○この世の最大の不幸は、貧しさでも病気でもありません。自分が誰からも必要とされないと感 |
じることです。(1952年、「死を待つ人の家」開設の際)
|
○私は受賞者に値しませんが、貧しい人々に代わって、この名誉ある賞をいただきます。私は、 |
社会に望まれず、愛されず、顧みられていないと感じているすべての人々。社会の負担となっ |
て皆から避けられている人々。おなかをすかせている人々。障害者。盲人。ホームレスなど。 |
こうした人々の名において、ノーベル賞を受けることを、ありがたく思っています。 |
(1972年12月、オスロのノーベル平和賞授賞式で)
|
○愛は家庭から始まります。まず家庭の中で不幸な人を救いなさい。両者が愛し合い、母親が家 |
庭の中心となりなさい。平和とうるおいの家庭が築けたら、隣人を愛しなさい。自分が自分の |
家庭が、愛に満たされなければ隣人を愛せません。(1981年4月、初来日の際)
|
○日本人はインドのことよりも、日本のなかで貧しい人々への配慮を優先して考えるべきです。 |
愛はまず手近なところから始まります。(1981年4月、初来日の際)
|
○人間にとって最も大切なのは、人間としての尊厳を持つことです。パンがなくて飢えるより、 |
心や愛の飢えのほうが重病です。豊かな日本にも貧しい人はいると思いますが、それに気づい |
ていない人もいるでしょう。(1981年4月、初来日の際)
|
○原爆は、悪魔の行為です。核をつくった人、使った人は、どういう結果をもたらすか、資料館 |
を見てほしい。(1982年4月、再来日の際、長崎の原爆資料館で)
|
○すべての祈りを神戸のためにささげます。神はこの悲劇から何か良いことを導いてくださるで |
しょう。(1995年1月、阪神大震災の被災者へのメッセージ)
|
○人生は愛すること。そして、愛されることの喜びそのものです。愛は「与えること」で、一番 |
良く表現されうるのです。そして、いま学びにあるあなた方は、この「与えること」が痛むま |
で「与えること」を学ぶのです。何故ならば、これこそが本当の愛の証だからです。 |
(上智社会福祉専門学校・創立25周年記念誌へのメッセージより)
|
○若すぎる死です。神様のやり方がわからない(1997年9月、ダイアナ元英皇太子妃の死去 |
を知って) |