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口臭についての考察
◆しぐさを気にする方へ
◆「生理的口臭」についての、文化的考え方
◆口臭は本当に治るのか?(ほんだ歯科における口臭への取り組み姿勢について)
◆治療治療終了後におけるしぐさの問題について
◆ハリメーターの測定値の不安定についてと舌苔除去について
◆先生が気にならないと言ったことについてーどう考えるか?
◆口臭を引き起こさない能力は子どもの時から・・母親の心得
◆口臭は遺伝するか?
◆口臭は5メートル離れていても届くか?
◆口臭は本当に誰でも絶対に治るのか・・・・・・口臭に対する私の考え方
◆世にも不思議な口臭外来
◆口臭の客観的評価を得ることの重要性について
◆嗅覚の特性の不思議について
◆鼻をすするしぐさについて
◆口臭にかんするいじめや、取り巻く社会的背景について−行動心理について
◆自分自身を知り、認めるということについて
◆人のしぐさについて
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口臭の客観的評価を得ることの重要性について
口臭対策に取り組み中です
名前:さよりこ 8/18(日)01:14
ほんだ先生、りえ先生、こんばんは。 7月に「自分の口臭の原因がわかりません」というタイトルで 書き込みをしたものです。 (以前のペンネームを忘れてしまいました。 違う名前で投稿していたかもしれません、すみません)
丁寧なお返事をいただき誠にありがとうございました。 先生のアドバイスに従い、少しずつ口臭対策室のコンテンツを 読み進めながらできることから、進めています。 ●ハミガキ法 ●ガムを噛んで口呼吸にする ●舌磨きを辞める ●口が渇いたら水を飲む ●舌運動 など。
遠方に住む彼氏に口臭を指摘されたのですが、 「身近の家族や友人に口臭を聞いてみなさい」との 先生のアドバイスだったので、 姉(両親は遠方に住んでいるため)、 非常に近しい友人、職場で一番に身近にいる同僚など、 聞きやすい人に聞いてみました。
けっきょく、その誰もが 「特別な臭いはしない。今まで臭うなんて 思ったこともなかった、気にしすぎ」との答えでした。 また「疲れているときは、誰だって臭くなる。 その友達に指摘されたのは、たまたまそういう 時だっただけとちがうか」 とも、何人かの友人から言われました。
自分の鼻を私の口の前まで持ってきて 臭ってくれた姉と友人は、 「そりゃ、ここまで近づけば、 多少は臭うかもしれないけど、 それは誰にでもある臭い」とのことでした。
先生のおっしゃったように、 私の場合、常に臭っているのではないようです。 少し安心したのもあり、 人と話ができなくなるくらい必要以上に 気にせずに過ごせるようになりました。
ただ分かったのは、 非常に臭いに敏感な人とそうでない人が いるということです。 私自身、他人の臭いに敏感です。 それで、私のことを「臭わない」と言った友人に、 同じく身近にいる人で口臭がきついと私が感じている人Aさんは 臭うかどうか聞いてみると、 「Aさんも臭わない」とのことでした。 私の臭いを指摘した人は、 Aさんのことも臭うと感じていたようです。
友人とそれ以外の汗や体臭の臭いの話になって、 個人個人で気になるタイプの臭いも 違うんちゃうかという話にもなりました。
以前質問させていただいたときは、 「もうどうしたらいいのかわからん!」と かなり落ち込んでいたのですが、 今は、上記のような状態で、落ち着いています。 少しずつ取り組んでいます。
でも、いまだ気になることは気になるので、 次回の予約時にチャレンジして、 ぜひ、ほんだ先生の診察を受けさせていただきたいと 考えています。
アドバイスありがとうございました。 また、その後の報告をさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
口臭の客観的評価を得ることの重要性について
名前:HONDA 8/20(火)12:07
非常に貴重な経験をされたと思います。 ここでアドバイスを受け、それを素直に受け入れ、忠実に実行されたことは非常に評価できることです。
ほとんどの人は、掲示板でアドバイスを受けても自分の都合の良い部分だけを実行したり、おおよそ、従来の常識から考えると口臭とは関係ないような日々の生活上の指導などについては、なめてしまって実行しない人が多いのです。 実際の診療では、どんな些細なことでも患者は実行されます。その結果非常に短期間に無臭の息をコントロールできるようになります。
もう一つ大切なことは、自臭症の本質的な問題である、自分の口臭を客観的に評価していくことです。
これが一番難しく、ほとんどの人が主観にこだわり「しぐさ」に頼ろうとしたり、その癖から抜け切れなくなり、精神的問題に発展している場合は、しぐさから考える主観にこだわってしまい、客観的評価自体を受け入れることが不可能になったり、結果として精神的不安がコントロールできなくなり、口腔生理に直接影響を与えてしまうことです。
周囲の人に、自分の口臭について聞くことは専門の病院に行って、高度な口臭測定器による判定を受けるよりも正確に客観的な評価を得ることが可能です。
いくら大学病院で、精密な機械的な口臭測定を行ってもらったとしても、それは正確な客観的評価と言えません。 ほんだ歯科には、現在世界に存在する測定機器の全てと開発中の測定機器も使用して口臭ガスを測定しますが、それでも確実とはいえず、結局は自分たちの鼻で臭うことが一番正確です。
周囲の身近な人に聞けば、ほとんどの場合は、あなたが経験したように親身になって口臭を評価してくれます。
ここで大切なことは、せっかく周囲の人に意見を聞けても、それを受け入れることができるかどうかが大きな分岐点です。 受け入れることができる時は、精神的には問題ないでしょう。受け入れることができない場合は、精神的な問題に発展している可能性と、もう一つは気になっている口臭の種類と、他人が感じる口臭の種類に食い違いがある場合です。
精神的問題に発展していると考えられる場合は、心療内科医の協力が必要になります。
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