に歯科に行って確かめるべきでしょうか。


RE:どうしても緊張してしまいます 名前:HONDA 3/1(金)18:55
最近急増している病態で、このような患者さんを「仮面他臭症」と分類しています。
最初は、病的口臭を持つ「他臭症」で、この原因となった元の病気(歯周病など)克服した結果、病的他覚的口臭が解決した後にも、口臭に対して強く不安を覚える患者で、その後に「自臭症」へ発展していきます。

「自臭症」の人は、家族や病院では通常会話距離では、認めないのですが、患者さん自身が「口臭を引き起こしてはいけないと思う環境」や「精神的ストレスを受ける局面」で緊張時口臭を感じたり、口中の不快を感じると人に不快を与える口臭に発展してしまう病態です。

多くは、精神的緊張と連動して発生します。
また、元々歯周病だった人は治療後も徹底した専門的管理が必要で、治療が終了したからと言って安心できません。

会社での人間関係や他のストレスも関係しており、すでに、精神的コントロールが難しい状態であることも考えられるので、自臭症への対応と並行して精神的安定を得るために、心療内科受診は効果的です。

心療内科に口臭治療を期待すると期待はずれに終わりますが、自臭的の人の抱える口臭に直接影響を与える、精神的コントロールを期待すると効果的です。

自臭症の対応としては、口臭対策室をしっかり読み、自分なりに取り組むことも可能にしています。

あるいは、大学病院などの自臭症に対応した口臭治療専門機関を受診することと、歯周病はその後の専門的な定期的管理をおこたらないようにすることです。

追加 名前:HONDA 3/1(金)19:01
実際に診療したわけでないので、あなたの口臭が、本当に口由来の臭気だけが問題であったのか、あるいは、呼気(吐く息=胃からのにおいと考えられている臭気)が問題であるかの検証が行われたかどうかの疑問が残ります。

ひどい、歯周病を抱えていた人の多くに、肝臓疾患や、糖尿病など呼気臭気を持つ疾患を持っている人が多いからです。

口臭を考える時は、口の臭気と呼気(息)の臭気も考慮して診断する必要があります。



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