自臭と他臭
◆ 意識すれば感じる自分の口臭・・自臭症の起こり始め・・嗅覚閾値と自意識・・どうすればいいか?

他臭症の深刻な事例は、自臭症の深刻事例と似てくる。口臭が家庭崩壊をもたらす危険性

自臭症について-口臭とは?

自臭(鼻臭)が起こるメカニズム

鼻臭が起こるメカニズムと対応(図入り)

自臭症の典型的なパターン

仮面他臭症

自臭症について

自臭症の謎と問題

仮面他臭症の考え方

他人の病的口臭について

仮面他臭症について

自分の臭気はわからないのに他人の臭気はなぜわかる?−自臭症の謎

妻の口臭

国民の大半の人は自臭(自覚的口臭)に不安がある。国民の大半はプチ自臭症

口臭患者の大半を占める自臭症とはなにか?その本質について

日本人はどのくらいの割合の人が歯周的問題を持っているのか?」

みんなが、気にしている口臭(自臭)は、多くの口臭外来では治療対象外!!

他人には理解されない自覚的口臭・・・・自分の臭気は他人は自分とは違うように感じている

他臭症の人はなぜ自分の臭いが認識できないのか?自臭症の人の口臭は、妄想なのか実在するのか?

自臭症の人は臭いを感じることが出来ても、他人はなぜわからないことが多いのか?自臭症の人の嗅覚の不思議

   

口臭患者の大半を占める自臭症とはなにか?その本質について
また質問ですが。。。教えてください。 名前:トモモ 4/10(木)19:03

簡単なことかもしれませんが、『自臭症』について、詳しく教えてください。なんとなくわかるんだけど、正確に知りたいです。


口臭患者の大半を占める自臭症とはなにか?その本質について−1 名前:HONDA 4/11(金)20:27
第三者(患者以外の人)が会話距離で常に客観的に判定できる口臭を持つケースを「他臭症」と呼びます。
このような患者は、他人が不快に思っている臭気を、自分ではあまり認識できないことが多いです。叉、患者自身は、他人から指摘を受けるまで深刻に悩むことも比較的少ないです。
他臭の原因の大半は、一般歯科的な虫歯や歯周病などによって起こります。
歯科的な問題が全くない場合は、糖尿病や肝臓病などの内科的疾患が原因であることがあります。

反対に、完璧なほどきれいな口腔状態であり、全く歯科的な問題がなく、第三者が口臭を認めることができないにも関わらず、他人の言葉や態度で口臭があると思い込み悩みつづける状態を「自臭症」と呼びます。

でも、ほんだ歯科においては、自臭症の大半の人が口腔生理上の問題を抱えています。(ほんだ歯科では自臭症の定義も考え方も全く従来とは違うのです。)

自臭症という名前は、1987年に日本で最初に本格的な口臭外来を設立された元東京医大歯科口腔外科教授内田安信先生が命名されました。
当時から、口臭外来を受診する90パーセントの人が自臭症であると報告され、そのうち女性は90パーセントであると報告されています。

自臭症の問題は今から15年前も同じ状況で、口臭治療を希望する患者の大半は、一般的な歯科的問題が原因となって起こる病的口臭の人ではないのです。
したがって、大半の口臭で悩む人が、一般歯科では解決できないことが多いのです。(宣伝では、口臭の原因は歯周病や歯科的問題だと誇張されていますが・・・)ほんだ歯科では、自臭症を含む全ての口臭の悩みに対応する治療法が確立しており公開しています。

自臭症は、従来からもっぱら精神科的な問題と考えられ、治療法は、精神科的なアプローチのみで具体的な解決策のないままに今日になっています。

精神科的な治療や診断は歯科医はすべきでないというのが私の考えです。歯科教育では、十分な精神医学を学ばないし、臨床経験すら無いのですから。
歯科医はあくまでも、精神的問題と関係していく口腔生理的問題から解決策を模索すべきなのです。そうでないと誤診につながるし、患者の尊厳を失わせる可能性がありそのことが歯科医療不信につながる危険性があるからです。

