口臭についての考察
しぐさを気にする方へ

「生理的口臭」についての、文化的考え方

口臭は本当に治るのか?(ほんだ歯科における口臭への取り組み姿勢について)

治療治療終了後におけるしぐさの問題について

ハリメーターの測定値の不安定についてと舌苔除去について

先生が気にならないと言ったことについてーどう考えるか?

口臭を引き起こさない能力は子どもの時から・・母親の心得

口臭は遺伝するか?

口臭は5メートル離れていても届くか?

口臭は本当に誰でも絶対に治るのか・・・・・・口臭に対する私の考え方

世にも不思議な口臭外来

口臭の客観的評価を得ることの重要性について

嗅覚の特性の不思議について

鼻をすするしぐさについて

口臭にかんするいじめや、取り巻く社会的背景について−行動心理について

自分自身を知り、認めるということについて

人のしぐさについて
   

人のしぐさについて
口腔内生理機能 名前:イエイ 12/25(水)23:54 

ホンダ先生こんにちは。わたしはかれこれ6年間口臭で悩んでいます。口臭を他人に指摘されて以来、「口を手でおさえてしゃべる」状態に陥っています。なので、わたしのしゃべり方にみなさん(他人)は???に感じるようです。今は学生なのでこのしゃべり方が「変」で通りますが、社会人になってからはさすがにこの「手で口を覆う」状態では社会に認められません。なので非常に悩んでいます。現に、アルバイトで上司に何度となく注意されていますが、理由が「口臭」なので、どおにもなりません。手で覆ってしゃべってるせいか、他人に「臭い」はわかりずらくなっているので、わたしの奇妙なしゃべり方は単なる癖と解釈されています。ちなみにわたしの口臭は「刺激臭」がするのです。原因はなんでしょうか。


しぐさについて・・・・・ 名前:HONDA 12/26(木)01:57

>口臭を他人に指摘されて以来、「口を手でおさえてしゃべる」状態に陥っています。

口臭で悩む人は、他人が口や鼻に手を当てるしぐさを見て、自分の口臭に反応している=自分が臭い・・と考えます。

ほんだ歯科には、虫歯や歯周的問題を抱えた一般患者(普通の歯医者の患者)と、口臭外来の患者が2:1くらいの割合で来られます。

一般歯科治療を受けている、患者の大半の人に、他人を不快にする口臭はありません。叉、それほど悩んでいません。(当たり前ですが)
もっとも、非常に重症の歯科的疾患がある人は、十分会話状態で臭いですが。
これらの一般患者に接して問診する時、ほとんどの人は、口や鼻に手を当てたり、会話中に反り返ったり、目をそらしたり、うつむく人はいません。

しかし、口臭外来の患者は、2人に1人は口や鼻に手を当ててしゃべられるので、私はとても不安になります。(理由は、わざと私の息が届くように、とても近い位置でしゃべるからです。理由はどのくらい患者の口臭が会話によってわかるか知りたいからです。わからないときはどんどん近くなってしまうのです。)
そこで、「私の口臭がくさいかどうか?」尋ねますが、今まで私の口臭が臭くて反応したと答えた人は皆無です。
「自分=患者の息が臭いかもしれないので、私にかかってはいけないと思って」と言う答えが一番多いです。
私は、それとなく会話距離での患者さんの口臭を感じようとしているので、逆効果ですね。
ほんだ歯科は、どんどん口臭を積極的に撒き散らしても良い空間なのです。それなのに隠そうとするのです。(=何しに来たん?と言う感じです。)

>わたしのしゃべり方にみなさん(他人)は???に感じるようです。

口臭が気にならない人から見れば、口や鼻に手を当てている人は、「この人は、よほど口が臭いのかな??」と思ってしまうのです。そういう雰囲気が漂っています。=口臭外来の患者さん。
だから「???」と言う感じに見られるのです。
口臭治療をやったことの無い先生の中には、口臭外来の患者を診て「不気味」に思う先生もいるくらいなのです。

自分から「私は口臭があります」と言うサインを出しているように見えるのです。

あるいは、あなたの周囲の5人に1人位は、あなたのそのしぐさ見て、フリーズしてしまうでしょう。そして、やっぱり自分がくさいのだ・・・とショックを受けるのです。
そして、ほんだ歯科にやってきてこう訴えます。
「イエイさんとしゃべると、イエイさんは臭そうに、鼻や口に手を持っていきます。したがって、私の口臭は非常にきついです。」と・・

逆に5人に1人は、自分の口臭を絶えず気にしているので(意識調査結果によると)、日本人の5人に1人は、絶えず口や鼻に手を当てながらしゃべる癖を持っています。

気にしていない人は、そんなしぐさは目に入りませんが、口臭で悩む人は、じっと、密かに息をするたびに周囲に目を凝らして、誰かが反応していないか?観察を続けるので、すごく目に止まるのです。

もしも、あなたが、誰かと会話する時、相手の人が常に口や鼻に手を持っていくしぐさに遭遇すれば、平気でおれますか?確率的に5人に1人は 会話中やふとした時に鼻や口に手を当てる人が多いのです。

あなたは、ひょっとすると、自臭症患者を生み出している可能性があります。あなたの出会う5人に1人は「常に自分の口臭を気にしている」人であることを、よく覚えておくといいでしょう。
あなたとしゃべる20パーセントの人に、不快な思いや、不安を与え、残りの80パーセントに人からは、あなたにたとえ口臭がなくても、口臭のある人であるということを印象付けているのです。

>今は学生なのでこのしゃべり方が「変」で通りますが、社会人になってからはさすがにこの「手で口を覆う」状態では社会に認められません。

まだ自覚があるだけましですね。新たな自臭症患者を作らないためにもやめた方がいいでしょう。
叉、口臭が無いときでも「口臭」があるように見えるでしょう。
本当に口臭が臭い場合は、いくら口に手を当てても残念ながらばれます。
また、口臭が無いときでも、そのしぐさをすると、普通の人から見れば、わざわざ、「口臭に注意してください。現在あなたに、私の口臭がかかって、迷惑をかけないように防衛しています。」とメッセージを送るようなものです。

>現に、アルバイトで上司に何度となく注意されていますが、理由が「口臭」なので、どおにもなりません。

上司は、そのようなしぐさは、接遇(接客)上見苦しいしぐさですから、当然注意するでしょう。私が上司でも注意します。
お客さんのなかに、口臭で悩む人は5人に1人はいるし、自分の部下(職員)が口臭があるように見られることも、イメージダウンになります。

職種にもよりますが、サービス業で会話マナーは特に厳しいでしょう。

>ちなみにわたしの口臭は「刺激臭」がするのです。原因はなんでしょうか。

まず、最初に疑うのは、一般歯科的な問題です。最寄の歯科医院で精密検査を受けてください。
他覚的病的口臭の最大の原因は、重度な歯科的問題であることが多いです。しかしその場合は、わざわざ口臭治療を行なっている歯科医院に行かなくても、普通の歯医者の治療で問題は解決します。
あなたの場合は、常に気にしているために、さらに、恒常的に緊張時口臭も加算されている疑いがあります。

そのようなケースでは、例え病的口臭を解決しても自臭症に陥ることがあるので注意が必要です。

口臭対策室の記事を全て読むと、何をすべきかがわかると思います。



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