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自臭と他臭
◆ 意識すれば感じる自分の口臭・・自臭症の起こり始め・・嗅覚閾値と自意識・・どうすればいいか?
◆他臭症の深刻な事例は、自臭症の深刻事例と似てくる。口臭が家庭崩壊をもたらす危険性
◆自臭症について-口臭とは?
◆自臭(鼻臭)が起こるメカニズム
◆鼻臭が起こるメカニズムと対応(図入り)
◆自臭症の典型的なパターン
◆仮面他臭症
◆自臭症について
◆自臭症の謎と問題
◆仮面他臭症の考え方
◆他人の病的口臭について
◆仮面他臭症について
◆自分の臭気はわからないのに他人の臭気はなぜわかる?−自臭症の謎
◆妻の口臭
◆国民の大半の人は自臭(自覚的口臭)に不安がある。国民の大半はプチ自臭症
◆口臭患者の大半を占める自臭症とはなにか?その本質について
◆日本人はどのくらいの割合の人が歯周的問題を持っているのか?」
◆みんなが、気にしている口臭(自臭)は、多くの口臭外来では治療対象外!!
◆他人には理解されない自覚的口臭・・・・自分の臭気は他人は自分とは違うように感じている
◆他臭症の人はなぜ自分の臭いが認識できないのか?自臭症の人の口臭は、妄想なのか実在するのか?
◆自臭症の人は臭いを感じることが出来ても、他人はなぜわからないことが多いのか?自臭症の人の嗅覚の不思議
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他臭症の人はなぜ、自分の口臭が認識できないか?
自臭症の人の口臭は、妄想なのか実在するのか?
自分でわからない自分の臭い
名前:めりい 2/14(金)00:12
以前、「何が原因なのかわからなくなってきました」という書込みをさせていただいたのですが、(丁寧なレスをいただき、ありがとうございました。まだ口臭対策室を熟読している段階で、原因の特定はできていません)また先生にお聞きしたいことがあります。 私は他人から何回か指摘されたこともあるので、他臭の口臭があるのですが、自分で自分の臭いを知ることは、病的口臭の場合はやはり不可能なのでしょうか。(自分の場合は胃炎と、もしかしたら耳鼻科的問題があるかもしれない) 起床時や胃の調子の悪い時などは強い口臭が自覚でき、大体どんな臭いなのかもわかるのですが、全く自覚していないのに指摘された(あるいは相手が臭そうな仕草をした)時には自分がどんな臭いを発しているのか全くわからないのです。 口臭対策室にあった、自分の臭いを客観的に知る方法をしてみてもわからないのですが、病的口臭の人にはこの方法は適さないのでしょうか。 以前スーパーで買い物をしていた時、立ち話をしていた中年女性の口臭が、半径3メートルぐらい臭っていたことがあります(うんこ臭のようでした)。女性が話をやめて去っていっても、1分くらい臭いが残っていました。 その他にも何回か同じような口臭を嗅いだことがあるのですが、 他人のそういった臭いがわかるということと、自分にはその臭いはないということはイコールとはならないのでしょうか。 にんにく臭い人は他人のにんにく臭さもわからないので、そう思ったのですが・・・単純な発想ですみません。
自分の口臭を家族に嗅いでもらえばいいのですが、まだそこまでできなくて・・・自分の臭いを知る方法、何かないでしょうか。
他臭症の人はなぜ、自分の口臭が認識できないか?自臭症の人の口臭は、妄想なのか実在するのか?
名前:HONDA 2/14(金)02:08
>自分で自分の臭いを知ることは、病的口臭の場合はやはり不可能なのでしょうか。(自分の場合は胃炎と、もしかしたら耳鼻科的問題があるかもしれない)
常にある臭気については、本人は嗅覚は麻痺(鈍化)するために、自分では知ることができません。
>起床時や胃の調子の悪い時などは強い口臭が自覚でき、大体どんな臭いなのかもわかるのですが、
病的口臭の人も、常に一定レベルにある口臭の臭気は自覚できませんが、さらに、その口臭のレベルも変化しているので、変化した時に自覚できます。
>他人のそういった臭いがわかるということと、自分にはその臭いはないということはイコールとはならないのでしょうか。
嗅覚は、たとえ麻痺していても、それは、あなたが常に持っている臭気に対して麻痺しているだけであって、本来の機能が麻痺しているのではありません。異なる嗅覚刺激に対して、待機しているのです。
したがって、自分自身の常にある臭気については、新しい刺激ではないために認知できないのですが、他人の臭気については、新しい嗅覚刺激なので認知できます。
嗅覚は、五感の内でも生命維持に非常にかかわっている感覚で、常に新しい刺激に対してのみ、反応できるようになっているのです。 同じ種類の臭気が続けば、無視(鈍化して麻痺し、嗅覚細胞は休息し次の刺激に準備する)してしまうのです。
よく、自臭症の人が、一日中口臭をかんじると訴えますが、それはありえないことで、臭気があったりなかったりしているから、臭気のある時にはそれを感じ、結果として常にあるように感じるのです。
感覚には、錯覚という現象が起こります。断続的刺激を受けると持続していると感じるのです。
嗅覚の場合は、自臭症のケースがこれに該当します。
視覚では、動きを少しづつ連続的に変えているけれども実際には静止した写真を1秒間に18枚以上見せると、あたかも、像が動いているように見えます。 これが、映画の原理です。 また、赤と白の小さな点を集合させると、点の集合と認識せずにピンク色と認識します。
これらは、全て非連続ですが、連続したように感じる錯覚です。
つまり、自臭症の人は断続的な口臭を引き起こしていることの証明になるのです。 もしも本当に常に口臭があれば、全く感じなくなるのです。
これが本当に他人が不快に思う口臭を持つ人の悲劇です。周囲の人はよく知っているのに、本人だけが、実感としてわからないのです。
したがって、一見口臭がないようにおもえる自臭症の人も、この嗅覚特性を考えると実際に、断続的に感じている口臭が存在しており、妄想では無いのです。
>にんにく臭い人は他人のにんにく臭さもわからないので、そう思ったのですが・・・単純な発想ですみません。
ニンニクはニンニクに含まれる共通した臭気物質が臭気を引き起こしているので、同じ臭気に対しては、麻痺しますが、口臭ガスは400種類の臭気物質の混合ガスですから、人ごとに臭気の種類が違うのです。厳密には、1人づつ口臭の臭いが違うからです。
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