1990年代になって、各歯科系大学に口臭外来が設けられましたが、歯科領域で 自臭症は 「仮性口臭」と分類されたり「精神科的口臭症」という風に扱われ、あくまでも、口臭のないことを患者に容認させるか、もしくは、精神科的な治療を行うことが一般的になっているのです。

しかも、あたかも、自臭症患者は、特別な少数の病態のような扱いを受けてきたし、具体的な解決策や明確な治療方針もなかったのです。
したがって、歯科治療と歯磨き指導と舌磨きで完治できると信じている開業医が口臭治療を展開すると、圧倒的多数の自臭症の患者を前にして、なすすべもなく戸惑ってしまうのです。
治せないから、対応に時間がかかるし、患者の信頼を失うし、経済的な損失もこうむるので、誰も積極的に治療しなかったのです。
だから、口臭の問題がこれほど大ブームになっても、積極的に口臭専門治療に取り組む勇気のある開業医は今まで皆無に近いのです。

口臭治療は、口臭自体が大きな関心事になっていて、治療へのニーズが高いにもかかわらず、従来の方法では、長い間開業医にとっては全く魅力のない治療領域だったのです。
自臭症への対応ができなければ、開業医たちは死活問題になるので、普及しないのです。


さらには、生理的口臭で悩む患者も多く、従来から「気にしないよう」に説得する位で具体的な打開策がなかったために、口臭治療に対するニーズは高いにもかかわらず開業医達は、生理的口臭に対しても、なすすべもなく今日に至っているのです。

したがって、口臭で悩む人の圧倒的多数派の「自臭症」患者やその予備軍の人たちの問題は、このような従来の概念で取り組む口臭治療では一般歯科でも「口臭外来」でもなかなか解決が難しいのです。

「自臭症」は、その人の過去に受けた口臭指摘経験と、性格などによって持続的な精神不安が起こり、それによって発生する自律神経的な不調和が、全身の機能を介して口腔生理を不安定にする結果、自覚する口臭や口中の不快が引き金となって起こる自覚的口臭で、これはさらに、時に他覚的な口臭に発展してしまうのです。

口臭患者の大半を占める自臭症とはなにか?その本質について−2 名前:HONDA 4/11(金)20:35
生理的口臭も誰にでもあるものですが、コンディションが良いと無臭になる時もあるわけで、結局自臭症も生理的口臭も、口腔生理に関連する複雑な色々な原因要因を克服し、その人の問題となる口臭(自覚的であれ、他覚的であれ)の発生のメカニズムさえ解析できれば、十分コントロールできるもので、精神的なストレスを抱えやすい個性を認めながら、コントロール能力を引き出して身につけさせると、十分対応できます。

「気にしやすい性格」の人に「気にしないよう」に説得すること自体がナンセンスなんです。
「気にしすぎる」くらい「気にしていない」と、無臭の息は維持できないからです。(ほんだ歯科は、従来方とは180度違う取り組みなのです。)
日本中からやってくる「気にしすぎる自臭症患者」が多いほんだ歯科では治療後は、「こだわりをもって気にしすぎるくらい」口臭にはこだわってくれるので、誰よりも無臭を維持できるようになっていくのです。

自臭症の人は、一部の、精神科医が診断して精神科的治療で完治する妄想症をのぞき、決して存在しない口臭を訴えているではありません。必ず、歯科口腔生理的な問題を抱え込んでいます。

口臭で悩む人なら、聞き飽きてしまい、効果のなかったことを知っている「何でもかんでも歯周病のコントロールや歯磨きは舌磨きに、結び付けてしまおうとする従来の口臭に対する考え方」が偏っているのです。
全身の機能や患者の全てを把握しないと口臭(自臭症)治療は不可能なのです。
一方、広い視野にたって、その人の個性や生活習慣、食生活習慣や心身の状態などを検証していくと必ず原因がみつかり、短期間で解決できるのです。
もしも、一般歯科で解決不能になった時は、口臭対策室を全て読んでみてください。実践に基づく様々なアドバイスや情報を整理しています。ほとんどが自臭症と生理的口臭に関連しています。



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